2025年秋から小田急グループでタッチ決済サービス拡大、観光移動が便利に

小田急タッチ決済拡大

開催日:9月1日

小田急タッチ決済拡大
小田急のタッチ決済って何が便利になるの?
小田急のタッチ決済は、カードやスマホをリーダーにかざすだけで乗車でき、切符を買う手間が省けるため、乗り換えや観光地への移動がスムーズになります。
どの交通機関でこのタッチ決済が使えるの?
2025年秋以降、小田急線や箱根登山電車、箱根登山バス、大山ケーブルカー、東海バス、小田急ハイウェイバスの一部路線などで利用可能になります。

小田急グループのタッチ決済サービス拡大について

2025年秋以降、小田急グループに属する6社が、クレジットカードやデビットカード等によるタッチ決済サービスを拡大することが発表されました。このサービスは、小田急線をはじめとした鉄道やバスなどの公共交通機関において、より便利に利用できるようになることを目的としています。具体的には、小田急線、箱根登山電車、箱根登山ケーブルカー、箱根登山バス、大山ケーブルカー、東海バス、小田急ハイウェイバスの一部路線でこのタッチ決済が可能になります。

小田急グループは、すでに江ノ電、箱根ロープウェイ、箱根海賊船で同様のタッチ決済を導入しており、今後は新宿から観光地へのアクセスをさらに便利にするため、沿線の主要駅や観光地内でもこのサービスを導入する予定です。この取り組みは、観光客にとっての移動の利便性を向上させ、インバウンド需要の増加に対応するものです。

2025年秋以降、小田急グループ6社でクレジットカードやデビットカード等によるタッチ決済サービスを拡大!従来からの江の島・鎌倉に加え、箱根での拡充や、大山でも新たに利用可能に 画像 2

タッチ決済の詳細と利用方法

タッチ決済サービスは、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用しています。これにより、ICカードへのチャージや乗車券の購入を行うことなく、手持ちのタッチ決済対応カード(クレジット・デビット・プリペイド)や、スマートフォンで設定されたカードを使用して、スムーズに鉄道やバスに乗車することが可能です。

具体的な利用方法は以下の通りです:

  • お手持ちのタッチ決済対応カードを専用リーダーにタッチするだけで、乗車が可能です。
  • 利用可能な決済ブランドは、Visa、Mastercard、JCB、AmericanExpress、DinersClub、Discover、銀聯(ぎんれん)です。

このタッチ決済サービスは、観光地へのアクセスをより便利にし、特に訪日外国人観光客にとって使いやすい環境を整えることが期待されています。

2025年秋以降、小田急グループ6社でクレジットカードやデビットカード等によるタッチ決済サービスを拡大!従来からの江の島・鎌倉に加え、箱根での拡充や、大山でも新たに利用可能に 画像 3

背景とインバウンド需要の拡大

2025年4月には、訪日外国人観光客が単月で390万人を超え、過去最高を記録するなど、インバウンド需要が急速に拡大しています。小田急沿線の観光地である箱根、湘南(藤沢市、鎌倉市)、大山(伊勢原市)では、年間観光者数が約5,300万人に達しており、公共交通機関の利便性向上が急務となっています。

小田急グループは、2023年4月に江ノ電、2023年8月に箱根ロープウェイと箱根海賊船においてタッチ決済を導入し、インバウンド観光客の受け入れ環境を整備してきました。今後、このタッチ決済サービスが小田急線に広がることで、観光地への移動がよりスムーズになり、観光客の利便性が向上することが見込まれています。

2025年秋以降、小田急グループ6社でクレジットカードやデビットカード等によるタッチ決済サービスを拡大!従来からの江の島・鎌倉に加え、箱根での拡充や、大山でも新たに利用可能に 画像 4

タッチ決済サービスの展開に関する各社の役割

このタッチ決済サービスの拡大にあたり、各社はそれぞれの役割を果たしています。以下に、各社の役割をまとめました:

会社名 役割
小田急電鉄株式会社 鉄道・バス・ケーブルカーの運行、タッチ決済対応設備の整備、企画の実施
三井住友カード株式会社 プロジェクト統括、キャッシュレス決済導入支援、steratransitプラットフォーム提供
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 Visaのタッチ決済に関するソリューション提供
Mastercard Mastercardのタッチ決済に関するソリューション提供
株式会社ジェーシービー キャッシュレス決済導入支援、JCBのタッチ決済に関するソリューション提供
日本信号株式会社 キャッシュレス決済用端末およびシステムの開発・提供
QUADRAC株式会社 交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォームの提供

このように、各社が連携しながら、タッチ決済サービスの導入を進めています。

2025年秋以降、小田急グループ6社でクレジットカードやデビットカード等によるタッチ決済サービスを拡大!従来からの江の島・鎌倉に加え、箱根での拡充や、大山でも新たに利用可能に 画像 5

QRコード認証端末の導入計画

タッチ決済サービスの導入にあわせて、2025年秋以降には小田急線の全駅、箱根登山電車、箱根登山ケーブルカーの一部の駅で自動改札機や簡易改札機にQR認証機能を順次搭載する計画があります。このQRコード認証により、スマートフォン等で表示したデジタルチケットのQRコードを自動改札機や簡易改札機に読み取らせることができるようになります。

また、箱根登山バス、小田急ハイウェイバス、東海バスの一部エリア、大山ケーブルカーにおいてもQR認証端末の導入が予定されています。これにより、小田急線から観光エリアへの移動がより便利になります。

まとめ

2025年秋以降、小田急グループにおけるタッチ決済サービスの拡大は、観光地へのアクセスをより便利にし、特にインバウンド観光客にとっての利便性向上に寄与することが期待されます。タッチ決済とQRコード認証の導入により、公共交通機関の利用がスムーズになり、観光地への移動が一層容易になります。

以下に、この記事で紹介した内容をまとめました:

項目 内容
サービス開始時期 2025年秋以降
対象交通機関 小田急線、箱根登山電車、箱根登山バス、大山ケーブルカーなど
利用方法 タッチ決済対応カードを専用リーダーにタッチ
決済ブランド Visa、Mastercard、JCBなど
QR認証機能搭載計画 2025年秋以降に自動改札機や簡易改札機にQR認証機能を導入

このように、タッチ決済の導入は、公共交通機関の利便性向上に寄与し、観光客の移動をさらに便利にすることが期待されています。