2025年5月開催のCITE JAPANでミヨシ油脂のイオン液体が技術部門銀賞を受賞、化粧品開発に革新を
ベストカレンダー編集部
2025年6月4日 10:28
CITE JAPAN 2025銀賞受賞
開催日:5月14日

ミヨシ油脂株式会社がCITE JAPAN 2025アワードで銀賞を受賞
ミヨシ油脂株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長兼CEO:三木逸郎)は、2025年5月14日(水)から開催される第12回化粧品産業技術展CITE JAPAN 2025アワードの技術部門において、自社製品「イオン液体」が銀賞を受賞したことを発表しました。この受賞は、化粧品開発における浸透促進効果の向上に寄与することが期待されています。

「イオン液体」の特性と利点
「イオン液体」とは、化粧品原料として利用される革新的な素材です。この素材は、以下のようなユニークな特徴を持っています。
- 難溶解性有効成分の溶解性改善
- 有効成分の浸透性向上
- 熱ダメージから毛髪を保護
- 親水性・安全性・保湿性に優れる
- 不揮発性で長時間の保湿感を提供
これらの特性により、「イオン液体」は化粧品業界での応用が期待されており、特に難溶解性の成分を効果的に活用する技術として注目されています。

CITE JAPAN 2025アワードの概要
CITE JAPAN 2025アワードは、化粧品産業技術展において展示される原料、容器・包材、化粧道具、装置、機器、サービス、技術の中から、技術革新性、サスティナビリティ、ユーザビリティが優れたものを審査し、表彰するものです。審査委員会が「環境部門」と「技術部門」においてそれぞれ5社を選出し、その後来場者の投票によって受賞者が決定されます。
今回、ミヨシ油脂の「イオン液体」が技術部門で銀賞を受賞したことは、同社の技術革新が評価された結果であり、化粧品開発における新しい可能性を示唆しています。
アワード選考委員会のコメント
アワード選考委員会は、イオン性液体が電機電子分野で先行している一方で、化粧品への応用が期待されていることを指摘しています。特に、低融点溶融塩でありながら優れた特性を持つ「イオン液体」は、水や油に難溶性の有効成分の溶解性を高め、化粧品開発において有用な技術として注目されています。
ミヨシ油脂の今後の展望
ミヨシ油脂の執行役員油化本部長である秋山哲氏は、受賞に対する喜びを表明し、「イオン液体」は不揮発性であり、水や有機溶媒とは異なる特性を持つ「第3の液体」として、化粧品業界での広範な使用が期待されることを強調しました。今後、同社は研究を進めるとともに、多くの顧客に「イオン液体」を体験してもらい、新たな化粧品の実現に貢献する意向を示しています。
ミヨシ油脂株式会社の企業理念と製品情報
ミヨシ油脂株式会社は、「油脂の力」で暮らしを豊かにすることを企業理念として掲げています。様々な製品が世の中で販売されている中で、同社の製品はおいしさや使用感、機能性を高める役割を果たしています。顧客の心に満足を広げるものづくりを通じて、暮らしの隅々に幸せを届けることを目指しています。
また、同社は研究や商品開発に役立つ情報を発信するWebサイト「ミヨシ未来プラットフォーム」を展開しており、製品情報や技術情報を提供しています。商品開発に悩む方々にとって、有益な情報源となることでしょう。
まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
受賞名 | CITE JAPAN 2025アワード 技術部門 銀賞 |
受賞製品 | イオン液体 |
特徴 | 難溶解性有効成分の溶解性改善、浸透性向上、熱ダメージから毛髪を保護 |
企業理念 | 油脂の力で暮らしを豊かにする |
ミヨシ油脂株式会社の「イオン液体」の受賞は、化粧品業界における新たな技術革新を示すものであり、今後の化粧品開発における重要な要素となることが期待されています。企業としての取り組みや製品情報に関心がある方は、公式Webサイトを訪れてみると良いでしょう。