5月調査で判明 子どものゲーム利用は3歳から始まりほぼ毎日が過半数
ベストカレンダー編集部
2025年6月13日 11:10
子どものゲーム利用調査
開催期間:5月15日〜5月21日

子どものゲーム利用実態に関する調査結果
アクトインディ株式会社が運営する国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は、子どものゲーム利用に関する調査を実施し、その結果を公開しました。この調査は、全国の「いこーよ」会員を対象に行われたインターネットアンケートを基にしており、2025年5月15日から5月21日の間に行われたものです。サンプル数は400件で、調査の詳細は「いこーよ総研」で確認できます。
調査の結果、子どもたちのゲーム利用状況や傾向が明らかになり、特に注目すべき点がいくつか挙げられます。以下に主なトピックスをまとめます。
- 子どものゲーム利用率は9歳以上で9割超
- 3歳から5歳でのゲーム開始が過半数
- ゲーム利用頻度は「ほぼ毎日」が5割超
- 平日のゲーム時間は「30分〜1時間」、休日は長時間利用が増加
- 使用端末は「スマホ・タブレット」が最多
- 人気ジャンルは「シミュレーション・ストラテジー」

子どものゲーム利用率と年齢別の傾向
調査の結果、子どもが何らかの機器でゲームを利用している割合は、全体で65%となりました。特に9歳以上の子どもにおいては、ゲーム利用率が9割を超える結果となっています。これは、子どもたちが日常的にゲームを楽しんでいることを示しています。
年齢別に見てみると、ゲーム利用率は年齢が上がるにつれて高くなる傾向が見られます。このことから、ゲームが子どもたちの娯楽の一部として定着していることがうかがえます。

ゲーム開始年齢の低年齢化
ゲームを始める年齢についての調査結果では、最も多かったのは「3歳」で20%を占め、次いで「5歳」が18%、その後「小学1年生」が17%、そして「4歳」が16%となっています。全体の半数以上が未就学のうちにゲームを始めており、ゲームの利用が低年齢化していることが明らかになりました。
また、小学校入学を機にゲームを始める家庭も多く、教育や成長においてもゲームが一役買っている可能性があります。これにより、家庭でのゲーム利用に対する考え方も変わってきていることが予想されます。

ゲーム利用頻度と時間
子どものゲーム利用頻度について尋ねたところ、「ほぼ毎日」が53%で最も多く、続いて「週に2〜3回程度」が25%、さらに「週に1回程度」が13%という結果が得られました。このことから、多くの子どもが日常的にゲームを楽しんでいることがわかります。
年齢が上がるほど、ゲームをする頻度も高まる傾向が見られ、特に13歳以上では約7割が毎日ゲームをプレイしているという結果になっています。
ゲームの利用時間については、平日では「30分〜1時間未満」が34%で最多を占めており、休日は「1〜2時間未満」が多く見られます。休日にはゲーム利用時間が長くなる傾向もあり、特に「3〜5時間未満」の利用が平日の3%に対して休日は9%と3倍に増加しています。

使用端末と人気ゲームジャンル
ゲームをプレイする際の使用端末については、「スマホ・タブレット」が73%と最も多く、次いで「家庭用ゲーム機」が65%でした。これにより、スマートフォンやタブレットの普及が子どもたちのゲーム環境に大きな影響を与えていることが示されています。
人気のゲームジャンルについては、「シミュレーション・ストラテジー」が最も多く支持されており、特に「マインクラフト」などの創造性を育むゲームが注目されています。次いで「パーティー・ミニゲーム系」が42%となり、家族や友達と一緒に楽しむゲームも人気です。

調査のまとめ
今回の調査からは、子どもたちのゲーム利用が低年齢化していることが明らかになり、特に未就学児のうちからゲームを始める子どもが多いことがわかりました。また、ゲームの利用頻度は「ほぼ毎日」が過半数を占め、休日には利用時間がさらに長くなる傾向が見られました。
使用機器としては「スマホ・タブレット」が最多であり、人気ジャンルは「シミュレーション・ストラテジー」や「パーティー・ミニゲーム系」など、多岐にわたることが確認されました。
以下の表に、今回の調査結果をまとめています。
項目 | 結果 |
---|---|
ゲーム利用率(9歳以上) | 90%以上 |
ゲーム開始年齢 | 3歳(20%) |
ゲーム利用頻度(ほぼ毎日) | 53% |
平日のゲーム時間 | 30分〜1時間未満(34%) |
休日のゲーム時間 | 1〜2時間未満(26%) |
使用端末 | スマホ・タブレット(73%) |
人気ジャンル | シミュレーション・ストラテジー |
この調査結果は、今後の子どもたちのゲーム利用に関する理解を深めるための貴重なデータとなります。次回の調査では、オンラインゲームの利用実態について詳しく見ていく予定です。
参考リンク: