2025年6月11日導入開始、PAL CLOSETが本人認証システムASUKA-3DSでEC決済の安全性と利便性を両立

PAL CLOSETでASUKA-3DS導入

開催日:6月11日

PAL CLOSETでASUKA-3DS導入
ASUKA-3DSって何?どうしてPAL CLOSETに導入されたの?
ASUKA-3DSはクレジットカードの不正利用を防ぐ本人認証システムで、リスクの高い取引だけ認証を求めるため、ユーザーの利便性を保ちながら安全性を高められます。PAL CLOSETはこれを導入し3DS義務化に対応しました。
3DS義務化って何で導入されたの?ユーザーにどんな影響があるの?
3DS義務化は不正利用被害増加を受けて経済産業省がEC加盟店に本人認証を義務付けた措置です。本人認証が増えることで安全性は向上しますが、認証操作が増え購入の途中離脱リスクも懸念されています。

アクルが「PAL CLOSET」に「ASUKA-3DS」を導入

株式会社アクル(本社:東京都港区、代表取締役社長:近藤 修)は、株式会社パル(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:小路 順一)の公式オンラインストア「PAL CLOSET」へ、本人認証システム「ASUKA-3DS」の提供を開始しました。このシステムは、クレジットカード決済における不正利用対策を強化するために設計されたものであり、EMV 3-Dセキュア(以下「3DS」)に対応しています。

「ASUKA-3DS」は、リスクの高い取引に対してのみ3DS本人認証を適用する柔軟な設計が特徴で、モーダル型UIを用いることでスムーズな認証体験を提供します。このような特性から、ユーザー体験を損なうことなく、3DS義務化に対応できる点が評価され、今回の導入に至りました。

導入の背景と社会的な課題

日本国内におけるクレジットカードの不正利用は深刻な社会課題となっています。2024年におけるクレジットカードの番号盗用被害額は約513億円に達し、この不正利用被害金額は年々増加傾向にあります。こうした背景を受け、経済産業省は2023年3月に「クレジットカード・セキュリティガイドライン【4.0版】」を発表し、2025年3月末を期限としてECカード加盟店における3DSの導入を原則義務化する方針を示しました。

この方針により、2025年4月以降はEC業界全体としてセキュリティ水準の底上げが期待されていますが、3DSはECサイト利用者に本人認証の操作を要求するため、利便性の低下や購入プロセス中の離脱といった課題も懸念されています。

「PAL CLOSET」の取り組み

「PAL CLOSET」では、社会的背景や対応の必要性を考慮しつつ、ECサイト利用者がスムーズに買い物を完了できる体験を重視しています。ユーザー離脱リスクを最小限に抑えながら高いセキュリティを実現するために、アクルの本人認証サービス「ASUKA-3DS」の導入を決定しました。

このように、「PAL CLOSET」はセキュリティの強化とユーザー体験の向上を両立させるための取り組みを行っており、今後のECサイト運営における重要な一歩を踏み出しました。

ASUKA-3DSの機能と利点

「ASUKA-3DS」は、以下のような機能と利点を持っています。

  • リスクベース認証:リスクの高い取引にのみ本人認証を適用することで、ユーザーの負担を軽減します。
  • モーダル型UI:スムーズな認証体験を提供し、購入プロセスを妨げません。
  • 高いセキュリティ:クレジットカード業界における不正利用対策として、属性行動分析や不正配送先住所との照合を行います。
  • 広範な導入実績:物販ECをはじめ、旅行商材やサービス商材など、45,000サイト以上のカード加盟店に導入されています。

これらの機能により、「ASUKA-3DS」はクレジットカード決済のセキュリティを強化しつつ、ユーザー体験を向上させることが可能です。

導入事例と経緯

今回の「ASUKA-3DS」の導入に至る背景や検討プロセスについては、株式会社パル様の導入事例ページで詳しく紹介されています。このページでは、具体的な導入の経緯や、どのようにしてこのシステムが選ばれたのかを詳しく知ることができます。

導入事例ページはこちらからご覧いただけます:株式会社パル様 導入事例

株式会社パルと株式会社アクルの概要

株式会社パルは、3COINSやCIAOPANIC TYPY、BEARDSLEYなどをはじめ、50以上のブランドを擁し、グループで1,000以上の店舗を運営するアパレル企業です。「PASSIONとLOVE」をコーポレートメッセージとして、店舗やECサイト、SNSなど幅広いフィールドで新たなファッションライフを創造し続けています。

「PAL CLOSET」は、パルグループの雑貨・アパレル製品を購入できるECサイトであり、ファッションに特化した商品を提供しています。詳細は公式サイトをご覧ください:PAL CLOSET

一方、株式会社アクルは、クレジットカード不正対策ソリューションを提供する企業であり、チャージバック保証や集客支援サービスなども手がけています。アクルのサービス詳細については、以下のリンクから確認できます:ASUKAのサービス詳細

まとめ

アクルが「PAL CLOSET」に導入した「ASUKA-3DS」は、クレジットカード決済の不正利用対策として重要な役割を果たすことが期待されます。ユーザー体験を損なうことなく、セキュリティ水準の向上を図るこのシステムは、今後のECサイト運営においても注目される存在となるでしょう。

項目 詳細
導入企業 株式会社パル
提供サービス ASUKA-3DS
不正利用被害額(2024年予測) 約513億円
導入の背景 3DS義務化への対応とユーザー離脱リスクの最小化
導入実績 45,000サイト以上

以上の情報をもとに、今後のECサイトにおけるセキュリティ対策の重要性が再認識されることが期待されます。