2025年6月21日開始！大阪万博で世界初バイオ3Dプリンタ展示

厚生労働省の情報発信事業への協力に関するお知らせ

株式会社サイフューズ（本社：東京都港区、代表取締役：秋枝 静香）は、2025年6月18日14時00分に、世界初の「バイオ3Dプリンタ」の特別展示が決定したことを発表しました。この展示は、厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課が推進する「大阪・関西万博における日本の先進的な医薬品等の情報発信事業」において、日本から世界へ情報発信していくテーマに選定されたものです。

本事業の目的は、日本の医薬品、再生医療、ヘルスケア産業の研究開発力や技術力を効果的に世界に向けて発信することにあります。厚生労働省は、この事業の一環として、2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）のテーマウィークにおいて、国内の有力な最先端技術を有する民間企業数社と協力し、近未来の医療実現に向けた先進的な取り組みを紹介します。

バイオ3Dプリンタの革新と再生医療への貢献

株式会社サイフューズは、独自の基盤技術「バイオ3Dプリンティング」を活用し、再生医療や細胞医療の社会実装に向けた取り組みを推進しています。当社のバイオ3Dプリンタを用いた臨床開発では、世界で初めて患者自身から採取した細胞を用いて製造した三次元神経導管を移植することに成功し、治療効果を上げることができました。このような成果は、産学官一体での取り組みによって進展しており、再生医療等製品の製品開発が順調に進んでいます。

当社の「バイオ3Dプリンタ」や基盤技術を用いて作り出される新たな「3D細胞製品」は、日本発であり、世界初の先進的な技術として評価されています。この技術は、再生医療の実用化・産業化に貢献することを目指しています。

2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）出展概要

2025年日本国際博覧会では、以下のような出展が予定されています。

• タイトル：「HEALTH DESIGN 輝き、生きる。Live Brighter」
• 会期：2025年6月21日（土）～29日（日）10:00～19:00（6月29日（日）10:00～14:00）
• 会場：EXPOメッセ「WASSE」会場北ホール（ブース番号：１）

この博覧会では、再生医療や細胞医療の最前線を体験できる機会が提供されます。特に、6月21日（土）には「Cycamp in Expo」と題した体験型プログラムが開催され、参加者は実際にバイオ3Dプリンタが作り出す再生臓器を体験することができます。

テーマウィークへの参加方法

テーマウィークのプログラムに参加するためには、来場予約や観覧予約は不要です。詳細については、公式サイトを参照することができます。

この万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、世界の健康・医療の質の向上を目指す様々な取り組みが行われます。日本が強みを持つ医療・ヘルスケア分野の先進技術を世界に発信し、持続可能な社会のあり方を示すことが目的とされています。

再生・細胞医療ゾーンの展示内容

会場での「再生・細胞医療」ゾーンでは、以下のような展示が行われます。

1. iPS細胞を用いて作成したミニ腸や軟骨パーティクルなどの実物展示
2. 再生医療に使用する3Dプリンタや実験機器の展示
3. 日本の最新機器や情報に関する展示

これらの展示を通じて、来場者は日本の再生医療技術の最前線に触れることができる貴重な機会となります。

株式会社サイフューズの会社概要

株式会社サイフューズは、証券コード4892 東証グロースに上場している再生医療ベンチャーです。2010年に設立され、細胞のみから立体的な組織・臓器を作製する独自の基盤技術を活用し、病気やケガで機能不全になった組織・臓器の再生を目指しています。

現在、当社は人工足場材料を使用せず、細胞のみで立体的な組織を作製する技術を搭載したバイオ3Dプリンタ「Regenova®（製品名：レジェノバ）」及び「S-PIKE®（製品名：スパイク）」を販売し、再生医療等製品の開発を行っています。また、万博関連の最新情報は、当社のホームページ「CYFUSE FRONT LINE」で確認できます。

まとめ

株式会社サイフューズの取り組みは、再生医療の未来を切り開く重要なステップとなっています。大阪・関西万博における特別展示を通じて、世界中の人々に日本の先進的な医療技術を紹介する機会が生まれます。以下に、今回の内容をまとめました。

このように、再生医療の発展に寄与する取り組みが進められており、今後の展開に期待が寄せられています。