2025年5月15日 岡山大学がマレーシア日本国大使館を訪問し留学促進活動を強化
ベストカレンダー編集部
2025年6月5日 05:48
岡山大学マレーシア訪問
開催日:5月15日

岡山大学の那須保友学長がマレーシア日本国大使館を訪問
2025年6月4日、国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、2025年5月15日に那須保友学長、鈴木孝義副学長(国際・同窓会担当)、一瀬勇規農学部長らが、マレーシアにおける留学促進活動の一環として、在マレーシア日本国大使館の四方敬之特命全権大使を表敬訪問しました。この訪問は、岡山大学日本留学情報センター(OJEIC)マレーシア事務所の開所式に先立って行われました。
面談では、四方大使から日本とマレーシアの交流を活発化させるための取り組みとして、大学間の連携や学生交流の促進についてお話がありました。さらに、北岡龍也参事官からは、ダブル・ディグリーおよびジョイント・ディグリー・プログラムの推進についての説明がありました。これに関連して、直近の訪問先であるマレーシアの私立大学での特筆すべき取り組みや、世帯所得の継続的な上昇が教育に与える影響についても紹介されました。

日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業
岡山大学は、令和6年度より文部科学省から「日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業(東南アジア)」を受託し、5年間でASEANからの留学生数を2倍(103,861人)にすることを目指しています。この事業は、日本の大学への留学を促進するための重要な施策となります。
過去には、平成26年度に文部科学省の受託事業「留学コーディネーター配置事業(ミャンマー)」に採択され、5年間でミャンマーからの留学生数を倍増させることを目標として事業を実施した結果、4年間で3倍に増加させることに成功しました。さらに、事業の名称が「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)」に変更され、対象地域もASEAN10カ国に拡大されました。

現在の取り組みと拠点
現在、岡山大学はミャンマーのヤンゴンとマンダレー、タイのバンコク、カンボジアのプノンペン、ラオスのビエンチャンに加え、マレーシアとインドネシアを最重点国とし、それぞれの国に事務所を構えています。具体的には、インドネシアのジャカルタ、スラバヤ、インドネシア大学、そしてマレーシアのクアラルンプールにおいて、優秀な留学生を獲得するための事業に取り組んでいます。
これにより、岡山大学はASEAN諸国の学生に対して日本での学びの機会を提供し、国際的な教育環境を整えることを目指しています。具体的な取り組みとしては、以下のような活動が行われています:
- 日本留学情報センターの設立
- 留学説明会やセミナーの開催
- 現地の大学との連携強化
- 奨学金制度の拡充

岡山大学の国際的な取り組みの意義
岡山大学の国際的な取り組みは、単に留学生を受け入れるだけでなく、教育の質を向上させることにも寄与しています。留学生との交流を通じて、国内の学生も異文化を学び、国際的な視野を広げることができるのです。
また、岡山大学は地域中核・特色ある研究大学として、地域社会との連携を深め、持続可能な開発目標(SDGs)を支援する活動にも注力しています。これにより、地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学を目指しています。

今後の展望と期待
今後、岡山大学はマレーシアにおける留学促進活動をさらに強化し、地域のニーズに応じた教育プログラムを提供することで、ASEAN地域の学生にとって魅力的な留学先となることを目指しています。
このような取り組みを通じて、岡山大学は国際的な教育機関としての地位を確立し、学生に多様な学びの機会を提供することが期待されています。

まとめ
岡山大学の那須保友学長による在マレーシア日本国大使館の表敬訪問は、両国間の教育交流の促進に向けた重要なステップです。以下に、この記事で紹介した内容をまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
訪問日 | 2025年5月15日 |
訪問先 | 在マレーシア日本国大使館 |
主な参加者 | 那須保友学長、鈴木孝義副学長、一瀬勇規農学部長 |
目的 | 日本留学情報センター(OJEIC)マレーシア事務所の開所式に先立つ表敬訪問 |
事業名 | 日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業(東南アジア) |
目標 | ASEANからの留学生数を2倍(103,861人)にすること |
これらの取り組みを通じて、岡山大学は国際的な教育の拠点としての役割を果たし、地域社会や国際社会に貢献することを目指しています。
参考リンク: