2025年4月26日開業 岐阜公園に歴史と商業が融合した滞在型観光拠点「岐阜城楽市」誕生
ベストカレンダー編集部
2025年6月12日 21:46
岐阜城楽市グランドオープン
開催日:4月26日

岐阜公園に新たな観光拠点「岐阜城楽市」が誕生
株式会社船場(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田切潤)は、2025年6月12日に岐阜公園内に「岐阜城楽市(ぎふじょうらくいち)」を創出しました。このプロジェクトは、「『岐阜』を嗜み、OMOTENASHI(おもてなし)を堪能する」というコンセプトのもと、歴史資源と商業施設を調和させた滞在型の観光拠点を目指しています。
岐阜公園は、年間100万人が訪れる市内随一の観光地でありながら、周辺には商業機能や滞在場所が不足しているという課題がありました。来訪者の約8割が1時間未満で立ち去ってしまう現状を打破するため、船場は「岐阜公園官民連携にぎわい創出事業」に参画し、地域住民と観光客が交わる場を提供することを目指しました。

交流と多様な活動を促進する空間の創出
岐阜城楽市は、来訪者が交流し、飲食や休憩を楽しむことができる結節点として設計されています。古来からの「楽市楽座」の精神を復活させ、商業と交流が生まれる場所としての役割を果たします。自然豊かなロケーションを活かし、開放的な芝生広場や交流スペースを設けることで、観光客だけでなく地域住民にも利用される場を創出しました。
リニューアル前の岐阜公園は、訪れる人々にとって魅力が少なく、滞在時間が短かったのですが、リニューアル後は賑わいを見せる店舗と自然が調和した空間が広がります。以下は、リニューアル後の岐阜公園の特徴です。
- 賑わいを生む店舗の配置
- 心地よい水辺の設置
- 交流を促進する開放的な広場

歴史資源と商業が調和した景観の実現
岐阜城楽市では、歴史的な背景を活かしたデザインが施されています。園路を中心に平屋の木造建築物を分散配置し、戦国時代の城下町の情景を再現しました。岐阜城や三重塔、金華山などの歴史資源を眺望できる環境を整えることで、観光資源の価値を向上させ、地域のシビックプライドを醸成する場を提供します。
また、岐阜県産材を用いた板張り壁や、地元企業による暖簾・店頭幕のデザインを取り入れることで、「歴史・文化との調和」や「岐阜らしさ」を感じられる商業空間が演出されています。

岐阜城楽市の詳細と今後の展望
岐阜城楽市は、国内外の観光客や地域住民のための観光・周遊拠点として、2025年4月26日(土)にグランドオープンしました。7棟の木造平屋建ての建物には、岐阜の地域食材を使用した食べ歩きが楽しめる店舗や、地元文化を感じられる店舗など、地域の魅力を引き出す11店舗が誘致されています。
船場は、名古屋鉄道が代表法人を務める「岐阜公園官民連携にぎわい創出事業」において、総合コンサルティングやデザイン監修を担当しました。これまでに「南池袋公園」や「鳥居崎海浜公園」などでの公園活性化事業を通じて蓄積したノウハウを活用し、地域の活性化と公共空間の価値向上に貢献していく方針です。

株式会社船場について
株式会社船場は、商業施設やオフィス、教育、ヘルスケア、余暇施設など、さまざまな空間づくりを手がけています。調査・企画・デザイン・設計・施工・メンテナンスまでをトータルでサポートし、2021年からは「Good Ethical Company」をビジョンに掲げています。人や地域社会、自然環境への配慮を持ち、エシカルデザインを推進しています。
船場の主な実績には、サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場の設計・施工や、ISUMI Glamping Resort & Spa SOLASのマスタープラン・設計・施工が含まれます。

岐阜城楽市の概要まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
施設名 | 岐阜城楽市(ぎふじょうらくいち) |
オープン日 | 2025年4月26日(土) |
店舗数 | 11店舗 |
建物構成 | 7棟の木造平屋建て |
コンセプト | 『岐阜』を嗜み、OMOTENASHIを堪能する |
運営会社 | 株式会社船場 |
このように、岐阜城楽市は地域の歴史と文化を活かした新たな観光拠点として、地域住民と観光客が交流し、賑わいを創出する場を提供しています。今後も地域活性化に寄与する取り組みが期待されます。
参考リンク: