2025年6月11日公開｜Robloxで学ぶ防災訓練ゲーム「5-Minute Escape」遊びながら身につく避難行動

Robloxで体験する防災訓練ゲーム「5-Minute Escape」の公開

株式会社モンドリアンは、2025年6月11日10時00分に、防災士・寺尾裕一氏の監修のもと、Robloxプラットフォーム上で防災訓練ゲーム「5-Minute Escape」を公開しました。このゲームは、南海トラフ地震などの大規模な自然災害に備え、子どもたちが正しい避難行動を楽しく学ぶことを目的としています。

「5-Minute Escape」は、単なるゲームではなく、プレイヤーが遊びながら防災意識を高める新しい教育の形を提案します。ゲームを通じて、子どもから大人まで幅広い世代が防災について考えるきっかけを提供します。

ゲームは以下のURLからアクセスできます：5-Minute Escape

また、ゲームの紹介トレーラーも公開されていますので、ぜひご覧ください：ゲーム紹介トレーラー

プロジェクトの背景と目的

日本では地震や津波などの自然災害への備えの重要性が常に強調されていますが、家庭での訓練参加率や備蓄率は依然として低いのが現状です。特に、子どもたちにとって防災訓練は「自分ごと」として捉えにくい場合が多いです。

そこで、メタバースやゲームの技術を活用し、親しみのあるプラットフォームを通じて防災訓練を体験できる機会を提供することが求められています。本プロジェクトは、ゲームを愛する開発チームが「子どもたちの命を守るきっかけとなるゲームこそ、本当に価値あるゲームではないか」という思いからスタートしました。

ゲームの特徴と内容

「5-Minute Escape」は、地震発生を想定した室内からの脱出と屋外避難を体験する2段階構成となっています。プレイヤーは以下の流れで避難行動を行います。

1. 室内エリア：制限時間5分以内に安全な方法で屋外に脱出します。
2. 屋外エリア：さらに5分以内に正しいルートで避難所へ移動します。

プレイ人数は1人から9人まで対応しており、避難中に集めた防災グッズでポイントを獲得することができます。ゲーム終了後には「防災図鑑」機能を通じて、それぞれのグッズの用途や必要性を確認することができ、遊びながら非常持ち出し品の重要性や正しい使い方を理解することができます。

地域連携・イベント展開の視野

本プロジェクトは、メタバース空間だけで完結するものではなく、今後は実際の地域イベントや学校防災教育と連携し、オフラインでの体験機会の提供を目指しています。これにより、より多くの人々に防災意識を高める機会を提供することが可能となります。

関係者のコメント

株式会社モンドリアンの代表取締役社長、角田拓志氏は、災害対策への意識が高まっている中で、実際に避難行動を体験することがどれほど重要であるかを強調しています。特に、マンションやアパートのベランダからの緊急脱出の経験はほとんどの人にとって難しいものであり、メタバースを通じてその体験を気軽に行えることが、いざというときの冷静な行動につながると信じています。

兵庫県防災士会の防災士である寺尾裕一氏は、災害に備えることの重要性を強調し、「知っている」だけでは命を守れないことを指摘しています。特に子どもたちにとって、楽しみながら学べる環境が必要であり、このゲームを通じて「命を守る力」を育むことが期待されています。

株式会社モンドリアンについて

株式会社モンドリアンは、マインクラフトやFortnite、Robloxなどのプラットフォームを活用し、法人・個人向けにゲームやメタバースプロダクトを提供する新しいタイプのゲーム会社です。教育や地方創生、マーケティングなど多様な分野で戦略的なソリューションを展開し、持続可能なエコノミー形成を推進しています。

モンドリアンは、メタバースの可能性を最大化するために、ユーザー、クリエイター、企業、行政、学校、メディアなど多様なステークホルダーを巻き込んでいます。今後も革新的なサービスを提供し続けることを目指しています。

まとめ

このように、株式会社モンドリアンが提供する「5-Minute Escape」は、ゲームを通じて防災意識を高める新たな試みです。防災に対する理解を深めるために、ぜひこの機会に体験してみることをお勧めします。