2025年6月16日発売、老舗側島製罐が伝統唐草模様の和菓子向け缶『Canvasシリーズ KARAKUSA』を発表
ベストカレンダー編集部
2025年6月12日 09:44
和菓子用缶発売
開催日:6月16日
創業119年の老舗缶メーカーが新たな挑戦
明治創業の側島製罐株式会社は、和菓子の魅力を最大限に引き出すことを目的とした新しいエンボス加工の缶『Canvasシリーズ KARAKUSA』をリリースします。この製品は、2025年6月16日(月)から発売され、伝統的な唐草模様を繊細に表現したデザインが特徴です。小ロット・短納期での提供が可能であり、国内外の菓子メーカーや店舗の多様なニーズに応えることを目指しています。
和菓子業界への恩返しの想い
側島製罐は、米菓(おかきやあられ)を贈答品として多くの家庭で親しまれてきた歴史があります。しかし、ライフスタイルの変化や食文化の多様化により、米菓を贈答品として用いる機会が減少しています。そこで、同社は日本の食文化の根幹である米菓の素晴らしさを再認識してもらいたいという強い想いから、この製品の開発に取り組みました。
近年、洋菓子の世界では「クッキー缶」が人気を集めており、美しいパッケージが購買のきっかけとなることが多いです。側島製罐は、老舗缶メーカーとして培った技術力を活かし、和菓子の世界に新たな価値を提供することで、和菓子業界に恩返しを果たしたいと考えています。
短納期小ロットの新しい提案
一般的にオリジナル缶の製造には最低注文数量が3000缶必要とされ、小規模な菓子店では缶を活用した新商品の企画が難しいという現状があります。特に、和菓子向けの意匠性の高い缶製品はあまり出回っていません。側島製罐は、SNSとの親和性が高い個人経営のパティスリーや和菓子店、オンライン販売専門のD2Cブランドに向けて、小ロットの缶製品を提供することで、和菓子の魅力を引き出すことを目指しています。
『Canvasシリーズ KARAKUSA』では、日本人にも外国人観光客にもなじみの深い唐草模様をモチーフにし、その美しさを缶というパッケージで追求しています。この製品を通じて、和の美味しさをより多くの方に伝えることができると考えています。
販売情報と製品仕様
『Canvasシリーズ KARAKUSA』の販売価格は194円から250円(税別)となっており、1ケース60缶単位での販売が行われます。注文ロット数により価格が変動します。
製品の仕様は以下の通りです:
- サイズ:122x122x43(H) mm
- 素材:ブリキTFS、TFS
- カラー:8色(ピスタチオ、ネモフィラ、ライラック、バニラ、ミルク、マットブラック、ブリキシルバー、ローズピンク)
ご注文は側島製罐のホームページの「問い合わせフォーム」から可能です。また、オリジナルのエンボス型の製造も可能で、詳細は要問い合わせとなります。
製品に込められた想い
代表取締役の石川貴也氏は、実家にあった銀色の缶の中に親の食べかけのあられが入っていたことを思い出し、その懐かしい味わいに強い愛着を持っています。『Canvas』には「余白」という意味が込められており、様々なお菓子屋さんがそれぞれの想いを込めて作ったお菓子を、この缶の中で表現してもらいたいという願いが込められています。
また、デザイナーの三原美奈子氏も、缶が長く人々の生活に寄り添う存在であることを強調し、側島製罐の技術を生かして「宝物を入れたくなる缶」として広く愛されることを願っています。
会社情報
側島製罐株式会社は、愛知県海部郡大治町に本社を置き、1942年に法人設立されました。事業内容は一般缶の製造販売及びプレス加工であり、資本金は4,900万円です。企業理念として「世界にcanを」「宝物を託される人になろう」を掲げています。
詳細な情報は、以下のリンクから確認できます:
まとめ
『Canvasシリーズ KARAKUSA』は、和菓子の魅力を引き出すために開発された新しいエンボス缶です。和の美しさを追求し、短納期小ロットでの提供を実現することで、和菓子業界に新たな価値をもたらすことを目指しています。以下に、この記事の内容を簡潔にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Canvasシリーズ KARAKUSA |
| 発売日 | 2025年6月16日(月) |
| 販売価格 | 194円~250円(税別) |
| サイズ | 122x122x43(H) mm |
| 素材 | ブリキTFS、TFS |
| カラー | 8色 |
この新しい缶パッケージが、和菓子の魅力を多くの人々に伝えるきっかけとなることが期待されます。
参考リンク: