6月24日開始、UPSIDERのAI経理サービスで中小企業の経理を効率化

UPSIDERが新たに提供する「UPSIDER AI経理」

2025年6月24日、株式会社UPSIDERは新たな経理業務支援サービス「UPSIDER AI経理」の提供を開始しました。このサービスは、AI技術を駆使して経理業務を代行し、月次決算の自動締めや試算表、経営レポートの提供を行うものであり、特に中小企業の経営者にとって大きな助けとなることが期待されています。

「UPSIDER AI経理」は、すでに350社以上に導入されており、月次決算の自動化を通じて業務の大幅な削減と経営判断の迅速化を実現しています。これにより、中小企業の経営者は本業に専念でき、士業や金融機関も本来の専門業務に集中できる環境が整います。

「UPSIDER AI経理」の背景と目的

中小企業では、経営者が経理や総務といったバックオフィス業務を兼務することが一般的です。中小企業庁の調査によれば、経営者の約75%が財務・会計や労務管理に直接関与しており、特に従業員100名未満の企業では約8割が「経理1人体制」となっています。このため、業務の属人化やリスクが高まる現状があります。

士業や金融機関も同様の課題に直面しています。記帳代行や証憑整理などの業務は低単価で負荷が高く、業務が忙しくなる原因となっているという声もあります。UPSIDERは、これらの構造的な課題に対し、AI技術を活用した「UPSIDER AI経理」を開発しました。

UPSIDER AI経理の機能と利点

UPSIDER AI経理は、AI技術と人的オペレーションを組み合わせたハイブリッドなサービスです。具体的な機能としては、以下のようなものがあります。

• 記帳業務の自動化
• 請求書発行の代行
• 証憑整理の自動化
• 振込補助業務の代行
• 月次決算レポートの作成

これにより、企業は経理業務を一気通貫で代行してもらうことができ、業務の効率化が図れます。また、士業や金融機関も専門業務に集中できる環境が整うため、全体の業務効率が向上します。

UPSIDER AI経理の導入実績

「UPSIDER AI経理」は、2025年2月から試験的に提供されており、すでに350社以上が導入しています。月額9,480円（税込10,428円）から利用可能で、特に上場企業にも導入される品質と安全性を誇ります。実際に、1社あたり月間約250件の経理処理を実行しており、従業員数数名から100名規模の企業にとっては、実務の大半を任せることができる水準となっています。

UPSIDER AI経理は、2023年に開始した業務自動化サービス「UPSIDER AIシリーズ」の一環であり、社内でトレーニングされたBPO体制が月次業務の正確性と継続性を担保しています。

代表取締役のコメント

代表取締役の宮城氏は、「世界で戦える企業を増やし、日本を再び強くするために、次世代の経営OSをみんなで作る」と述べています。UPSIDER AI経理は、単なる業務の効率化にとどまらず、企業、士業、金融機関がそれぞれの強みを持ち寄り、日本の未来にふさわしい次世代の経営OSを共創することを目指しています。

法人カード「UPSIDER」の概要

UPSIDERは、法人カードとして利用限度額や会計処理などの財務課題を解決するために設計されています。特に、最大10億円以上の利用限度額やバーチャルカードの発行・管理機能が好評で、アクティブな利用企業は数千社以上、利用継続率は99%以上と高い数字を記録しています。

また、決済の前後における管理機能も充実しており、全社的な支出管理の厳格化や経費精算業務の簡略化に寄与しています。

UPSIDERのサービス展開

UPSIDERは、法人カード「UPSIDER」や請求書カード払いサービス「支払い.com」を通じて、80,000社以上の企業を支援しています。さらに、2023年5月にはグロースステージ以降のベンチャー企業に対する融資を進めるための子会社「株式会社UPSIDER Capital」を設立し、2023年11月にはスタートアップ向けデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」の運営を発表しました。

まとめ

UPSIDERが提供する「UPSIDER AI経理」は、中小企業の経営支援に特化した新しい経理業務支援サービスです。AI技術を活用し、経理業務を自動化・標準化することで、企業の業務効率を大幅に向上させることを目指しています。以下に、この記事で紹介した内容をまとめます。

このように、UPSIDER AI経理は中小企業の経営者にとって大きな支援となることが期待されています。今後の展開にも注目が集まります。