2025年7月開始の東京芸術文化創造発信助成に海外映画祭参加向け長期助成が新設

海外映画祭参加助成新設

開催期間:7月1日〜7月30日

海外映画祭参加助成新設
東京芸術文化創造発信助成の新しいカテゴリーって何?
2025年度から新設されるカテゴリーⅣは、映画のポストプロダクションを行い海外映画祭での上映を目指す事業に対し、2年または3年の長期助成を行う制度です。
助成金はどれくらいもらえるの?
団体は2年間で最大400万円、3年間で最大600万円、個人は2年間で最大200万円、3年間で最大300万円が助成対象経費の半分以内で支給されます。

東京芸術文化創造発信助成の新設について

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京は、2025年度より「東京芸術文化創造発信助成」に新たに「カテゴリーⅣ [長期助成] 海外映画祭参加活動」を設けることを発表しました。この新たな助成制度は、東京の芸術文化の魅力を向上させ、世界に発信することを目的としています。

新設されるカテゴリーⅣでは、映画のポストプロダクションを行い、海外映画祭での上映を目指す事業に対して、2年間または3年間の支援を行います。これにより、東京を拠点とする芸術家や団体が国際的な舞台で活躍する機会を得ることが期待されています。

助成対象事業の詳細

新しい助成制度の対象となる事業は、以下のように定義されています。

  • 実施期間: 2026年1月1日以降に開始し、2027年12月31日までに終了する事業(2年間)または2026年1月1日以降に開始し、2028年12月31日までに終了する事業(3年間)
  • 事業内容: 映画のポストプロダクションを行い、海外映画祭での上映を目指す事業

この助成制度は、東京の文化や芸術を国際的に広めるための重要なステップとなるでしょう。

対象となる申請者

助成金を申請できるのは、以下の条件を満たす者です。

  • 東京都内に本部が所在する団体
  • 創作の核を担う監督またはプロデューサー等が東京都内に居住していること
  • 東京都内に居住する個人(映画監督、プロデューサー等)

これにより、地域に根ざした芸術活動が支援され、より多くの才能が国際舞台で活躍することが可能になります。

助成金額とサポート費について

助成金の金額は、申請者の種類によって異なります。具体的には以下の通りです。

申請者の種類 2年間の助成金額 3年間の助成金額
団体 400万円 600万円
個人 200万円 300万円

なお、助成金は助成対象経費の1/2以内が支給され、消費税及び地方消費税に相当する額は助成対象外となります。

さらに、助成金とは別に、創作環境サポート費として、1年毎の上限10万円を申請することも可能です。申請時にサポート費を申請するかどうかを選択する必要があります。

申請受付と公募説明会の情報

助成金の申請受付は、2025年7月1日(火)10時から7月30日(水)18時まで行われます。申請方法はオンラインで、詳細は公式ウェブサイトにて確認できます。

また、オンラインによる公募説明会も開催される予定で、参加には事前申し込みが必要です。定員が設けられているため、早めの申し込みが推奨されます。

公式ウェブサイト

公募ガイドラインは2025年7月1日に公開され、詳細情報や公募説明会の情報もウェブサイトに掲載されます。以下のリンクからアクセスできます。

まとめ

2025年度の「東京芸術文化創造発信助成」に新設される「カテゴリーⅣ [長期助成] 海外映画祭参加活動」は、東京の芸術文化の発展を促進するための重要な施策です。以下に、助成制度の要点をまとめます。

項目 内容
対象事業 映画のポストプロダクションを行い、海外映画祭での上映を目指す事業
申請者 東京都内に本部がある団体または東京都内に居住する個人
助成金額 団体: 2年間400万円、3年間600万円
個人: 2年間200万円、3年間300万円
申請受付期間 2025年7月1日(火)10時~7月30日(水)18時
公募説明会 オンライン開催(要事前申し込み)

この助成制度が、東京の芸術家や団体にとって新たな可能性を広げ、国際的な舞台での活躍を支えることを期待します。

参考リンク: