2025年5月~6月 ブックオフが児童施設へ中古本800冊寄贈し子どもの読書機会創出
ベストカレンダー編集部
2025年6月8日 11:48
中古本寄贈活動
開催期間:5月20日〜6月10日

リユースの大切さを伝える活動
ブックオフグループホールディングス株式会社は、リユースショップ「BOOKOFF」を運営する子会社であるブックオフコーポレーション株式会社を通じて、子どもの読書機会を創出するための取り組みを行っています。2025年4月23日、「子ども読書の日」に合わせて、児童施設への本の寄贈を行い、計800冊の中古本を寄贈することが決定されました。この活動は、リユースの大切さを伝え、循環型社会を未来へ繋ぐきっかけを提供することを目的としています。
ブックオフは、2018年から本の寄贈活動を開始し、毎年継続して行っています。寄贈先となる児童施設を募集し、そのニーズに応じた本を提供することで、子どもたちの読書環境を充実させることを目指しています。
寄贈活動の背景
ブックオフは、児童施設が抱える課題を理解するために、2024年の「サステナブックプロジェクト」において、寄贈を受けた50施設に対するアンケートを実施しました。その結果、以下のような課題が浮き彫りになりました。
- 蔵書量の不足:多くの施設で、子どもの数に対して蔵書が不足していることが明らかになりました。
- 図書購入予算の限界:限られた予算の中で図書を購入することが難しく、特に小規模な学校では蔵書が少ない傾向が見られました。
- 地域全体の読書環境の課題:子どもの読書環境の充実が地域全体の課題とされていることが多く、児童施設のニーズが高まっています。
また、寄贈後には「本を手に取る子が増えた」「子どもの読書意欲が高まった」といった感想が寄せられ、寄贈が子どもたちに良い影響を与えていることが確認されました。特に、中古本であっても「新品のように綺麗な本に子どもたちも喜んでいた」との声があり、リユースの価値が伝わる機会となっています。
寄贈の具体的な内容
2025年の寄贈活動では、東京都小平市のインターナショナルスクール「マルバーン・カレッジ東京」を含む10の児童施設に対して、合計800冊の中古本が寄贈されます。各施設には80冊ずつの本が提供され、学生の学びや読書活動の一助となることが期待されています。
寄贈先の施設からは、「図書館のスペースに対し蔵書が少なかったため寄贈が有難い」「寄贈本は学生の日本語の教材としても活用する」といった感謝の声が寄せられています。これにより、ブックオフの寄贈活動が具体的な成果を上げていることが分かります。
ブックオフの多様な取り組み
ブックオフは、中古本の寄贈活動に留まらず、さまざまなリユース関連のプロジェクトにも取り組んでいます。具体的には、以下のような活動が行われています。
- 学校ブックオフ:SDGs活動とキャリア教育を融合させたプロジェクトで、学校の図書館に中古本を提供する取り組み。
- ふるさとブックオフ:書店がない地域の施設で中古本の委託販売を行い、地域の活性化を図る。
- キモチと。:不要になったモノの買取金額を寄付できるサービスを通じて、社会貢献を促進。
- R-LOOP(アールループ):不要品回収システムを構築し、リユースの促進を図る。
これらの取り組みにより、ブックオフはリユースの価値を広め、循環型社会の実現に寄与することを目指しています。今後も、コーポレートサイトでの活動レポートを通じて、サステナブルな取り組みを発信し、様々なステークホルダーにリユースの重要性を伝えていく予定です。
寄贈活動の詳細情報
2025年の「子ども読書の日」に関連する寄贈活動の概要は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
募集期間 | 2025年3月8日(土)~2025年4月30日(水) |
寄贈期間 | 2025年5月下旬~6月上旬 |
寄贈施設数 | 10施設 |
寄贈冊数 | 合計800冊(1施設に対し80冊) |
寄贈本提供店舗 | BOOKOFF SUPER BAZAAR 多摩永山店、BOOKOFF SUPER BAZAAR 綱島樽町店 |
寄贈に関するご相談は、ブックオフの公式サイトから受け付けており、今後も継続的に寄贈活動を行っていく方針です。
以上のように、ブックオフの取り組みは、子どもたちの読書機会を創出するだけでなく、リユースの重要性を広める活動としても意義深いものです。寄贈活動を通じて、より多くの子どもたちが本と出会い、リユースの価値を体験できることが期待されています。
参考リンク: