2025年6月24日開始|和歌山の小中学校に生理用ナプキン寄贈で安心支援
ベストカレンダー編集部
2025年6月24日 10:55
生理用ナプキン寄贈
開催日:6月24日
カシワバラグループが和歌山県内の小中学校に生理用ナプキンを寄贈
株式会社カシワバラ・コーポレーション(以下、カシワバラグループ)は、2025年6月24日、NPO法人TGP(代表:東尾理子)を通じて、和歌山県有田川町の小中学校10校に生理用ナプキンを寄贈しました。この取り組みは、月経に対する理解促進と支援の一環として、子どもたちが安心して学校生活を送れるようにすることを目的としています。
近年、経済的理由などから生理用品の入手が困難になる「生理の貧困」や包括的性教育の不足が、社会問題として注目されています。特に10代の若年層においては、月経に関する正しい知識の不足や相談環境の欠如が、学校生活や将来の健康課題となることがあります。このような背景から、カシワバラグループは、地域社会のニーズに応える形でこの寄贈を行いました。
生理用ナプキン寄贈の目的と意義
カシワバラグループは、土地開発から建築、修繕・メンテナンス、管理、保険、住宅ローンに至るまで、住まいと暮らしを支える幅広いサービスを展開しています。そして、住環境の向上にとどまらず、すべての人々が心身ともに健やかに暮らせる「生きる環境」の実現こそが、暮らしの基盤づくりの本質であると考えています。快適かつ安全な日常があってこそ、人は本来の力を発揮できるという信念のもと、生活のあらゆる場面に寄り添う支援を大切にしています。
今回の取り組みは、TGPが推進するプロジェクトに賛同したことで実現されました。TGPは、月経教育とナプキン支援を通じて、子どもたちが自らの身体や健康について正しく知り、安心して未来を描ける社会の実現を目指しています。その実現に向けて、企業や自治体と連携しながら全国で活動を広げており、今回の寄贈もその取り組みの一環として行われたものです。
寄贈された生理用ナプキンの詳細
寄贈された生理用ナプキンは、産婦人科医監修の月経に関するメッセージが添えられた収納ボックスに入れて設置されています。これにより、子どもたちが自然と月経について学びながら、必要なときに安心して使える環境が整えられています。
具体的には、トイレに設置される生理用ナプキン収納ボックスには、以下のようなメッセージが掲出されています:
- 「月経は自然なこと。自分の身体を大切にしよう。」
- 「安心して使って、あなたの未来を描こう。」
- 「困ったときは、いつでも頼ってください。」
これにより、子どもたちが心身ともに安心して学校生活を送れるよう、「見えない不安の軽減」につながることが期待されています。
NPO法人TGPの活動内容
NPO法人TGPは、子どもたちへの月経教育を中心に活動しています。代表の東尾理子さんをはじめとするメンバー全員が不妊治療を経験しており、そのなかで「月経や生殖に関する情報を、もっと早く知る機会があればよかった」という想いを強く抱いています。
TGPの使命は、将来の健康や人生設計において重要な“月経”に関する正しい知識を、適切な時期に子どもたちへ届けることです。適切な情報に触れることで、自分の身体と向き合い、ケアする力が育まれ、将来の選択肢を広げることができます。
このような活動を通じて、TGPは子どもたちがより自分らしい人生を描く土台を作ることを目指しています。
カシワバラグループの今後の取り組み
カシワバラグループは、今後も地域社会のニーズに耳を傾け、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に推進していく方針です。具体的には、以下のような活動を継続して行う予定です:
- 地域の教育機関との連携を強化し、月経教育の普及を図る。
- 生理用品の寄贈活動を継続し、必要とされる場所に届ける。
- 月経に関する正しい知識を広めるための啓発活動を行う。
このような取り組みを通じて、カシワバラグループは、すべての人々が安心して暮らせる環境を提供することを目指します。
| 寄贈内容 | 寄贈先 | 目的 | 実施団体 |
|---|---|---|---|
| 生理用ナプキン | 和歌山県有田川町の小中学校10校 | 月経に対する理解促進と支援 | NPO法人TGP |
今回の取り組みは、カシワバラグループが地域社会において重要な役割を果たすことを示しており、今後の活動にも期待が寄せられます。
参考リンク: