2025年6月4日発表:forest株式会社が約19億円のシリーズB調達をファーストクローズし成長戦略を加速

forestシリーズB調達

開催日:6月4日

forestシリーズB調達
forestってどんな会社で何をしてるの?
forest株式会社は日本のモノづくりブランドの承継と成長を目指し、M&Aを通じてブランドを引き継ぎ、物流や販売まで一貫した体制で事業拡大を図っています。
今回の資金調達で何をするの?
調達資金はブランド承継の強化、物流インフラの整備、データ分析推進、専門人材の採用、越境ECの拡大に使い、日本製品の世界展開を加速します。

forest株式会社、シリーズB調達を実施

日本のモノづくりブランドを承継し、その成長を実現することを目指すforest株式会社(以下、forest)は、2025年6月4日10時30分に、約19億円のエクイティ調達をファーストクローズしたことを発表しました。この調達は、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)、株式会社ウェルスアセット、住商ベンチャー・パートナーズ株式会社、DBJキャピタル株式会社及びHeadline Asiaからの資金を含んでいます。今回のシリーズB調達は、最終的に35-40億円の調達を目指しており、近日中にクローズする予定です。

これまでの歩みと成長

forestは2021年に創業し、「良質かつ機能的で、持続可能性の高いモノを創る、日本発の世界ブランドを多く輩出する」というビジョンの下、これまでに総額約50億円の資金調達を行い、19件の事業承継を実施してきました。これらの取り組みは、承継した事業やブランドのさらなる成長を促すための基盤を築くことを目的としています。

forestは、商品開発から貿易実務、物流、販売・マーケティング、アフターサポートに至るまで、一貫した組織体制を構築してきました。承継したブランドの多くには創業メンバーが残り、forestのメンバーと協力しながら事業成長に取り組んでいます。最近の売上は前期比で約2倍に成長しており、その成長の約60%はM&Aによるインオーガニック成長、約40%はM&A後のオーガニック成長によるものです。

資金調達の目的と今後の取り組み

今回調達した資金は、以下の目的で活用されます:

  • ブランドの承継(M&A及び成長投資)
  • 日本および中国における物流インフラの強化
  • データアナリティクスの推進
  • 専門人材の採用
  • 越境ECへの取り組みの強化

forestは、良質かつ機能的で持続可能性の高い日本のプロダクトをEコマースを通じて広めることで、人々の生活を豊かにし、心が満たされる社会の創出を目指しています。

投資家からのコメント

UTECの代表取締役COOでマネージングパートナーの坂本教晃氏は、次のように述べています。

「McKinseyの調査によれば、今後15年、すなわち2040年までに最も成長が期待される市場はeコマースです。日本国内のEC化率は依然として他の先進国に比べて低く、今後の市場拡大余地は計り知れません。また、中小企業の後継者不足は少子高齢化と相まって、日本経済が直面する最大の課題の一つです。これらの背景を踏まえると、forestが挑む事業領域は極めて合理的であり、時代の要請に応えるものだと確信しています。」

さらに、坂本氏は、forestが「日本の価値を世界へ」という情熱を持って行動していることにも触れ、東京大学との共同研究や最先端テクノロジーの導入を進めていることを評価しています。

forest株式会社の概要

以下に、forest株式会社の基本情報をまとめます。

項目 詳細
社名 forest株式会社
所在地 東京都渋谷区神南1丁目4番9号 テアトル神南 オフィス棟 6F
代表者 代表取締役CEO 湯原伸悟
ミッション 日本のモノを育み、世界を彩る
公式ウェブサイト https://www.forest-inc.jp/

forestでは、各職種において共に成長を目指すメンバーを積極的に募集しています。採用情報については、公式ウェブサイトの問い合わせ窓口から確認できます。

このように、forest株式会社は日本のモノづくりブランドの承継と成長を目指し、さまざまな取り組みを進めています。今後の動向に注目が集まります。