2025年7月開始「こども食堂スタート応援助成」募集開始

地域を支える「こども食堂スタート応援助成プログラム」について

株式会社ファミリーマートは、2025年度の「こども食堂スタート応援助成プログラム」の募集を開始します。このプログラムは、こども食堂を新たに立ち上げる団体を支援することを目的としており、全国のこども食堂の支援を行う「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」と連携して実施されます。

この助成プログラムは、ファミリーマートの店頭募金「ファミリーマート 夢の掛け橋募金」に寄せられた募金を活用し、2025年7月から応募受付を開始します。具体的には、こども食堂を新しく立ち上げる際に必要な費用を助成し、オンライン勉強会も行うことで、地域におけるこども食堂の拡大を支援します。

助成金の詳細と申請方法

2025年度の助成プログラムでは、夏期と冬期に分けて申請を受け付け、合計250団体への助成を予定しています。一団体あたりの助成金額は50,000円で、助成対象期間は2025年7月1日から11月30日までです。この期間内に「1回目のこども食堂」を開催することが条件となります。

• 公募期間（夏期）: 2025年7月1日（火）11:00　〜　2025年8月29日（金）15:00（必着）
• 助成金額: 50,000円/1団体
• 採択団体数: 250団体（予定）
• 助成対象期間: 2025年7月1日（火）～　2025年11月30日（日）

申請方法については、むすびえの公式ウェブサイトで詳細を確認することができます。

こども食堂の拡大と地域への影響

近年、こども食堂の数は急増しており、むすびえが実施した「こども食堂全国箇所数調査」によると、2024年度には全国で10,867箇所に達しました。これは、全国の公立中学校と義務教育学校の数を合わせた9,265箇所を上回るもので、地域におけるこども食堂の重要性が増していることを示しています。

こども食堂は、子どもたちに安全な居場所を提供するだけでなく、地域の人々が集まり交流する場としても機能しています。実際に助成プログラムを活用したこども食堂の運営者からは、地域の多世代のボランティアとの交流や、子どもたちの笑顔が地域に活力を与えているとの声が寄せられています。

実際のこども食堂の声

1. 千葉県・みんな食堂: ボランティアスタッフや利用者が一緒に食事をし、交流を深めることで、地域の助け合いの精神が育まれています。
2. 京都府・ごはんベース MOGUMOGU: ボランティアが子どもたちの通学路での見守りを行い、子どもたちとのつながりが生まれています。
3. 福岡県・こども食堂 かあさん家: 地域の人々が子どもたちを温かく迎え入れ、家族のような雰囲気で食事を共にすることで、地域の絆が深まっています。

このように、こども食堂は地域における重要な役割を果たしており、助成プログラムを通じてさらに多くの団体が立ち上がることが期待されています。

ファミリーマートの社会貢献活動

ファミリーマートでは、1993年から店頭募金を実施しており、2006年からは「ファミリーマート 夢の掛け橋募金」として展開しています。この募金は、地域の社会的な活動を行うNGO/NPOとの「掛け橋」としての役割を担うことを目的としています。

募金は、ファミリーマートからの企業寄付やマッチングギフトとともに、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえをはじめとする4団体に寄託されています。また、大規模災害が発生した際には、募金は災害支援金として活用されることもあります。

お問い合わせ先

「ファミリーマート＆むすびえこども食堂助成」に関するお問い合わせは、むすびえの担当者までメールで受け付けています。件名に「2025年度こども食堂スタート応援助成プログラムについて」と記載してください。

Email: kaisetsu_ouen@musubie.org

まとめ

2025年度の「こども食堂スタート応援助成プログラム」は、地域におけるこども食堂の立ち上げを支援する重要な取り組みです。ファミリーマートとむすびえの協力により、多くの団体が新たにこども食堂を開設し、地域の子どもたちに安全で温かい居場所を提供することが期待されています。

このプログラムを通じて、地域の子どもたちにとってより良い環境が整うことが期待されます。