2025年6月5日発表:ユカリアがエピグノを子会社化し医療・介護人材課題解決を加速
ベストカレンダー編集部
2025年6月5日 18:43
ユカリアのエピグノ子会社化
開催日:6月5日
株式会社ユカリアのエピグノ株式取得に関するお知らせ
2025年6月5日、株式会社エピグノ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:乾 文良、以下「エピグノ」)は、株式会社ユカリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三沢 英生、以下「ユカリア」)がエピグノの株式を取得することに伴い、子会社化に関する株式譲渡契約を締結したことを発表しました。この契約は、医療・介護業界の人材問題の解決を目指す両社の連携を強化するものです。
背景
日本の医療現場では、医療従事者の不足が深刻な問題となっており、限られた人材を効果的に配置し、業務の負担を軽減することが重要な課題となっています。経営層は、医療スタッフのスキルや勤務状況、モチベーション状態、希望する働き方を的確に把握し、最適な人員戦略を実現するための仕組みを整備する必要があります。
このためには、先進的技術や現場の実情に沿った課題解決を可能にするデジタルトランスフォーメーション(DX)の導入が必須です。エピグノは「ヘルスケアに叡智を、ヘルスケアに感動を」というミッションのもと、医療・介護業界に特化したHRテック領域のサービスを展開し、現場の業務効率化だけでなく、経営にとって重要な人事領域の課題も解決しています。
ユカリアのビジョンとミッション
一方のユカリアは、「ヘルスケアの産業化」というビジョンのもと、「変革を通じて医療・介護のあるべき姿を実現する」というミッションを掲げています。ユカリアは、病院経営サポートや人事制度設計をはじめとする多様なコンサルティングサービスを提供しており、特に採用の難しさや医療従事者の定着率の向上、適切な人員配置といったHR分野の課題に優先的に取り組んでいます。
このように、エピグノとユカリアはそれぞれ異なる強みを持ちながら、医療機関の持続的な発展に直結する重要なテーマに取り組んでいます。両社が連携することで、人材採用の課題や適切な配置、長時間勤務による過重労働といった医療現場の深刻な課題に対して、より高い効果を持つ解決策を迅速かつ的確に提供できる体制を築くことが可能になると考えています。
本件の目的と今後の展開
エピグノがこれまで事業を営み、議論を進めてきた結果、ユカリアグループの豊かな経営リソースを最大限に活用することが、医療・介護機関が抱える課題をより早く、より広く、より深く解決できると確信したため、本件の契約に至りました。今後も連携を強化していくことで、関わるステークホルダーに価値を提供し、未来に繋がるヘルスケアHRエコシステムを実現していく方針です。
また、エピグノの現役員である代表取締役の乾は、子会社化後も引き続きエピグノ代表として両社の事業拡大に積極的に取り組むことが明らかにされています。これにより、両社のシナジー効果を最大限に引き出し、医療業界における人材の最適配置や効率的な運営を実現することが期待されます。
ユカリアとエピグノの会社概要
以下に、ユカリアとエピグノの会社概要をまとめます。
| 会社名 | 所在地 | 代表者 | 設立 | 事業内容 |
|---|---|---|---|---|
| ユカリア | 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング19階 | 三沢 英生 | 2005年2月 | 医療経営総合支援事業、シニア関連事業、高度管理医療機器事業 |
| エピグノ | 東京都中央区京橋2丁目7-8 | 乾 文良 | 2016年9月2日 | 医療・介護機関向けマネジメントシステムの提供 |
エピグノのサービス
エピグノは、医療・介護機関向けに特化したマネジメントシステムを提供しており、具体的なサービス内容については以下のリンクから確認できます。
まとめ
この度の株式会社ユカリアによる株式会社エピグノの株式取得は、医療・介護業界の人材問題を解決するための重要なステップとなります。両社が持つ強みを活かし、今後の展開に期待が寄せられます。以下に、今回の内容を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約日 | 2025年6月5日 |
| 株式取得者 | 株式会社ユカリア |
| 子会社化される企業 | 株式会社エピグノ |
| 目的 | 医療・介護機関の人材問題解決 |
| 代表者 | 乾 文良(エピグノ) |
今後の両社の連携によって、医療・介護業界における人材の最適配置と効率的な運営が実現されることが期待されます。