2025年6月15日父の日に向けた意識調査:贈り物より大切な家族の時間とは
ベストカレンダー編集部
2025年6月5日 11:32
父の日調査結果発表
開催日:6月15日

父の日に求められる贈り物とコミュニケーションの実態
毎年6月の第3日曜日に祝われる「父の日」は、父親への感謝の気持ちを伝える大切な機会です。データコム株式会社は、20代から50代の男女を対象に父の日に関する意識調査を実施しました。調査の結果、父の日に対する意識やコミュニケーションの頻度、理想の過ごし方や贈り物についての傾向が明らかになりました。

調査の背景と目的
日本では、父の日は家族が集まり、父親に感謝の気持ちを伝える日として定着しています。しかし、近年のライフスタイルの変化に伴い、父親とのコミュニケーションの頻度が減少していることが懸念されています。データコム株式会社は、父の日に対する意識や世代間の違いを調査することで、今後の父の日の贈り物に関する情報提供を目的としました。

調査結果の概要
- 父親とのコミュニケーションは加齢と共に希薄になる傾向がある。
- 42.1%の人が父の日を気にしていないと回答。
- コミュニケーションの頻度が高いほど、父の日の予定を立てる傾向がある。
- 理想的な父の日の贈り物は「飲食物」である。
- 子供に求めるものは「一緒に過ごす時間」である。

父親とのコミュニケーションの変化
調査によると、年齢が上がるにつれて父親とのコミュニケーションの頻度が減少することが明らかになりました。具体的には、6歳未満の子供が父親と「週5日以上コミュニケーションを取る」と回答した割合は52.7%でしたが、19歳以上では27.3%にまで減少しています。このことから、成長と共に忙しさが増し、父親と過ごす時間が減少していることが伺えます。
また、「全くコミュニケーションを取らない」という回答の割合は年代間で大きな差は見られず、むしろ「週2日未満」のコミュニケーションが増加していることが分かります。これにより、家庭内でのコミュニケーションの重要性が再認識される必要があると言えるでしょう。

父の日への認識と行動
調査では、父の日への認識についても興味深い結果が得られました。回答者の42.1%が「父の日を気にしていない」と答えた一方で、「なんとなく意識はする」「世間的なイベント」といった回答も合わせると、実に3割以上の人が父の日に対してあまり関心がないことが示されました。逆に「感謝の気持ちを伝える大切な日」と考える人は23.3%と少数派でした。
父の日の予定については、59.8%が「特に何もする予定はない」と回答しました。予定がある人の中では、「プレゼントを贈る」が最も多く20.9%、次いで「一緒に食事をする予定」が6.1%、「旅行をする予定」が2.7%となりました。このことから、父の日を祝う行動があまり一般的ではない現状が浮き彫りになっています。

理想的な贈り物と求められるもの
父の日に贈る理想的なプレゼントについては、調査結果から「食べ物を贈る」という回答が18.2%と最も多く、次いで「お酒/飲み物を贈る」が15.5%、さらに「衣類/小物を贈る」が14.3%となりました。特に飲食物が重視されていることが分かります。
一方で、自分が親の立場になった際に子供にしてもらって嬉しいこととしては、「一緒に過ごす」が26.1%と最も多く、次いで「感謝のメッセージ」が16.1%という結果が得られました。このことから、物質的な贈り物よりも、時間や気持ちといったプライスレスな感謝の表現が求められていることが明らかになりました。

まとめ
調査項目 | 結果 |
---|---|
父親とのコミュニケーション頻度 | 年齢と共に減少 |
父の日を気にしていない割合 | 42.1% |
父の日の予定がある割合 | 40.2% |
理想的な贈り物 | 飲食物が人気 |
求められること | 一緒に過ごす時間 |
この調査結果から、父の日においては物質的な贈り物よりも、家族との時間や感謝の気持ちが重視されていることが分かります。父の日を迎えるにあたり、贈り物だけでなく、普段の感謝の気持ちを伝える良い機会となるでしょう。
参考リンク: