2025年6月5日開始、自治体向け生成AI「ChatSense」RAG実証実験パートナー募集の詳細

ChatSense自治体実証募集

開催期間:6月5日〜6月19日

ChatSense自治体実証募集
ChatSenseって何ができるの?
ChatSenseは法人や自治体向けの生成AIサービスで、社内データを安全に学習させるRAG機能を備え、業務効率化や無償検証も可能です。
自治体がChatSenseの実証実験に参加すると何が得られるの?
予算前でもRAG機能の導入検証やAI活用サポート、無料での追加学習機能試用、広報支援など自治体特有のニーズに対応する特典が得られます。

企業向けChatGPT、社内データ学習できる「ChatSense」が自治体向けRAGの実証キャンペーン開始

株式会社ナレッジセンスは、2025年6月5日、法人向けおよび自治体向けの生成AIサービス「ChatSense(チャットセンス)」に関する重要なお知らせを発表しました。このサービスは、特に自治体や官公庁などの行政機関における業務活用を推進するために、実証実験パートナーの募集を開始するものです。これは2025年5月の募集に続く第15期目の募集となります。

「ChatSense」は、法人契約のもとで「ChatGPT」や「Gemini」といった生成AIをセキュアな環境で利用できるよう支援します。特に、自治体においては、BoxやSharePointなどの社内データを読み込んだ生成AI機能(RAG)について、予算取り前でも導入検証が可能になる点が大きな魅力です。

企業向けChatGPT、社内データ学習できる「ChatSense」が自治体向けRAGの実証キャンペーン開始 画像 2

リリースの背景 ― 「予算取り前」の行政・自治体のRAG検証をサポート

近年、ChatGPTは業務効率化やサービス品質向上を目的として、多くの法人で導入が進んでいます。ナレッジセンスが提供する「ChatSense」も、セキュリティの高い環境や社内データの追加学習機能が評価され、500社以上の導入実績を持っています。特に、RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術に対する自治体からの関心が高まっています。

RAGは生成AIに社内データを読み込ませる仕組みであり、業務効率化が期待されます。しかし、自治体の担当者との対話を通じて、生成AIやRAG導入には特別な支援が必要であることが明らかになりました。以下にその理由を示します。

  • 徹底したセキュリティ:自治体で生成AIを活用するためには、IPアドレスによるアクセス制限やSSO認証、SLAによる事前コミットメントが求められます。
  • 見積もりの透明性:自治体でITツールを利用する際には、単価見積書や納品書など、多くの事務処理が必要です。
  • 予算がない状態での無償検証:予算策定の前に、生成AIの利用状況や用途を検証したいというニーズが強いことがわかりました。
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法人向け生成AIサービス「ChatSense(チャットセンス)」とは

「ChatSense」は、米OpenAI社が開発した大規模言語モデルであるChatGPTを基にしたサービスです。ナレッジセンスは、セキュリティを強化し、コスト面でも優位性を持つ法人向けの生成AIを提供しています。以下に「ChatSense」の主な特徴を示します。

  1. チャット内容をAIの学習から守る機能:全ての法人プランで利用可能な共通機能で、ビジネスプラン以上では高度なセキュリティ機能も提供されます。
  2. 豊富な独自機能:プロンプトの社内共有機能やメンバーの一括管理機能など、法人向けの独自機能が充実しています。
  3. 初期費用が無料:導入のハードルを下げるため、初期費用がかからず、最低利用期間の縛りもありません。

ChatGPTに社内データを学習させる「追加学習」機能(RAG)について

「ChatSense」の新機能である「追加学習」プラグインでは、様々なファイル形式のドキュメントをアップロードし、それに基づいてAIが回答する設定が可能です。対応するファイル形式は以下の通りです。

ファイル形式
テキストファイル txt
スプレッドシート xlsx
プレゼンテーション pptx
PDF pdf
HTML html
URL 特定のページを指定

また、複数ファイルの読み込みや、原稿用紙100万枚分までの学習が可能で、AIの回答には必ず参照元が提示されるため、信頼性も高まります。

既存プランとの違い・パートナーに採択されるメリットについて

「ChatSense」は、パートナーになることなく利用しても多くのメリットがありますが、パートナーになることでさらに多くの行政・自治体向け特典が得られます。

  • AI活用方法の模索に伴走:通常のプランとは異なり、チャットGPTの活用方法が浸透するまでサポートします。
  • 実証実験に伴う広報活動の支援:導入効果を最大化するため、AI技術や成果内容を一般の方にも理解しやすく解説する記事やプレスリリースの作成を支援します。
  • 予算がない状態での検証:10万文字程度までの無料検証が可能で、追加学習機能オプションが1ヶ月無料で試せます。

15期募集の概要

今回の実証実験パートナー募集の概要は以下の通りです。

  • 対象:日本の行政機関に属する団体(部署・チーム単位での応募可能)
  • 募集上限:最大5組織(原則先着順)
  • 締め切り:2025年6月19日(木曜)23時59分まで
  • 応募方法:こちらのリンクよりお問い合わせください。

ナレッジセンスについて

株式会社ナレッジセンスは、企業や行政・自治体向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速し、社員の生産性向上を目指すためのビジネス向けChatGPTサービス「ChatSense」や事業コンサルティングを提供しています。ナレッジセンスは、生成AIを活用して業務効率を向上させたい企業や行政機関からの相談を受け付けています。

まとめ

株式会社ナレッジセンスが提供する「ChatSense」は、自治体向けの実証実験パートナーを募集しています。特に、RAG技術を活用した社内データの学習機能を通じて、業務効率化を図ることが期待されています。以下に本記事で紹介した内容を整理しました。

項目 内容
サービス名 ChatSense
提供者 株式会社ナレッジセンス
募集開始日 2025年6月5日
募集締切 2025年6月19日
対象 日本の行政機関
特徴 セキュアな環境での生成AI利用、RAG機能、無償検証

このように、ナレッジセンスの「ChatSense」は、自治体の特別なニーズに応えるための多くの機能を提供しており、今後の業務効率化に寄与することが期待されます。

参考リンク: