2025年6月7日開催|佐賀県馬渡島でビーチクリーン&アップサイクルイベントが環境意識を高める
ベストカレンダー編集部
2025年6月8日 14:44
馬渡島ビーチクリーン
開催日:6月7日

離島から発信するサステナブルアイランドの未来
2025年6月7日、佐賀県の離島である馬渡島にて、環境保全と地域活性化を目的とした大規模なビーチクリーンおよびアップサイクルイベントが開催されました。このイベントは、佐賀県の循環型社会推進課が主導する「プラスマライフさが」プロジェクトの一環として行われ、約50名が参加しました。
この取り組みは、唐津市立馬渡小中学校を中心に行われ、地域の環境問題に対する意識を高めることを目的としています。参加者には、唐津南高校の生徒やJリーグ・サガン鳥栖のメンバーが含まれ、地域住民との交流を通じて、環境保護の重要性を再認識する機会となりました。

イベントの内容
このイベントは、環境教育講演、アップサイクルワークショップ、ビーチクリーン活動の3つの主要なプログラムで構成されていました。

1. 環境教育講演
唐津南高校の生徒たちによる環境問題に関する講演が行われ、参加者はその内容に耳を傾けました。また、Jリーグ・サガン鳥栖の社会貢献活動「サガン・シャレン!」が紹介され、地域住民が環境保護に対する意識を深める機会となりました。この講演を通じて、若い世代が環境問題に取り組む姿勢を示すことができました。

2. アップサイクルワークショップ
参加者は、ペットボトルキャップを活用して馬渡島をモチーフにしたオリジナルのキーホルダーを制作しました。このワークショップでは、プラスチックの資源循環を体験し、参加者は自らの手でアップサイクルを実践することができました。アップサイクルの重要性を学ぶだけでなく、創造性を発揮する場ともなりました。

3. ビーチクリーン活動
午後には田尻海岸にて大規模なビーチクリーンが実施されました。参加者は、漂着ゴミを調査し、回収する活動に取り組みました。軽トラック2台分の発泡スチロールやブイ、漁網などの粗大ごみ、さらにペットボトルや缶など34袋のごみが回収されました。この活動には、サガン鳥栖の人気マスコット・ウィントス君も特別参加し、地域の子供たちと一緒に活動を楽しみました。

馬渡島からのメッセージ
イベント終了後、馬渡島の中学生たちは、漂着ごみを利用した椅子作りなど、すでに循環型社会の実践を始めています。彼らは「自然を守りたい」という明確な意思を持っており、地域の環境を守るための取り組みを続けています。
馬渡島のコミュニティは、離島特有の持続可能性を活かし、サステナブルアイランドとしての新たなモデルを目指しています。このような取り組みを通じて、地域の人々が環境保護に対する意識を高め、次世代に引き継いでいくことが期待されています。

今後の展望
馬渡島での取り組みは、小川島や加唐島に続く、佐賀県内の離島における3島目の循環型社会プロジェクトとして位置づけられています。唐津Farm&Food(Precious Plastic 唐津)は、これらの活動をさらに広げ、唐津市の離島を起点とした持続可能な地域づくりを推進していく方針です。
このような取り組みが広がることで、佐賀県全体の循環型社会の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。

イベントの要点まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
イベント名 | ビーチクリーン&アップサイクルイベント |
開催日 | 2025年6月7日 |
場所 | 佐賀県・馬渡島 |
主催 | 佐賀県循環型社会推進課 |
参加者数 | 約50名 |
プログラム | 環境教育講演、アップサイクルワークショップ、ビーチクリーン |
回収したごみ | 軽トラック2台分の粗大ごみ、34袋のペットボトル・缶 |
このイベントを通じて、地域の環境保護に対する意識を高めるだけでなく、持続可能な社会の実現に向けた具体的な行動を促す重要な機会となりました。参加者は、環境問題に対する理解を深め、地域の未来を考える良いきっかけとなったことでしょう。
参考リンク: