2025年6月5日開始、無料で使えるAI搭載の学習プラットフォーム「はたサポ! NEXT」公開

新しい学びのプラットフォーム「はたサポ! NEXT」の概要

2025年6月6日、一般財団法人篠原欣子記念財団が新たに公開したオンライン学習プラットフォーム「はたサポ! NEXT（ネクスト）」は、誰でも無料で利用できる学びのインフラです。このプラットフォームは、変化が激しく正解が揺らぐ現代において、働く人々が自らのスキルと目標に応じて学び続ける力を育むことを目的としています。

「はたサポ! NEXT」は、すべての働く人に開かれた公共的な学びの場として、スキルファーストの観点から設計されています。これにより、個々のキャリアや関心に基づいた自律的な学びを支援することが可能になります。

戦略型LXP（Learning Experience Platform）の特徴

「はたサポ! NEXT」は、以下のような特徴を備えた戦略型LXPとして開発されています。

• 米国Degreed社のLXP基盤を採用し、世界中の学習資源を統合的に提供
• LinkedIn Learningのプロフェッショナル向け有料講座が自由に利用可能
• Harvard Business School（HBS）の厳選されたケース学習・講義も導入予定
• AIがユーザーのスキル、興味関心、学習履歴に基づいて、最適な学びをレコメンド
• キャリアダッシュボードを搭載し、スキルの可視化・蓄積・振り返りが可能

このプラットフォームは、単なる検索機能ではなく、出会いから始まる新しい学びの体験を提供します。ユーザーは、学びたいことが決まっていなくても、自分の可能性を見つける手助けを受けることができます。

なぜ「無料の公共プラットフォーム」が必要なのか

現在、日本は人口減少と人材不足という深刻な課題に直面しています。従来型の「経験・年次・学歴」に依存した評価や育成が続く中、スキルの可視化と再開発の仕組みが未整備であることが問題視されています。「はたサポ! NEXT」は、こうした課題を解決するために、働く人々のスキルや関心を起点にしたキャリア自律の支援を目的としています。

この新しいプラットフォームは、日本の生産性向上とウェルビーイングの最大化を目指しており、すべての人に学びの機会を提供することがその本質です。

リーダーに求められる「学びの当事者」としての姿勢

リスキリングや人的資本経営が叫ばれる中で、組織の変革にはリーダー自身が「自ら学び、自ら試す」姿勢が不可欠です。「はたサポ! NEXT」は、企業の経営者やマネジャー、教育担当者、NPOリーダー、自治体職員など、未来に責任を持つさまざまな立場の人々に利用してほしいプラットフォームです。

このプラットフォームでは、キャリアの初期から中期、再スタートに至るまで、必要なスキルとしてリーダーシップ、戦略的思考、データリテラシー、DE&I、AI理解などを中心に、国内外の厳選コンテンツが提供されます。

サービスの詳細と利用方法

「はたサポ! NEXT」は、以下のようなサービス概要を持っています。

このプラットフォームは公益目的事業として行われており、利用者は無料で登録することで、さまざまな学びの機会を享受することができます。

まとめ

一般財団法人篠原欣子記念財団が提供する「はたサポ! NEXT」は、AI技術を活用した新しい学びのプラットフォームです。働く人々が自らのスキルと目標に応じて学ぶことを支援し、キャリア自律を促進することを目的としています。リーダー層を含むすべての人々にとって、必要なスキルを学ぶための貴重な機会が提供されるこのプラットフォームは、今後の学びの在り方を大きく変える可能性を秘めています。

以下に、本記事で紹介した「はたサポ! NEXT」の主要な情報を整理しました。

このように、「はたサポ! NEXT」は、現代の働く人々にとって必要不可欠な学びの場を提供しており、今後の成長と発展に寄与することが期待されます。