2025年6月16日発表：Marsdyが6.8億円資金調達でDX強化へ

株式会社MarsdyがシリーズAで6.8億円の資金調達を実施

自動+手動ハイブリットのデジタルトランスフォーメーション（DX）ソリューション「AutoDate（オートデート）」を提供する株式会社Marsdy（代表取締役CEO：武藤大揮）は、2025年6月16日にシリーズAラウンドにおいて、エクイティファイナンスおよびデットファイナンスを通じて累計6.8億円の資金調達を実施したことを発表しました。

この資金調達の主な引受先には、フェムトパートナーズ株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、ユナイテッド株式会社が名を連ねています。今回の資金調達により、AI技術の活用を加速し、プロダクト開発体制の強化、組織基盤の拡充、さらには事業拡大に向けたマーケティング投資を推進することを目指しています。

資金調達の背景と市場のニーズ

近年、労働生産人口の減少が続く中、多くの企業にとってDXによる生産性向上は最重要課題の一つとなっています。株式会社Marsdyが提供する「AutoDate」は、企業ごとに異なる複雑な数値管理業務を自動化と人の手によるハイブリッドアプローチで最適化するソリューションです。

2023年秋の前回資金調達以降、同社の顧客数は急増し、年間経常収益（ARR）は2倍以上に成長しています。この成長を後押ししているのが、急速なAI技術の進化です。AutoDateはこれらのAI技術をサービスに取り入れ、自動化可能な領域を拡大しつつ、高い精度を実現しています。

AI技術の進化とDXの重要性

「既存ツールによる業務改善は難しい」という認識が広がる中で、より高度なDXへの要請が高まっています。AI技術を活用した個社に最適化されたDXを実現するAutoDateへの期待が高まる中、Marsdyはさらなるプロダクト開発力の強化や多様なバックグラウンドを持つDX専門家チームの拡充を進めています。

このような背景から、資金調達は事業成長を加速させるための重要なステップとなっています。

投資家からのコメント

今回の資金調達に際し、各投資家からもコメントが寄せられています。

• フェムトパートナーズ株式会社
  • プリンシパル 山田慎吾氏：「AutoDate」は大企業中心だったDXの恩恵を中小企業にも広げる大きなポテンシャルを秘めています。生成AIの進化により、業務の自動化が進む中、Marsdyは重要なポジションを確立しています。」
• 三菱UFJキャピタル株式会社
  • 投資第二部長 田口順一氏：自動＋手動のDXソリューションを提供するMarsdy社は、事務効率化が進まない企業に対し、成長を支援しています。」
• ユナイテッド株式会社
  • 投資事業本部 キャピタリスト 八重樫郁哉氏：AIを含む自動化と人の手を融合することで、多くの企業に現場主導のDXを実現しています。」

代表 武藤大揮のコメント

株式会社Marsdyの代表である武藤大揮氏は、前回ラウンドからの1年強で、AutoDateが顧客のDX推進に貢献し、ARRを倍増させたことに感謝の意を表明しました。また、AI技術の進化がAutoDateの成長に寄与していることを強調し、今後の展望についても言及しました。

「全ての企業の、誰にでもできる仕事を0に。」というミッションを実現するために、調達した資金をもとにプロダクト開発や組織基盤の強化を進める意向を示しています。

経営体制の強化について

今回の資金調達に伴い、経営体制の強化も図られています。新たに鈴木規仁がCOO（最高執行責任者）に就任し、事業オペレーションの強化と全社的な戦略実行を加速することを目指しています。

詳細については、同日発表のプレスリリースを参照してください。

株式会社Marsdyの事業内容と採用情報

株式会社Marsdyは、「全ての企業の、誰にでもできる仕事を0に。」というビジョンのもと、自動+手動ハイブリットのDXソリューション「AutoDate」を提供しています。企業ごとに異なるDXの課題に対し、画一的なツール導入だけでなく、「人の手が必要な作業」と「機械で自動化された作業」を滑らかに繋ぐことで、個社に最適化されたDX化を実現し、日本全体の生産性向上を目指しています。

現在、DXクリエイター、エンジニア、Bizdevなどのメンバーを募集中で、リモートワークも可能です。

会社概要

株式会社Marsdyは、今後もDX市場における課題解決に向けて邁進していくことが期待されます。今回の資金調達を通じて、さらなる成長を遂げることが期待される企業です。