2025年4月開始「明治安田×弘前大学 QOL共創研究所」設立で健康寿命延伸を目指す研究に注目
ベストカレンダー編集部
2025年6月6日 11:22
QOL共創研究所設立
開催期間:4月1日〜3月31日

明治安田×弘前大学の新たな取り組み
2025年4月1日、株式会社明治安田総合研究所(社長:森本律子)および明治安田生命保険相互会社(社長:永島英器)は、国立大学法人弘前大学(学長:福田眞作)と共同で「明治安田×弘前大学 QOL共創研究所」を設立することを発表しました。この研究所は、「QOL(Quality of Life)」の向上を目指しており、個人の健康状態や生活習慣に応じた新たな価値創出を目的としています。
当研究所は、弘前大学と企業が相互に協力し、新たな価値を創出するための共同研究や研究成果の社会実装を進めることを目指す初の「共創研究所」となります。これまでの取り組みを基に、より一層の研究を進め、地域社会の発展に寄与することを目指しています。
これまでの取り組みと実績
明治安田と弘前大学は、2018年に開設した「未病科学研究講座」を通じて、共同研究を行ってきました。この講座では、営業職員による地域住民の健康に対する働きかけの効果を実証する研究や、将来の健康状態を予測するモデルの開発に取り組んできました。また、健康啓発型イベント「QOL健診 明治安田×弘前大学」の全国展開にも力を入れています。
「QOL健診」は、弘前大学が独自に開発した健康診断で、明治安田と弘前大学の共同研究を基にアレンジされています。このイベントでは、普段測定しない全身の健康状態に関する項目を楽しく短時間で測定し、その場で結果をお渡しすることが特徴です。健康増進の啓発効果が高いとされています。
QOL健診の概要
- 目的:健康状態の測定と啓発
- 特徴:楽しく短時間で全身の健康状態を測定
- 結果提供:その場で結果をお渡し
新たな研究所の設置目的と研究テーマ
「明治安田×弘前大学 QOL共創研究所」では、個人の健康状態や生活習慣に応じたQOL向上のための新たな価値創出に向けた研究を行います。具体的な研究テーマには、将来の健康状態を予測するモデルの研究や、「QOL健診 明治安田×弘前大学」のさらなる進化、新たな健康増進コンテンツの研究開発が含まれます。
これにより、個人の健康状態をより深く理解し、効果的な健康増進策を提案することが期待されています。
研究体制
研究所の体制は以下の通りです。
役職 | 氏名 |
---|---|
教授 | 玉田 嘉紀(弘前大学大学院医学研究科) |
教授 | 村下 公一(弘前大学副学長/健康未来イノベーション研究機構) |
教授 | 伊東 健(弘前大学大学院医学研究科) |
教授 | 三上 達也(弘前大学大学院医学研究科) |
特別顧問 | 中路 重之(弘前大学) |
助教 | 沢田 かほり(弘前大学大学院医学研究科) |
フェロー | 加藤 大策(明治安田/明治安田総合研究所) |
執行役員企画部長 | 石田 純一(明治安田) |
企画部ヘルスケア事業企画室長 | 福井 淳二(明治安田) |
代表取締役社長 | 森本 律子(明治安田総合研究所) |
主任研究員 | 瀬領 大輔(明治安田総合研究所) |
設置期間と場所
「明治安田×弘前大学 QOL共創研究所」は、2025年4月から2028年3月までの期間で設置される予定です。場所は弘前大学大学院医学研究科内(青森県弘前市在府町5)に設置されます。
この研究所は、地域の健康を向上させるための重要な拠点となることが期待されています。
弘前大学の背景
弘前大学は、地域住民の平均寿命・健康寿命の延伸に向けた取り組みを行っており、「岩木健康増進プロジェクト」をはじめとする様々な研究活動を展開しています。文部科学省や国立研究開発法人(JST)との共同プロジェクトを通じて、健康を基軸とした地域の活性化を目指しています。
弘前大学のCOI-NEXTプログラムでは、地域の人々が健康であり続けるためのヘルスケア産業の創出を目指し、全世代が生きがいを持って働ける地域社会の実現を目指しています。
まとめ
「明治安田×弘前大学 QOL共創研究所」の設立は、個人の健康状態や生活習慣に基づいたQOL向上を目指す新たな取り組みです。今後、共同研究を通じて地域社会の健康増進に寄与することが期待されています。
項目 | 内容 |
---|---|
設立日 | 2025年4月1日 |
目的 | QOL向上のための研究及び社会実装 |
設置場所 | 弘前大学大学院医学研究科内 |
設置期間 | 2025年4月~2028年3月 |
主な研究テーマ | 健康状態予測モデル、QOL健診の進化 |
このように、明治安田と弘前大学の共同研究所は、地域の健康を支える重要な役割を果たすことが期待されています。