2025年7月15日開催「リジェネラティブな事業探索ゲーム」で再生型経営を体感する
ベストカレンダー編集部
2025年6月11日 12:09
リジェネラティブ事業ゲーム
開催日:7月15日

「リジェネラティブな事業探索ゲーム」開催の背景
一般社団法人Earth Companyは、2025年3月24日に「リジェネラティブな事業探索ゲーム」をリリースしました。このプログラムは、企業向けの新たな人材育成や経営変革を目的としたもので、気候危機や国際情勢の変化が求められる中で、企業が「リジェネラティブ(再生的)」なモデルへシフトすることを体感する実践型の対話ゲームです。
このゲームは、特に気候変動や生物多様性の喪失が進行する現代において、持続可能性を超えた新たな経営のあり方を模索するために設計されています。企業が環境への取り組みを進める一方で、実際には多くの企業が大量生産・大量消費のあり方を見直すことができていない現状を踏まえ、参加者に「自然・次世代を含めた五方良し」の事業観を体感させることを目指しています。

ゲームの内容と特徴
「リジェネラティブな事業探索ゲーム」には、いくつかの重要な特徴があります。これらは参加者が実際のビジネス環境における複雑な利害関係やステークホルダーとの対話を体験するために設計されています。
- リアルな舞台設定:気候変動や資源減少が進む地域での実例をもとに、様々な利害関係を体感します。
- 声なきステークホルダーに耳を傾ける:自然資源という「語らない存在」の視点に立った設計が施されています。
- 多元的資本の可視化:経済、自然、社会、人的、知的資本を可視化し、価値創造の多様性を学べます。
- 経営的意思決定の疑似体験:短期利益と長期再生のジレンマを通じて、価値観や判断軸を再構築する機会を提供します。
参加者の声と評価
過去に実施された際の参加者からは、非常に高い評価が寄せられています。製造業や観光業などの大手企業の方々が参加し、94%が「満足」以上の評価を得ました。
- 参加者の意見
- 「サイレントステークホルダーの重要性に気づいた。日常業務にも応用できる」
- 「学びを超えて“心が動かされる”体験だった。このエネルギーを社内にも伝えたい」
- 「幅広い業種の参加者と対話でき、リアルな他者視点を得られた」
次回実施の詳細
このゲームの次回実施が、ヤマハ発動機株式会社の共創スペース「リジェラボ」で行われることが決定しました。リジェラボは、“リジェネラティブな社会”を探求する企業や自治体、NPOなどが集まり、共に学び合い、実験・実践する場です。このプログラムを通じて、様々な組織の変容において新たな原動力となることが期待されています。
以下に、開催概要を示します。
項目 | 詳細 |
---|---|
イベント名 | リジェネラティブな事業探索ゲーム 〜はじめの一歩〜 |
開催日 | 2025年7月15日(火) |
会場 | YAMAHA MOTOR Regenerative Lab(神奈川県横浜市西区みなとみらい5丁目1-2 横浜シンフォステージ ウエストタワー9階) |
タイムテーブル | 受付:17:30〜18:00 開演:18:00〜20:00(ゲーム実施) 懇親会:20:00〜20:45 |
参加費 | 1500円 |
申し込みURL | こちらから申し込み |
ゲーム開発担当者は、「正解を教えるのではなく、自ら問う力を育てる。このゲームは、変化の激しい時代を生き抜くための経営者としてのOSアップデートなのです」とコメントしています。
団体概要
一般社団法人Earth Companyは、東京都港区に本社を置き、2014年10月に設立されました。日本とインドネシアで活動する独立した法人の総称であり、「人と社会と自然が共繁栄する『リジェネラティブ』なあり方を追求する」ことをミッションとしています。
具体的な事業内容は以下の通りです。
- リジェネラティブな未来を創る変革力を持つアジア太平洋のチェンジメーカーの支援事業(非営利事業)
- 日本国内の企業・教育機関を対象に、リジェネラティブな未来を創る人を育成する研修事業(営利事業)
- インドネシアのエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」の運営
今回の「リジェネラティブな事業探索ゲーム」の開催は、企業が持続可能な未来を見据えた経営のあり方を学ぶ貴重な機会となるでしょう。参加者は、実際のビジネス環境での体験を通じて、リジェネラティブな思考や行動を身につけることが期待されます。
参考リンク: