2025年6月17日リリース、immedio BoxのAIで商談効率化

「リード分析AI機能」の正式リリース

株式会社immedio（本社：東京都港区、代表取締役：浜田英揮）は、ハウスリストマーケティングツール「immedio Box」に新たに「リード分析AI機能」を正式にリリースしたことを発表しました。この機能は、顧客の関心を自動で要約し、商談獲得のための最適なトークを提案します。リリース日は2025年6月17日で、日本経済新聞にも同日掲載されました。

近年、BtoBマーケティングにおいて新規リード獲得が難しくなってきており、広告費や展示会出展コストの高騰、Cookie規制、競合の増加などが影響しています。このような背景から、企業は専任のインサイドセールスを配置し、アウトバウンドやハウスリストへの再アプローチを強化しています。しかし、営業現場では分業体制の限界や人材不足が深刻な問題となっています。

「リード分析AI機能」の開発背景

immedio Boxは、リード不足と人手不足を解決するために開発されました。このツールは、ハウスリストに対してメルマガを送信し、資料の開封時に読者を特定し、一定のページまで読み進めるとポップアップで商談を打診します。これにより、インサイドセールスチームは温度感が高い顧客に対して絞ったフォローアップが可能になります。

「リード分析AI機能」は、提案資料をアップロードするだけで、AIが自動で“誰が・どのページに・どの順番で関心を示したか”を解析し、商談化の可能性が高いリードを可視化します。これにより、営業チームは“本当に追うべき顧客”に対して即座に最適なアプローチを行うことが可能になります。

リード分析AI機能の具体的な機能

この新機能には、以下のような特徴があります。

• 関心状況の可視化
  誰が、いつ、どこを、どの順番で読んだかをリアルタイムで解析します。表面的な閲覧と、商談に近い行動を瞬時に見分けることができます。
• 再現性のある提案活動の実現
  従来の属人化した顧客の温度感の見極めや、提案顧客に応じた訴求内容の最適化が、AIの要約を通じて誰でも実行可能になります。

このように、リード分析AI機能は営業チーム全体に再現性のある提案活動を広げることを目指しています。

今後のプロダクト展開

現在のマーケティング活動では、単に記事や資料を提供するだけでなく、よりリッチなコンテンツを通じて顧客の興味を引くことが求められています。immedio Boxでは既に動画のホスティングが可能となっており、プロダクト詳細やデモ動画の閲覧履歴を可視化することができます。また、資料や動画の公開期間を設定できるため、ウェビナーのアーカイブ配信などにも対応しています。

今後は、リード分析AI機能が動画の分析にも展開される予定です。これにより、顧客の具体的な興味を抽出し、より効果的なマーケティングが可能になると期待されています。

開発者のコメント

開発にあたっては、「速度」と「精度」のバランスを重視しました。提案資料が数十ページに及ぶ場合や、多数のユーザーによる同時リクエストを想定し、最適なモデルの選定に注力しました。また、AIによるアウトプットの手動修正を可能にすることで、ユーザーの使いやすさを重視した機能に仕上げました。

この機能の実装がスムーズに進められた要因の一つは、既に整備されていた資料閲覧ログのトラッキング基盤とデータベース構造が存在したことです。これにより、ユーザーの関心の高いスライドや行動パターンを高精度に抽出することができました。

会社概要とサービス

株式会社immedioは、「未来をつくる出会いをふやす」というミッションのもと、BtoB Web接客ツール「immedio」を提供しています。顧客と作り手の出会いを大切にし、新しい価値を創造することを目指しています。

同社の主なサービスには以下のものがあります。

株式会社immedioは、今後も技術の力を駆使して、顧客の成功につながるプロダクトの進化を目指していきます。