2025年5月27日配信開始『ぱすれる』社会的養護の若者のリアルを伝える新動画番組

新動画番組配信開始

開催日:5月27日

新動画番組配信開始
『ぱすれる』ってどんな番組?
『ぱすれる』は社会的養護を受ける子どもや若者のリアルな声を届ける対談型ドキュメンタリーで、彼らと社会をつなぐ架け橋を目指しています。
なぜこの番組が必要なの?
日本には約4万2千人の社会的養護下の子どもがいますが、その実態は知られていません。番組は彼らの現状や課題を広く伝え、理解促進を図ります。

社会的養護のリアルを伝える新動画番組『ぱすれる』が配信開始

児童養護施設や里親家庭などで暮らした経験を持つ若者たちのリアルな声を届ける新たな試みが、NPO法人国際教育支援機構スマイリーフラワーズとボランティア団体ぱすれるとの共同制作によって実現しました。2025年5月27日より配信が開始されたこの動画番組『ぱすれる』は、「親を頼れない子ども若者と社会をつなぐ」をテーマに、社会的養護下にある若者や彼らを支える大人たちのリアルな声を届ける対談型ドキュメンタリー番組です。

初回配信では、共同制作団体「ぱすれる」の代表である中尾優太氏と、「スマイリーフラワーズ」の代表である窪田広信氏が、この番組に込めた想いや視聴者に伝えたいことを赤裸々に語っています。視聴者は、彼らの真摯な対話を通じて、社会的養護の現状を知ることができるでしょう。

▶ 番組リンク:https://youtu.be/Y5Pbg0s8FoM?feature=shared

背景と目的

日本には、親の病気や虐待、経済的困窮などの理由により家庭での養育が困難となった子どもたちが約4万2千人おり、彼らは児童養護施設や里親家庭で生活しています。しかし、その実態や課題はまだまだ社会に十分に知られていないのが現状です。このような背景から、スマイリーフラワーズでは、これまで社会的養護のもとで生活する子どもや若者を対象に、自立に向けた様々なプログラムを提供してきました。

『ぱすれる』は、こうした活動の延長線上にある新たな挑戦であり、動画を通じて社会的養護のもとで暮らす子どもや若者が何を感じ、どのような不安や希望を抱いているのかを伝え、彼らの可能性に光を当てることで、社会との“架け橋(ぱすれる)”となることを目指しています。

番組名『ぱすれる』に込めた思い

番組名『ぱすれる』はフランス語の「passerelle」をひらがなで表記したもので、日本語で「架け橋」という意味があります。共同制作団体「ぱすれる」が人々や物事を繋ぐ架け橋になりたいという想いから、その名称を団体名として使用しており、今回の番組の主旨も同じ思いであることから名付けられました。

社会的養護という言葉を、もっと身近に、もっとリアルに感じていただき、若者たちの応援者になってくださる方を増やすことを目指して、番組作りを進めていきます。

今後の展望

近日公開予定の第2回配信では、共同制作者である「ぱすれる」代表の中尾優太氏が、なぜ児童養護施設で暮らすことになったのか、また児童相談所に保護された当日の話など、そのリアルな体験について赤裸々に語ります。これにより、視聴者はより深く社会的養護の実情を理解する機会を得ることができます。

さらに、今後も施設や里親家庭などで暮らした経験のある若者たちのリアルな声や、現場で奮闘する支援団体や活動者たちの声も紹介していく予定です。これにより、視聴者は多様な視点から社会的養護について考えるきっかけを得ることができるでしょう。

スマイリーフラワーズについて

NPO法人国際教育支援機構スマイリーフラワーズ(略称:スマイリーフラワーズ)は、「何度でも自分らしい花を咲かせられる社会へ」を理念に、社会的養護のもとで暮らす若者や卒園者に向けた学びや体験、つながりを提供するNPO法人です。

具体的には、高校生向けの自立準備セミナー、海外体験支援、見守り支援など、若者の社会への定着を後押しする多様な活動を展開しています。これにより、社会的養護のもとで生活する若者たちが自立し、より良い未来を築くためのサポートを行っています。

項目 内容
番組名 ぱすれる
配信開始日 2025年5月27日
テーマ 親を頼れない子ども若者と社会をつなぐ
制作団体 NPO法人国際教育支援機構スマイリーフラワーズ、ぱすれる
目的 社会的養護下にある若者のリアルな声を届ける
次回配信予定 中尾優太のリアルな体験談

このように、『ぱすれる』は社会的養護の現状を伝える重要な役割を果たす番組であり、視聴者に多くの気づきを与えることを目指しています。社会的養護についての理解を深めるために、ぜひ番組をご覧いただきたい。

参考リンク: