2025年3月開始のモデル病院4施設が推進する院内外コミュニケーション改革と経営改善の取り組み

モデル病院経営改善開始

開催日:3月1日

モデル病院経営改善開始
病院の経営改善って具体的にどうやって進めてるの?
HITOTSUのオールインワンツールを使い、院内外のコミュニケーションを効率化し、脱ハンコとペーパーレス化で業務を効率化し経営改善を目指しています。
BYODって何?病院で使うとどういいの?
BYODは職員の私物スマホを業務に活用することで、導入がスムーズになり情報セキュリティ強化や業務効率化が図れる柔軟な運用方法です。

病院経営改善に向けた新たな取り組み

HITOTSU株式会社は、医療業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業であり、2025年6月4日に発表したプレスリリースにおいて、病院経営改善に本気で取り組むモデル病院4施設の取り組みを紹介しました。これらの施設は、院内外のコミュニケーション改革と脱ハンコリレーを両輪で推進し、業務効率化とペーパーレス化を目指しています。

日本の病院の約7割が赤字経営である現状を受け、HITOTSU社は“日本の医療を黒字化する”というミッションのもと、医療業界全体の経営改善に特化したオールインワンツール「HITOTSU」を開発しました。特に、中心となる医療DXチャット「Link」は、2024年3月にリリースされ、全国の医療機関250施設以上、企業100社以上での利用が進んでいます。

病院経営改善に本気で取り組むモデル病院4施設2500人が、院内外コミュニケーション改革と脱ハンコリレーを両輪で推進 画像 2

モデル病院の取り組みと期待の声

2025年3月から始動した「モデル病院」プロジェクトでは、HITOTSUを活用して経営改善成果の創出に取り組む病院が選定されました。5月末までに申し込んだ病院の中から選ばれた4施設では、プロジェクトチームを立ち上げ、各病院ごとに2~3つの重点テーマを設定し、段階的な導入を進めています。

各病院の経営トップやプロジェクトリーダーからは、HITOTSUの活用に対する期待の声が寄せられています。具体的な声としては以下のようなものがあります:

  • 芳賀赤十字病院(栃木県、364床):「院内全職員が安心して使える公認ツールとして育てていく」
  • 富士宮市立病院(静岡県、380床):「多機能、セキュリティ、コスト、サポートを総合的に評価」
  • 水戸ブレインハートセンター(茨城県、88床):「HITOTSUの進化とともに、より良い医療を」
  • 回生病院(香川県、397床):「次は企業との情報連携も推進し、より高い経営改善成果・安全性を期待」
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院内外コミュニケーションの効率化と透明性の確保

多くの病院では、院内の業務においてメールや電子カルテのみのやり取りが認められており、院外とのコミュニケーションにおいてはプライベートなSNSやアプリが使われるなど、非効率な状況が続いています。HITOTSUは、こうした課題を解決するために、病院公認の業務専用ツール「Link」を導入し、院内運用規定に基づいた安全で効率的なコミュニケーションを実現します。

特に、企業とのコミュニケーションにおいても透明性を確保することが求められています。病院と企業の間での情報のやり取りが適切に管理されることで、ガバナンスの強化が図られます。

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BYODと段階的な導入による業務効率化

HITOTSU社は、BYOD(Bring Your Own Device)を活用した柔軟な運用を提案しています。職員の私物のスマートフォンを業務に利用することで、迅速かつスムーズな導入が可能となり、情報セキュリティ強化や業務効率化が実現します。具体的には、以下のようなサポートが提供されます:

  • BYODの適用職種・シーンの見極め
  • 運用規定や管理体制の構築
  • 将来的な病院支給スマホの段階的支給計画の策定

これにより、病院全体での迅速な展開が可能になり、経営改善成果を確実に創出することが期待されます。

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早期の成功体験「クイック・ウィン」の重要性

HITOTSU社は、単にツールを提供するだけでなく、パートナー医療機関とともに生産性向上や経営改善インパクトを実現することを目指しています。そのための鍵となるのが「クイック・ウィン」、すなわち早期の成功体験の創出です。これにより、モチベーションの向上やプロジェクトの推進が加速し、長期的な目標達成につながります。

モデル病院の一つである水戸ブレインハートセンターでは、取り組み初月から約10万円の診療報酬増を実現しました。このような成果は、他の病院でも同様に期待されます。

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ワークフロー機能による業務の効率化

HITOTSUは、院内申請や承認を効率化するために、ワークフロー機能を導入しています。これにより、従来の紙とハンコでの申請承認の非効率性を解消し、ペーパーレス化を促進します。具体的な機能としては:

  • 自由かつ直感的に作成できる申請フォーム
  • 申請フォームと承認フローの組み合わせによる管理の簡素化
  • リアルタイムでの承認依頼や状況通知

これらの機能により、申請・承認過程の大幅な効率化が実現され、印刷コストや手間の削減が図られます。

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今後の展望と先行利用モデル病院の募集

HITOTSU社は、オールインワンツールの先行利用モデル病院を数施設限定で追加募集しています。病院の経営層がコミットし、全体での協力が求められます。興味のある病院は、HITOTSU社に問い合わせることができます。

このように、HITOTSUは医療現場におけるコミュニケーションの効率化、業務のデジタル化、そして経営改善に向けた取り組みを進めています。医療機関の皆様にとって、HITOTSUの導入が新たな価値をもたらすことが期待されます。

病院名 所在地 病床数 主な取り組み
芳賀赤十字病院 栃木県 364床 公認ツールとして育成
富士宮市立病院 静岡県 380床 多機能・セキュリティの評価
水戸ブレインハートセンター 茨城県 88床 医療の質向上
回生病院 香川県 397床 企業との情報連携推進

これらの取り組みを通じて、医療機関の経営改善と業務効率化が進むことが期待されます。