2025年5月実施 子どものオンラインゲーム利用実態と親の把握状況
ベストカレンダー編集部
2025年6月18日 10:07
子どものゲーム利用調査
開催期間:5月15日〜5月21日

子どものゲーム利用実態調査の概要
アクトインディ株式会社が運営する「いこーよ」は、全国のお出かけ情報を提供するサイトであり、子どものゲーム利用に関する調査を行いました。この調査は、2025年5月15日から5月21日までの期間に、いこーよの会員を対象にインターネットを通じて実施され、400サンプルが収集されました。調査結果は、子どもたちのオンラインゲームの利用状況や、保護者の把握状況に関する重要なデータを提供しています。
本記事では、調査結果から得られた主なポイントを詳しく解説し、オンラインゲームの利用状況や親の認識についての実態を明らかにします。

オンラインゲームの利用状況
調査によると、子どもたちの33%がオンラインゲームを利用していることが明らかになりました。この割合は年齢に応じて変動し、中学生以上ではその利用率が60%を超えることが確認されています。特に、ゲームの楽しみ方が多様化している現代において、オンラインゲームは子どもたちにとって重要な遊びの一環となっています。
以下は、年齢別のオンラインゲーム利用状況をまとめた表です。
年齢 | オンラインゲーム利用率 |
---|---|
小学生 | 約40% |
中学生 | 60%以上 |

親の把握状況とその差
オンラインゲームを利用している子どもたちの保護者に対して、子どもが誰とゲームをしているかを把握しているかどうかを尋ねました。その結果、48%が「だいたい把握している」と回答し、27%が「すべて把握している」と答えました。一方で、25%の保護者は「ほとんど把握していない」と回答しており、約4人に1人が子どもの交流相手を把握できていないという現状が浮き彫りになりました。
年齢別に見ると、把握状況には明確な差が見られます。特に13歳以上の子どもを持つ保護者の35%が「ほとんど把握していない」と回答しており、年齢が上がるにつれて親の把握状況が悪化していることが示されています。これは、子どもが部屋にこもりがちになり、親の目が届きにくくなることが影響していると考えられます。

オンラインゲームの相手について
子どもたちがオンラインゲームを通じて誰と遊んでいるのかについても調査が行われました。最も多かった回答は「保護者が認識している学校や習い事の友達」で、53%がこの選択肢を選びました。次いで「家族・親戚」が39%となり、身近な人との交流が中心であることがわかります。
しかし、「オンライン上で知り合った友達」が32%に達しており、約3人に1人がネット上でのつながりを持っていることが確認されました。この結果は、現実の友達に加え、オンラインでの人間関係も子どもたちにとって重要な存在になりつつあることを示しています。

調査結果のまとめ
本調査を通じて、子どもたちのオンラインゲーム利用状況や親の把握状況について、以下のような重要なポイントが明らかになりました。
- オンラインゲームを利用する子どもは全体の33%、中学生以上では60%を超える。
- 約4人に1人の保護者が子どもが誰と遊んでいるかを把握できていない。
- 子どもたちの3割がオンライン上で知り合った友達と遊んでいる。
今後の調査では、保護者が感じる不安や家庭でのルールづくりについても詳しく見ていく予定です。子どもたちのオンラインゲーム利用の実態は、今後ますます重要なテーマとなるでしょう。
調査項目 | 結果 |
---|---|
オンラインゲーム利用率(全体) | 33% |
オンラインゲーム利用率(中学生以上) | 60%以上 |
保護者が把握している割合(すべて把握している) | 27% |
保護者が把握していない割合(ほとんど把握していない) | 25% |
オンライン上の友達と遊ぶ子ども | 32% |
このように、オンラインゲームの利用状況や親の把握状況は、子どもたちの成長や社会との関わり方に大きな影響を与える要素であることがわかります。今後も「いこーよ総研」は、こうした調査を通じて、子どもたちの健全な成長を支援するための情報を提供していくことを目指します。
参考リンク: