2025年6月13日開始 村田製作所の守プロ重機接近検知システムレンタル

村田製作所作業者安全モニタリングシステムの新たな展開

2025年6月13日、株式会社レンタルのニッケンは、株式会社村田製作所が開発した作業者安全モニタリングシステムのオプションとして、重機接近検知装置「守プロ（MAMOPRO）」のレンタルを開始することを発表しました。このシステムは、建設現場における作業者の安全を確保するために設計されており、その実用性と安全性において高い評価を受けています。

本製品は、2025年3月から量産が開始され、今後の建設現場において重要な役割を果たすことが期待されています。レンタルのニッケンは、CSPI－EXPO2025（第7回国際建設・測量展）に出展し、この新しいシステムを紹介する予定です。

守プロ（MAMOPRO）の特長

守プロは、重機接近警報センサーとして最も信頼性の高い磁界検知方式を採用しています。この方式により、接近検知時には作業者や重機操作者に音と光で通知が行われ、検知範囲は360度にわたります。また、検知距離は約4～10メートルの範囲内で設定可能です。

以下は、守プロの主な特長です：

• 作業者に装着するタグは小型軽量で、作業の妨げになりません。
• B接点出力端子を搭載しており、タイマー停止機能として活用できます。
• 取付には重機保有者の同意が必要であり、メーカーや型式により取付けられない商品もあります。

お客様からの要望を実装

守プロは、ユーザーから寄せられた要望を反映した機能を多数搭載しています。特に注目すべきは、起動時の音声ガイダンス機能です。装置は複数の機器をケーブルで接続し、電波受信はアンテナを使用しますが、機器に異常がないかを具体的に示す機能が標準装備されています。

また、作業者に先に警報を通知する機能もあり、タグが先に鳴動することで作業者が検知エリアから離れることが可能になります。これにより、重機作業が効率的に行えるようになります。

主な仕様と安全性の確保

守プロは、安全作業を補助するための装置ですが、完全に事故を防止できるものではありません。事故が発生した場合、株式会社レンタルのニッケンは一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。

以下は、守プロの主な仕様です：

1. 検知範囲：360度
2. 検知距離：約4～10メートル
3. 音声ガイダンス機能搭載
4. B接点タイマー出力機能

クラウド連携と今後の展望

守プロは、作業者安全モニタリングシステム（WMS）とのクラウド連携を実装予定です。これにより、熱ストレスや転倒、落下などの検知が可能になり、管理者は遠隔で状況を把握し、アラートデータを蓄積することができます。これらのデータは、安全性向上に向けた分析や改善に有効活用される予定です。

さらに、現在NETIS登録も申請中であり、今後の展開が期待されます。守プロの名称は、以下の要素から由来しています：

Magnet-field

信頼性の高い磁界検知方式を採用

Monitoring

インターネット監視機能：作業者安全モニタリングシステムと連動

Proximity-Warning

接近検知機能

まとめ

株式会社レンタルのニッケンは、村田製作所が開発した作業者安全モニタリングシステム「守プロ」のレンタルを開始し、建設現場における作業者の安全性向上に寄与することを目指しています。以下に、守プロの主な情報をまとめました。

このように、守プロは建設現場での安全性を高めるために設計された製品であり、今後の展開にも注目が集まります。