2025年5月開始、サクソバンク証券がカバードコール戦略対象銘柄を米国株全銘柄に拡大
ベストカレンダー編集部
2025年6月4日 11:22
カバードコール銘柄拡大
開催日:5月1日
サクソバンク証券がカバードコール戦略の対象銘柄を拡大
サクソバンク証券株式会社は、2025年5月より、カバードコール戦略に対応するオプション取引の対象銘柄を拡大したことを発表しました。この新たな取り組みにより、米国株のうち、オプション取引が可能な銘柄すべてに対して、カバードコール戦略を活用した取引が可能となります。これにより、投資家はより多様な選択肢を手に入れることができ、戦略的な運用が期待されます。
カバードコールとは
カバードコールとは、すでに保有している株式に対してコールオプションを売るオプション取引戦略です。この戦略では、株式を保有しているため、オプションが行使された場合に株式を引き渡すリスクがカバーされています。これにより、オプションの売却によってプレミアムを得ることができます。サクソバンク証券は、お客様からの多くの要望を受け、カバードコール戦略の対象銘柄を拡大しました。
カバードコール戦略のメリット
- プレミアム収入の獲得: コールオプションの売りから得られるプレミアム収入が魅力です。
- リスクの限定: 保有している株式でコールオプションをカバーするため、損失リスクが限定されます。
- 追加証拠金不要: オプション取引を始めたい方にとって取り組みやすい点です。
これらのメリットにより、カバードコール戦略は多くの投資家にとって魅力的な選択肢となっています。
カバードコールの注意点とリスク管理
カバードコール戦略にはリスクも伴います。株価が大きく上昇した場合、オプション権利行使により、上昇分の利益を逃す可能性があります。また、株価が下落した場合、プレミアムで一部相殺できるものの、保有株の評価損が発生することがあります。しかし、適切な銘柄選定と満期管理によって、リスクを抑えることが可能です。
サクソバンク証券の新しいサービス
サクソバンク証券は、今年5月に新たなオンライン本人確認サービスを導入し、口座開設にかかる時間を大幅に短縮しました。現在では、FX取引等のお取引は、お申し込み受付後最短30分で開始できるようになっています。この迅速な対応は、投資家にとって非常に便利なサービスです。
さらに、今年4月には、TradingView上での先物取引を日本で初めて可能にするなど、業界をリードする取り組みを進めています。これにより、投資家はより多様な取引環境を享受できるようになりました。
サクソバンク証券の企業理念とビジョン
サクソバンク証券は、「日本で最も顧客志向の証券会社」を目指し、継続的なサービス拡充と機能強化を通じて、お客様一人ひとりの多様なニーズに応えるサービスを提供しています。代表取締役社長のJohan Gade氏は、サクソバンク証券が世界で最も早く誕生したフィンテック企業の一つとして、常に挑戦し続けていると述べています。
今回の取り組みは、多くのお客様からいただいたご意見を受けて実現したもので、オプション取引が可能なすべての米国株を対象にカバードコール戦略を活用できるようになりました。これにより、お客様がご自身の取引戦略を、これまで以上に柔軟に実行できる環境が整ったと考えています。
サクソバンク A/Sについて
サクソバンク A/Sは1992年に設立され、デンマーク・コペンハーゲンに本社を構えるオンライン銀行です。サクソバンクグループは、厳格な金融規制を遵守し、欧州や中近東、日本を含むアジアの15ヵ国の各当局監督下で、世界170ヵ国のお客様へ金融サービスを提供しています。2024年末時点では顧客資産総額が約8,530億デンマーク・クローネ(約18兆6,205億円)を突破しました。
サクソバンク証券株式会社について
サクソバンク証券株式会社は、2006年に設立され、サクソバンク(Saxo Bank A/S)の100%子会社であり、金融庁の認可を受けたオンライン証券会社です。150種類以上の通貨ペアを提供する外国為替証拠金(FX)、約8,500銘柄以上を取り扱うCFD、米国・欧州・中国をはじめとする11,000銘柄以上の外国株式を取り扱っています。
これらを競争力のある取引手数料で提供しており、特にCFD取引は手数料ゼロ、米国株は0.033〜0.088%という業界最低水準の手数料で取引可能です。
まとめ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| カバードコール戦略 | 保有株式に対してコールオプションを売る戦略 |
| メリット | プレミアム収入の獲得、リスクの限定、追加証拠金不要 |
| リスク | 株価の大幅上昇による利益損失、評価損の発生 |
| 新サービス | オンライン本人確認サービス、最短30分で口座開設 |
| 企業理念 | 顧客志向の証券会社を目指す |
サクソバンク証券は、カバードコール戦略の対象銘柄を拡大し、より多様な投資機会を提供することで、投資家のニーズに応えています。今後のサービス展開にも注目が集まります。
参考リンク: