2025年7月9日開始｜手塚治虫作品とVEDUTAが織りなす新感覚和服コレクション、伊勢丹新宿で開催

命、倫理、共生──“今こそ読み返したい手塚治虫”を、和服でまとう。

ストリート着物ブランド「VEDUTA」（カタカナ表記：ヴェデュータ、代表：渡邉仁）は、著名なマンガ家である手塚治虫とのコラボレーションによる新しい和服を発表します。このコラボレーションは、手塚治虫の代表作である『鉄腕アトム』『火の鳥』『ブラック・ジャック』『ジャングル大帝』をテーマにしたもので、2025年7月9日（水）から7月15日（火）まで、伊勢丹新宿店本館7階で開催されるポップアップストアにて展示・販売されます。

コラボレーションの背景とコンセプト

手塚治虫の作品は、命や倫理、共生といった深い哲学的な問いを投げかけています。これらのテーマは、現代社会においても非常に重要であり、VEDUTAはこのコラボレーションを通じて、ファッションを通じて人々に考えさせる機会を提供しようとしています。特に、手塚治虫が描く命の循環や人間の複雑さを反映したデザインは、現代における価値観や視点を見つめ直すきっかけとなることを目指しています。

このコラボレーションでは、伝統的な和服の形状に現代的な要素を取り入れ、手塚治虫の作品からインスピレーションを受けた新しいスタイルの和服を提案します。具体的なデザインは以下の通りです。

コラボレーションアイテムの詳細

• 鉄腕アトム / 空調付き羽織
  USB給電の送風ファンを搭載し、1分間に4200回転するパワフルな送風機能を持ち、効率的に汗を蒸発させることができます。撥水ナイロン素材で、シワになりにくい設計です。
• ジャングル大帝 / トラック羽織・袴セットアップ
  通気性が良く、シワになりにくい軽いジャージ素材を使用。家庭で洗濯可能で、ファスナー付きの羽織にはパンジャとレオのグラフィックが施されています。
• ブラック・ジャック / 浴衣
  白衣とブラックコートのバイカラー浴衣で、機能的なポケットが3つ付いています。家庭で洗濯可能で、サテン裏地にはブラック・ジャックのマンガがあしらわれています。
• 火の鳥 / 羽織（裂き織り・西陣織）
  古布を手織りで再生した素材を使用し、ファスナー付きで両胸に火の鳥のグラフィックワッペンがあります。

手塚治虫作品の哲学とその影響

手塚治虫の作品は、命や正義、共生といったテーマを通じて人間の本質に迫るものであり、これらの問いは時代を超えて多くの人々に影響を与えてきました。特に『火の鳥』は命の循環を描き、『鉄腕アトム』は近未来のビジョンを提示し、『ブラック・ジャック』は善と悪、正義と矛盾といった人間の複雑さを探求しています。

このような深いテーマを持つ作品とコラボレーションすることで、VEDUTAはファッションを通じて新たな価値観を提供し、日常の中で命や倫理について考えるきっかけを提供することを目指しています。

メッセージと今後の展望

手塚プロダクションの取締役である手塚るみ子氏は、手塚治虫が亡くなってからも多くのファンに作品が親しまれていることに感謝の意を示し、原作を大切にしながらも新しい時代の感性に届けることが重要であると述べています。また、VEDUTAの代表である渡邉仁氏も、手塚治虫の哲学が現代において必要であると考え、コラボレーションを通じて心に火を灯すことを願っています。

イベント概要

今回のコラボレーションによるポップアップストアは、伊勢丹新宿店本館7階にて開催されます。イベントの詳細は以下の通りです。

この取り組みは、手塚治虫の作品に込められたメッセージを和服という形で表現するものであり、現代のファッションシーンに新たな風を吹き込むことを目指しています。手塚治虫の作品を通じて、命や倫理について再考する機会が提供されることを期待しています。

最後に、今回のコラボレーションの内容を以下の表にまとめます。

以上が、ストリート着物ブランド「VEDUTA」と手塚治虫のコラボレーションについての詳細です。この新しい和服が、皆様のファッションの選択肢に新たな刺激を与えることを期待しています。