2025年5月30日開始のYTGuardがPCI DSS準拠でEC決済の安全性を強化
ベストカレンダー編集部
2025年6月12日 10:37
YTGuardのPCI DSS準拠
開催日:5月30日

YTGATEが提供するEC事業者向けSaaS「YTGuard」のPCI DSS準拠について
2025年6月12日、株式会社YTGATE(本社:東京都中央区、代表取締役:高橋祐太郎)は、同社が提供するEC事業者向けSaaS「YTGuard」が、クレジットカード業界の国際セキュリティ基準「PCI DSS」に準拠したことを発表しました。この準拠により、EC事業者はより安全で安心な決済環境を利用できるようになり、不正利用リスクの軽減と売上機会損失の防止を同時に実現することが可能となります。
「YTGuard」は、決済の可視化、不正検知、カゴ落ち防止をワンストップで提供するサービスであり、EC事業者にとって非常に重要な役割を果たします。以下に、サービスの概要をまとめます。
- サービス名: YTGuard(ワイティーガード)
- 準拠日: 2025年5月30日(金)
- 対象範囲: 決済の可視化・不正検知・カゴ落ち防止をワンストップで提供するEC事業者向けSaaS
- 認証基準: PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)

PCI DSSとは何か
PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)は、国際カードブランド5社(American Express、Discover、JCB International、MasterCard、VISA)が共同で策定した、クレジットカード業界の国際セキュリティ基準です。この基準は、クレジットカード情報を保存、処理または伝送するすべての事業者が準拠の対象となります。
PCI DSSに準拠することで、加盟店は以下のようなメリットを享受できます。
- カード情報が漏洩した場合の損害賠償責任の軽減
- カードブランドからの信頼度の向上
- 交渉がしやすくなる

背景と導入の経緯
近年、EC市場は急速に拡大しており、それに伴い不正決済の手口も高度化・多様化しています。中小から大手に至るまで、多くの加盟店が被害リスクにさらされています。このような状況を踏まえ、YTGATEではサービス立ち上げの段階から、PCI DSS準拠を前提とした設計・開発を進めてきました。
「YTGuard」は、EC加盟店の決済データをリアルタイムに収集・分析し、不正検知とカゴ落ち防止を同時に実現するSaaS型ソリューションです。特に、一部の導入先ではクレジットカード番号をはじめとしたセンシティブなカード会員データを取り扱う可能性があるため、サービス初期段階からPCI DSSレベルのセキュリティ水準を担保できるシステム構成が求められました。
このような背景のもと、YTGATEでは2024年初頭から開発チームとセキュリティ専門家を集め、システムの全領域にわたる要件定義、設計、実装を行い、さらに第三者機関による監査を経て、約半年に及ぶ準拠を完了しました。これにより、「YTGuard」が正式にPCI DSSに準拠したことが確認されました。
安全な決済環境の実現
YTGATEでは、PCI DSSに加え、ISMS(ISO/IEC 27001)およびプライバシーマークの各基準にも沿った運用体制を整備しています。これにより、業界最高水準のセキュリティ環境を実現し、EC加盟店が安心して利用できる安全な決済基盤を提供しています。
今後もYTGATEは、不正利用の防止とECサイトの収益最大化を両立するソリューションのさらなる強化に注力し、多くの加盟店に「安心かつスムーズな決済体験」を提供していく方針です。
まとめ
この記事では、YTGATEが提供するEC事業者向けSaaS「YTGuard」がPCI DSSに準拠したことについて詳しく説明しました。以下に、重要なポイントをまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | YTGuard(ワイティーガード) |
準拠日 | 2025年5月30日(金) |
対象範囲 | 決済の可視化・不正検知・カゴ落ち防止をワンストップで提供するEC事業者向けSaaS |
認証基準 | PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard) |
メリット | 損害賠償責任の軽減、信頼度の向上、交渉のしやすさ |
このように、YTGATEの「YTGuard」は、EC事業者にとって非常に重要な役割を果たすサービスであり、安全な決済環境を提供することに寄与しています。
参考リンク: