2025年8月開催 日本橋高島屋でスティグ・リンドベリ展 約300点の北欧デザイン作品を展示
ベストカレンダー編集部
2025年6月5日 17:17
スティグ・リンドベリ展
開催期間:8月21日〜9月7日

スティグ・リンドベリ展の開催概要
2025年8月21日(木)から9月7日(日)まで、日本橋高島屋S.C. 本館8階ホールにて「20世紀北欧デザインの巨匠 スティグ・リンドベリ展」が開催されます。この展覧会では、スウェーデンの陶芸家でありデザイナーでもあるスティグ・リンドベリ(1916-1982)の作品約300点が展示される予定です。リンドベリは20世紀を代表するデザイナーの一人として、現在も多くの人々に愛され続けています。
本展では、リンドベリがデザイナーとして活動を開始した1930年代後半から晩年の1980年代初頭までの幅広い作品が展示されます。特に注目すべきは、日本初公開の作品も含まれている点です。展示作品は、スティグ・リンドベリの遺品と家族が所蔵する貴重なプライベートコレクションからのものです。

スティグ・リンドベリのデザイン哲学
スティグ・リンドベリは1937年にスウェーデンの磁器メーカー、グスタフスベリ社にデザイナーとして入社しました。彼は機能性や調和、美を追求し、独創的なアイデアをもとに新たな表現方法に挑戦し続けました。リンドベリのデザインは、彼が亡くなった40年以上経った今でも、同社を代表する人気商品として多くの人々に親しまれています。
本展では、リンドベリが生涯を通じて築き上げた作品とデザインの世界を包括的に紹介します。展示作品には、食器や皿などのテーブルウエア、ファイアンス(錫釉陶器)、スタジオ制作のテキスタイルプリントや原画のスケッチなどが含まれ、リンドベリの多彩なデザインの魅力を感じることができます。

展示の見どころ
本展の見どころは、スティグ・リンドベリの代表作や日本初公開の作品が約300点集結していることです。展示は以下のような章に分かれています。
- 第1章:テーブルウエア(1940-1980年)
リンドベリのテーブルウエアを包括的に紹介し、1950年代から1980年代にかけての作品が展示されます。 - 第2章:「H55」
1955年の国際建築工業デザイン博覧会に出品された作品群が紹介されます。 - 第3章:ファイアンス
手描きの花柄模様や幾何学模様の作品が展示され、リンドベリのファイアンス作品を堪能できます。 - 第4章:アートウエア
マントルピースや本棚に置くためのオブジェが紹介されます。 - 第5章:フィギュア<人物と動物>
リンドベリの革新的なフィギュア作品が展示され、彼の豊かな想像力を感じられます。 - 第6章:炻器の彫刻(ユニークピース)
手びねりで制作された珍しい炻器の彫像が紹介されます。 - 第7章:炻器の器(ユニークピース)
一点ものの炻器の器が展示され、リンドベリの発展をたどります。 - 第8章:テキスタイル
麻やベルベット素材のヴィンテージテキスタイルが紹介されます。 - 第9章:スティグ・リンドベリと日本
リンドベリが手元に置いていた日本の品々や作品が展示されます。 - 第10章:子供のためのデザイン
ユーモラスにデザインされた子ども用食器や児童書の挿絵が紹介されます。

スティグ・リンドベリのプロフィール
スティグ・リンドベリは1916年にスウェーデン北部のウメオで生まれました。彼はストックホルムの工芸学校で学び、1937年にグスタフスベリ製陶所に勤務を開始しました。リンドベリは、機能性や美を追求するデザインを手がけ、数多くの名作を生み出しました。彼は1957年にグスタフスベリ製陶所を退職し、その後も多くの展覧会で作品を発表し続けました。
リンドベリは日本にも深い愛情を持ち、1959年に日本を訪れた際には、伝統的なやきもの産地を訪ねるなどの交流を行いました。彼の作品には、日本の美や文化からインスピレーションを得たものも多くあります。

開催概要と問い合わせ先
「20世紀北欧デザインの巨匠 スティグ・リンドベリ展」は、以下の概要で開催されます。
展覧会名 | 20世紀北欧デザインの巨匠 スティグ・リンドベリ展 |
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会期・会場 | 2025年8月21日(木)~9月7日(日) 日本橋高島屋S.C. 本館8階ホール |
巡回展 | 2025年9月10日(水)~9月21日(日) 大阪高島屋 7階グランドホール |
主催 | スティング・リンドベリ展実行委員会 |
特別協力 | スティグ・リンドベリ・デザインAB、ヴィラスティル・デザイン・プロダクションHB |
後援 | スウェーデン大使館 |
企画協力 | (株)アートインプレッション |
ホームページURL | https://www.stiglindberg-exhibition.jp |
本展は、スティグ・リンドベリのデザインの魅力を再発見する貴重な機会となります。彼の作品を通じて、北欧デザインの豊かさとその歴史を感じることができるでしょう。