2025年6月8日開催「こうの史代展」福知山市で漫画家生活30周年の原画展が始まる
ベストカレンダー編集部
2025年6月5日 14:13
こうの史代展開催
開催期間:6月8日〜7月27日
こうの史代さんが案内する“漫画の舞台”
2025年6月5日、京都府福知山市は、市在住の漫画家・こうの史代さんが自身の漫画の舞台を歩きながら案内する記事「こうの散歩」を、市公式noteで公開しました。この取り組みは、6月8日から開催される原画展「こうの史代展」とあわせて、こうのさんの作品世界と福知山というまちの魅力を感じられる内容となっています。
こうの史代さんは『この世界の片隅に』や『夕凪の街 桜の国』などの作品で知られる漫画家であり、2016年に福知山市へ移住しました。2025年は漫画家生活30周年の節目にあたり、最新作『空色心経』を約12年ぶりの長編ストーリー漫画として発表しました。この作品には、福知山の風景が色濃く描かれており、こうのさんの思いが込められています。
「こうの散歩」の内容と魅力
note記事「こうの散歩」では、こうのさんがお気に入りの散歩コースである由良川沿いを歩きながら、『空色心経』にも登場するスポットを案内しています。「福知山には、日本の原風景があると思うんです」と語るこうのさんのまなざしを追体験できる散歩記であり、読者は彼女の視点を通じて福知山の魅力を再発見することができます。
記事内には、漫画の一部ページも掲載されており、作品と現実の風景の重なりを楽しむことができます。こうのさんの作品の中に描かれた風景を実際に訪れることで、より深い理解と感動を得ることができるでしょう。
記事の詳細情報
- 記事公開日:2025年6月5日(木)
- ナビゲーター:こうの史代さん(漫画家)
- 記事URL:こうの散歩
また、同時に公開される「特別アート御城印」は福知山城の天守閣にて限定販売される予定です。こうのさんの作品をさらに身近に感じることができる機会です。
原画展「こうの史代展」の開催
2025年6月8日から7月27日まで、福知山市佐藤太清記念美術館にて「漫画家生活30周年 こうの史代展」が開催されます。この展覧会は、こうのさんの過去最大規模の展示となり、大ヒット作『夕凪の街 桜の国』や『この世界の片隅に』をはじめ、福知山市が舞台の最新作『空色心経』など、前後期にわけて延べ500枚以上の漫画原画や絵本原画が展示されます。
また、作品のコンテやメモ、制作風景を記録した初公開の映像も展示される予定です。これは、こうのさんの創作過程を知る貴重な機会となります。
展覧会の詳細情報
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 前期 | 2025年6月8日(日)~7月6日(日) |
| 後期 | 2025年7月9日(水)~7月27日(日) |
休館日は毎週火曜日で、7月7日(月)は展示替えのため休館となります。開館時間は9:00から17:00までで、入館は16:30までとなっています。入館料は、大人720円、子ども350円で、通常料金と異なることに注意が必要です。
企画の背景と協力者
この展覧会は、福知山市と福知山市佐藤太清記念美術館が主催し、呉市立美術館やコアミックス、朝日新聞出版、日本文芸社、平凡社などが協力しています。監修には福永信氏が携わり、企画は青幻舎プロモーションによって行われています。
こうの史代さんの作品が福知山という地域に根付いていることを示すこの取り組みは、地域の文化振興にも寄与するものであり、多くの人々にとって新たな発見となることでしょう。
まとめ
こうの史代さんによる「こうの散歩」と原画展「こうの史代展」は、福知山の自然と文化を深く体感できる貴重な機会です。こうのさんの作品を通じて、福知山の美しさや歴史を再認識することができるでしょう。以下に、この記事で紹介した内容をまとめます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| こうの散歩 | note記事公開日:2025年6月5日 |
| 原画展 | 「漫画家生活30周年 こうの史代展」開催:2025年6月8日~7月27日 |
| 入館料 | 大人720円、子ども350円 |
| 開催場所 | 福知山市佐藤太清記念美術館 |
このように、こうの史代さんの作品と福知山の魅力が交差するイベントが開催されることは、地域の文化振興にとっても重要な意義を持ちます。多くの人々がこの機会を通じて、こうのさんの作品と福知山の美しさを体感できることが期待されます。