2025年6月9日開始、福島ウィーアーと連携したAI食事支援サービス「食トレAI」の実証実験

食トレAI実証開始

開催日:6月9日

食トレAI実証開始
食トレAIってどんなサービスなの?
食トレAIは、個人の体調や生活習慣、バイオデータに基づいてAIが最適な食事メニューを提案し、栄養管理士のサポートも受けられる健康支援サービスです。
福島ウィーアーと連携する目的は何?
女子サッカークラブ福島ウィーアーの選手の健康管理を支え、パフォーマンス向上を目指すとともに、地域の健康課題解決や活性化に貢献することが目的です。

福島ウィーアーとの連携による食事支援AIの実証開始

株式会社LIFE AI(本社:福島県大熊町、代表取締役:川端瞭英)は、なでしこリーグ参入を目指す女子サッカークラブ「FUKUSHIMA WWW.(福島ウィーアー)」と協力し、AIによる個別食事提案サービス「食トレAI」の実証実験を2025年6月9日より開始しました。この取り組みは、選手の健康を支え、福島浜通り地域の未来を育むことを目的としています。

「食トレAI」は、個人の体調やライフスタイル、バイオデータに基づいて、最適な食事内容を提案するヘルスケア支援サービスです。今回の実証実験では、スポーツ選手のパフォーマンスの維持・向上を目指し、日々のコンディションに応じた個別な食事アドバイスを提供します。将来的には地域資源との連携を通じて、誰もが簡単に健康管理を続けられる新しいライフスタイルの提案を目指しています。

LIFE AIが女子サッカークラブ「福島ウィーアー」と連携し、食事支援AIの実証を開始 画像 2

「食トレAI」の概要と機能

「食トレAI」は、個人のバイオデータや体調、生活習慣データをもとに、AIまたはAIによる支援を受けた栄養管理士やトレーナーが、ユーザー一人ひとりに合わせた食生活の改善をサポートするサービスです。このサービスは、選手のパフォーマンス向上を目指すだけでなく、一般の人々に対しても健康的な食生活を促進することを目的としています。

将来的には、提案されたメニューがそのまま家庭に届くような配送機能の統合も視野に入れ、誰でも無理なく続けられる仕組みを目指しています。食事提供部分については、業務用食品の卸売事業を行う株式会社ショクカイ(本社:東京都台東区)の協力を得て、食事メニューの開発を進めています。ショクカイ社は本プロジェクトを通じて東日本大震災からの復興という想いに共感し、大熊インキュベーションセンター(OIC)へご入居いただくことにもつながりました。

「食トレAI」の主な機能

  • 個別食事提案: ユーザーの体調やライフスタイルに基づいた食事メニューを提案します。
  • 栄養管理士のサポート: AIによる提案をもとに、専門の栄養管理士がアドバイスを行います。
  • 配送機能の統合: 提案されたメニューが家庭に届けられる仕組みを検討しています。

実証実験の背景と目的

LIFE AIは、地域社会に根ざしたスポーツクラブとの協働を通じて、AI技術による健康支援の社会実装を目指しています。福島県浜通りを拠点に活動し、地域振興への強い志を持つ「福島ウィーアー」との出会いを契機に、実生活に即した食事支援の実証を行う運びとなりました。

選手たちの生活リズムや課題に寄り添うAI食事支援を通じて、地域スポーツ・地域医療・地域経済が連動する持続可能なモデルの構築を目指します。この取り組みは、選手たちが社会人として働きながらプレーしているため、自己管理が難しい現状を解決する一助となることが期待されています。

株式会社LIFE AIのビジョンと活動

株式会社LIFE AIは、「誰もが自分のリズムで生きられる社会の実現」を掲げ、AIを活用して個々の遺伝情報・体調・生活リズム等のバイオデータに応じた食生活と健康管理の支援を行う「食トレAI」を開発しています。経済産業省NEPプログラム、福島県のテッククリエイト事業などの支援を受けながら事業開発を進めており、福島ベンチャーアワード2023では優秀賞を受賞しています。

今後、健康課題が顕著化する地域を中心に、バイオデータとAIに基づく行動変容の支援に取り組んでいます。特に、福島県復興地域においては食事へのアクセスのハードルやそれに起因する健康問題は解決すべき大きな課題です。

代表者のコメント

株式会社LIFE AI 代表取締役 川端 瞭英は、以下のように述べています。「このたび、福島を拠点とするサッカークラブ『福島ウィーアー』の皆さんと共に、食事によるパフォーマンス向上を科学する『食トレAI』の実証に取り組めることを大変光栄に思います。LIFE AIは、一人ひとりの健康的な成長をサポートするAIテクノロジーを地域において社会実装することで、真に持続可能な社会の構築を目指しています。」

福島ウィーアーの代表、READY SOCIAL株式会社 代表取締役 佐藤夏美は、「地域に根差したプロ意識を持ったクラブとして、選手の日々の食事や健康管理には課題がありました。このたび導入する『食トレAI』が、誰でも手軽に、そして継続的に取り組めるサポートツールになることを期待しています。」とコメントしています。

まとめ

今回の「食トレAI」の実証実験は、女子サッカークラブ「福島ウィーアー」との連携により、AIを活用した個別食事提案サービスの実現を目指しています。選手たちの健康管理を支援し、地域社会への貢献を図るこの取り組みは、今後の地域振興や健康づくりにおいて重要な役割を果たすことでしょう。

項目 内容
プロジェクト名 食トレAI
協力クラブ 福島ウィーアー
開始日 2025年6月9日
目的 選手の健康管理と地域社会への貢献
提供機能 個別食事提案、栄養管理士のサポート、配送機能の統合予定

このように、LIFE AIの取り組みは、AI技術を活用した健康支援の新たなモデルを示しており、地域の未来に向けた明るい展望を持っています。