2025年6月11日発表「@cosmeベストコスメアワード下半期トレンド予測」ミニコスメと秋肌対策に注目

「@cosmeベストコスメアワード2025下半期トレンド予測」の発表

株式会社アイスタイル（代表取締役社長 遠藤 宗）は、2025年6月11日（水）に「@cosmeベストコスメアワード2025下半期トレンド予測」を発表しました。このトレンド予測は、@cosmeに投稿されたクチコミや、@cosme STORE/@cosme TOKYO、@cosme OSAKAでの売上データ、さらにはユーザーアンケートなどを基に、生活者の意識変化や美容トレンドを分析した結果です。

「@cosmeベストコスメアワード2025下半期トレンド予測」は、2025年の下半期に注目される美容トレンドをキーワード化したもので、特に注目すべきは以下の6つのキーワードです。

• 主役級ミニコスメ
• #秋肌アラート発令中
• 素髪(すがみ)ケア習慣
• 五感フレグランス
• PBコスメ戦国時代
• マイ KAWAII⤴︎

キーワード詳細

1. 主役級ミニコスメ

近年、旅行や外出時に携帯しやすいコンパクトな化粧品、いわゆる「ミニコスメ」の人気が高まっています。特に、韓国の人気コスメブランドが大手コンビニエンスストアとコラボしてミニコスメを展開したことで、その存在感はさらに増しています。

2025年5月下旬に実施した@cosmeユーザーを対象とした「化粧品に関するアンケート」では、ミニサイズの化粧品が「定番サイズより魅力的」と感じる20代が約31.4%、30代が約30.5%という結果が出ています。また、ミニサイズの化粧品を「見た目もかわいい」と回答した人が多く、特に10代では41.6%、20代・30代でもそれぞれ30.3%に上ります。これにより、ミニコスメをあえて選ぶ消費行動が定着しつつあることが伺えます。

@cosme TOKYOの「ミニコスメコーナー」では、今年3月のリニューアル以降、売上が想定の約3.5倍に達しており、連日多くの顧客で賑わっています。さらに、クチコミにおける「ミニコスメ」というワードの出現率も前年比6.0倍に伸長しています。

このように、ミニコスメは新たな商品やブランドとの出会いの入り口となることが多いです。ユーザーアンケートでは、「ミニサイズがなかったら購入しなかった商品がある」との回答が31.5%、また「ミニサイズをきっかけに、現品サイズをリピート購入したことがある」との回答が57.1%に達しました。

2. #秋肌アラート発令中

気候変動の影響で季節の境目が曖昧になりつつある昨今、肌のコンディションも揺らぎがちです。これまでの＠cosmeトレンド予測では、天候と結びついた新たな美容トレンドを発信してきました。2024年上半期には「#夏慢性化攻略」、2025年上半期には「#気まぐれ天気プチ直し」がその例です。

次に注目されるのは“秋の肌荒れ”です。ユーザーアンケートによると、約66.4%が「紫外線など、夏から蓄積した肌ダメージを感じるようになった」と回答しています。特に「花粉」を肌荒れの原因として認識する人が増えており、クチコミでは「花粉性皮膚炎」というワードが前年比で4.6倍に増加しています。

一般内科医の工藤あき氏によると、ブタクサ花粉症は非常に多く、肌に触れることで肌荒れが引き起こされることがあります。肌ダメージによってバリア機能が低下し、普段は肌荒れしない人でも花粉皮膚炎を発症する可能性があるため、注意が必要です。

3. 素髪(すがみ)ケア習慣

最近、髪への関心が高まっており、@cosme TOKYOのシャンプー・トリートメントカテゴリは2025年4月の売上高が昨年同月比で1.46倍に達しています。また、2025上半期新作ベストコスメアワードでは、THE ANSWERの「スーパーラメラシャンプー&EXモイストトリートメント」が総合大賞を受賞しました。

この受賞理由として、生活者がヘアケア商品の選択において“効果の実感“や“成分への信頼性”を重視し始めていることが挙げられます。髪質改善やダメージケアに対する意識が高まっており、2025年下半期は“素髪(すがみ)ケア”が加速することが予測されています。

ユーザーアンケートでは、「ヘアケアはスキンケアの延長」と回答した人が約46.4%に達し、髪質やタイプを知りたいと考える人も52.9%にのぼります。これにより、ヘアケアアイテムはスキンケアアイテムのように「化粧品化」していくと考えられます。

まとめ

以上が、2025年下半期の美容トレンドに関する発表内容です。これらのトレンドが今後の化粧品市場にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。