2025年6月調査:おにぎり人気と価格意識の最新動向

おにぎり購買調査2025

開催期間:6月6日〜6月9日

おにぎり購買調査2025
おにぎりってどれくらいの人が好きなの?
調査によると、94.8%の人がおにぎりが好きと回答し、特に30〜50代では「とても好き」が5割を超えるほどの人気です。
値上げしてもみんなおにぎり買い続けてるの?
価格上昇を9割以上が実感していますが、約35%は購入頻度を変えずに買い続けており、需要は依然として高いことが分かります。

おにぎりの人気と購買行動に関する調査結果

株式会社mitorizは、2025年6月6日から6月9日にかけて、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」の会員3,090人を対象に「おにぎりに関する調査」を実施しました。この調査は、日常的に親しまれているおにぎりの購買頻度や手作りの実態、購入時に重視される点や価格意識について、米の価格高騰や食品値上げといった背景を踏まえて行われました。

おにぎりは3割が「週1回以上」購入、「100~130円未満」が理想価格!価格上昇を9割が実感、“購入を控える”と“変わらず買う”で二極化の様相 画像 2

調査結果の概要

調査の結果、以下のポイントが明らかになりました。

  • おにぎりが「好き」と回答した人は94.8%で、特に30〜50代では「とても好き」が5割を超える。
  • 月1回以上おにぎりを握る人は約5割、市販品を週1回以上購入する人は約3割。
  • おにぎり購入時の重視点は「具材の種類」と「価格」が際立ち、商品選択の大きな決め手となっている。
  • おにぎりの価格が上昇していると9割以上が実感しているが、引き続き購入している人も多い。
  • おにぎり1個に払える金額は、コンビニで「100~130円未満」、専門店で「200~300円未満」が多数派。
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おにぎりの好まれる理由

おにぎりが「好き」と回答した人の割合は94.8%に達し、特に30〜50代の支持が厚いことが分かりました。「とても好き」との回答は51.3%を占め、年代別では40代が53.8%、30代が52.5%、50代が52.4%と続きます。これに対し、「あまり好きではない」や「まったく好きではない」と回答した人は1%未満と、ごく少数にとどまっています。

このように、おにぎりは広く受け入れられている食品であり、特に中高年層からの支持が強いことが伺えます。おにぎりは手軽に食べられることから、忙しい日常の中での食事としても重宝されています。

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手作りと市販品の購入頻度

調査によると、自宅でおにぎりを作る頻度については、「たまに作る(月1〜2回程度)」が31.7%で最も多く、「ほとんど作らない」が28.5%、「よく作る(週1回以上)」が19.4%という結果が得られました。これらを合わせると、約半数(51.1%)が月に1回以上おにぎりを手作りしていることが明らかになりました。

一方で、市販のおにぎりを購入する頻度は、「月に1~2回程度」が37.7%で最多であり、次いで「ほとんど食べない(購入しない)」が26.0%、週1回以上購入している割合は29.9%となっています。このことから、手作りと市販品の両方が消費者に利用されている様子が伺えます。

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おにぎり購入時の重視点

おにぎりを購入する際に重視する点について調査したところ、「具材の種類」が76.4%で最多となり、次いで「価格」が69.1%と続きました。この2項目が突出しており、商品選びにおいて大きな決め手となっていることが分かります。

具体的には、以下のような重視点が挙げられます:

  • 具材の種類:76.4%
  • 価格:69.1%
  • ご飯の種類(白米/雑穀/炊き込みなど):30.8%
  • ボリューム感:25.4%
  • 見た目(パッケージ含む):14.6%
  • 添加物や保存料の有無:10.2%
  • 栄養バランス:9.9%

この結果から、消費者は「味」と「コストパフォーマンス」を重視していることが分かります。見た目や成分よりも、実際の食べる際の満足感が重要視されている傾向が見受けられます。

価格に対する意識と行動変化

市販のおにぎりの価格について、「値上がりを感じるか」について調査したところ、「かなり高くなったと感じる」が58.9%、「少し高くなったと感じる」が34.4%となり、93.3%が値上がりを実感していることが分かりました。

値上げを受けての行動の変化としては、以下のような結果が得られています:

  • とくに変わっていない:34.7%
  • 購入する頻度を減らした:32.3%
  • 安い具材のおにぎりを選ぶようになった:23.6%

多くの消費者が価格上昇を実感しつつも、引き続きおにぎりを購入していることが分かります。特に「とくに変わっていない」との回答が多いことから、価格上昇があってもおにぎりの需要は変わらない様子が伺えます。

おにぎりの理想価格

おにぎり1個に払える金額について調査したところ、コンビニやスーパーで購入する場合は「100円〜130円未満」が49.7%で最多となり、次いで「130円〜160円未満」が29.5%となりました。160円未満とする回答は全体の87.2%に達し、手頃さが強く求められていることが分かります。

一方、専門店で購入する場合は「200円〜300円未満」が46.9%で最多であり、「300円〜400円未満」も11.8%と一定の支持を集めています。専門店の品質やこだわりへの期待感から、コンビニやスーパーの2倍程度の価格帯でも許容されていることが明らかになりました。

調査の概要と背景

この調査は、株式会社mitorizが実施したもので、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」を活用しています。調査の実施期間は2025年6月6日から6月9日までで、対象はmitorizのPOB会員3,090名です。調査方法はインターネットによる自社調査であり、平均年齢は50.7歳です。

まとめ

調査項目 結果
おにぎりが好きな人の割合 94.8%
月1回以上おにぎりを手作りする人 約51.1%
週1回以上市販のおにぎりを購入する人 29.9%
重視する点(具材の種類) 76.4%
重視する点(価格) 69.1%
おにぎりの理想価格(コンビニ) 100〜130円未満
おにぎりの理想価格(専門店) 200〜300円未満

この調査結果は、消費者の購買行動やおにぎりに対する意識を深く理解するための貴重なデータを提供しており、今後の市場動向を考える上で重要な情報となります。おにぎりの人気とその価格意識は、消費者の生活に密接に関連しており、今後の市場戦略においても注目されるべきテーマと言えるでしょう。