2025年6月10日 芝浦工大とアカリクが博士人材育成で協定締結
ベストカレンダー編集部
2025年6月13日 15:25
芝浦工大とアカリク協定締結
開催日:6月10日

芝浦工業大学とアカリクが連携協力に関する協定を締結
2025年6月10日、芝浦工業大学(以下、芝浦工大)と株式会社アカリク(以下、アカリク)は、在学生および修了者に対するキャリア開発と就職支援サービスの提供に関する協定を締結しました。この協定は、両者の連携を強化し、科学技術やイノベーションに貢献する博士人材の育成を目指すものです。
この協定の締結により、芝浦工大とアカリクは、博士人材の社会的な活躍を促進し、社会の発展に寄与することを目指しています。調印式は芝浦工大の豊洲キャンパスで行われ、両者の代表が出席しました。

調印式と対談の実施
調印式は2025年6月10日に行われ、芝浦工大の山田純学長とアカリクの山田諒代表が参加しました。式典では、両者のトップによる対談も実施され、以下のような重要なテーマについて意見交換が行われました。
- 芝浦工大の特長と強み
- 博士人材育成と教育・研究支援体制
- アカリクから見た工学系博士人材の強みと企業ニーズ
- 近年の博士人材の傾向と活躍の場
- 連携協定に基づく取り組みと両者への期待
- 博士課程へ進学する学生へのメッセージ
対談の詳細は、芝浦工大の公式ウェブサイトおよびアカリクの公式noteにて近日中に公開される予定です。
本協定を通じた取り組み
本協定の締結を受けて、芝浦工大とアカリクは以下のようなキャリア支援施策を展開する計画です。
- 博士学生に特化した就職相談の実施
- キャリアセミナー(民間就職や起業などへ向けて)の実施
- 能力開発のためのワークショップの企画・運営
これらの取り組みを通じて、博士課程の学生に対して多様なキャリアの選択肢を提示し、企業側には芝浦工大の実践的な研究力や人材の魅力を伝える機会を提供します。
協定締結の背景
急速に変化する産業構造や技術革新の中で、理工系の実践的な研究力と課題解決力を持つ博士人材の社会的な重要性が高まっています。これを受けて、芝浦工大は従来からの高い就職実績に加え、さらなる研究力を持つ高度専門人材の育成に注力しています。
今後は博士課程への進学者数を増やし、企業や社会で活躍できる理工系博士人材をより多く輩出することを目指しています。アカリクの持つ博士人材のキャリア支援ノウハウや産業界との豊富なネットワークを活用し、博士課程学生に対して多様なキャリアの選択肢を提供することが期待されています。
芝浦工業大学とアカリクの概要
芝浦工業大学は、東京都江東区に位置し、理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育を提供しています。大学は、豊洲と大宮に2つのキャンパスを有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属しています。2025年には教育体制を再編成し、アジア工科系大学トップ10を目指す方針です。
一方、アカリクは2006年に設立され、大学院生やポスドク向けの就活情報サイト「アカリク」を運営しています。キャリアセミナーの実施や人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など、多岐にわたる事業を展開しています。
項目 | 芝浦工業大学 | 株式会社アカリク |
---|---|---|
設立年 | 1927年 | 2006年 |
所在地 | 東京都江東区 | 東京都渋谷区 |
学生数 | 約9,500人 | N/A |
事業内容 | 理工系教育、研究活動 | キャリア支援、就活情報サイト運営 |
このように、芝浦工業大学とアカリクの協力により、博士人材の育成とキャリア支援が強化されることが期待されています。両者の連携がもたらす新たな取り組みにより、博士人材の社会的な活躍の場が広がることが見込まれます。