6月20日予約開始！ローズ・ベルタン伝記が復刊、18世紀ファッションの秘密に迫る

復刊情報：『ローズ・ベルタン　マリー＝アントワネットのモード大臣』

株式会社アニメイトホールディングスは、2025年6月20日（金）18時00分より、復刊書籍『ローズ・ベルタン　マリー＝アントワネットのモード大臣』の予約を開始します。この書籍は、過去に出版された名作を復刊する「書泉と、10冊」第2シーズンの第8弾として登場します。

この企画は、既に在庫がなく手に入りにくい書籍を、株式会社書泉と出版社、著者の協力を得て再び読者に届けるものです。第2シーズンもいよいよ目標の10冊に迫り、ラストスパートに入っています。

『ローズ・ベルタン』の魅力

本書は、著者ミシェル サポリによるローズ・ベルタンの伝記であり、翻訳は北浦 春香が担当しています。ベルタンは、18世紀ヨーロッパのファッション界を牽引した重要な人物であり、彼女の波乱に満ちた生涯を通じて、ファッションデザインの基礎が築かれました。

ベルタンは、ピカルディ地方の庶民の子として生まれ、パリの高級店で修業を経て、自らの店「オ・グラン・モゴル」を開きました。彼女は、当時のフランス宮廷においてマリー＝アントワネットと出会い、彼女のファッションセンスに大きな影響を与えました。

ベルタンの生涯と影響

ローズ・ベルタンは、モード商としての才覚を発揮し、貴族社会に君臨しました。彼女は「モード大臣」と呼ばれ、自らのセンスを商品として考えた初めての人物とされています。彼女の影響は、ファッションデザインの分野だけでなく、ビジネスの世界にも及びました。

本書では、彼女の生涯を通じて、当時の服飾史やファッションの変遷を知ることができます。また、同時代の史料を基に彼女の実像を丁寧に描写しており、歴史書としても価値のある一冊です。

復刊の背景と意義

ベルタンは、これまでのアントワネットの伝記では王妃の奢侈の誘因として描かれることが多かったですが、本書は彼女の真の姿を浮き彫りにします。ファッションデザイナーの祖としての彼女の革新性や、国際的ビジネスウーマンとしての活躍が詳細に記されています。

書泉グランデの担当者、大内さんは、ベルタンが近代フランス革命に至るまでの歴史において非常に興味深い人物であると述べています。彼女は新しいライフスタイルを提唱し、多くの貴婦人を巻き込んでいきました。

商品情報

『ローズ・ベルタン マリー＝アントワネットのモード大臣』の詳細情報は以下の通りです。

「書泉と、10冊」企画の概要

「書泉と、10冊」企画は、過去に出版された名作を適切な価格で提供することを目指しています。著者、出版社、ファンの皆様と協力しながら、名作を再び世に送り出すことに挑戦しています。

第1シーズンでは25作品を再出版し、総計で2万冊以上を販売しました。第2シーズンも現在13タイトルを展開し、合計で11,000冊を超える作品をお客様に届けています。

今後の展望

この企画は一過性のものではなく、書泉の名を冠した定期的なプロジェクトとして育てていくことを目指しています。今後も出版社や著者の協力を得て、さらなる名作の復刊を目指します。

まとめ

今回の復刊『ローズ・ベルタン　マリー＝アントワネットのモード大臣』は、18世紀ヨーロッパのファッションにおける重要な人物、ローズ・ベルタンの生涯を描いた貴重な作品です。彼女の影響力やファッションデザインの歴史を知るための一冊として、多くの読者にとって価値あるものとなるでしょう。

以下に、今回の復刊に関する情報をまとめました。

この機会に、ローズ・ベルタンの波乱に満ちた生涯を知り、彼女が築いたファッションの世界を体験してみることをお勧めします。