2025年6月3日開催 第2回日本みどりのゆび舞台芸術賞授賞式で7劇団を表彰
ベストカレンダー編集部
2025年6月4日 05:49
みどりのゆび授賞式
開催日:6月3日

第2回「日本みどりのゆび舞台芸術賞」の授賞式が開催されました
2025年6月3日、公益財団法人日本フィランソロピック財団は東京都内にて、第2回「日本みどりのゆび舞台芸術賞」の授賞式を開催しました。この授賞式には、受賞した劇団の関係者や家族、選考委員、財団関係者など約50名が出席し、受賞劇団の代表者へ賞状と目録が手渡されました。
受賞したのは、以下の7劇団です。
- HOPE賞
- 劇団野らぼう(長野県)
- ホエイ(東京都)
- 選考委員賞
- 弦巻楽団(北海道)
- あやめ⼗⼋番(東京都)
- コンプソンズ(東京都)
- PANCETTA(東京都)
- 理性的な変⼈たち(東京都)

授賞式の詳細と受賞者の声
授賞式では、岸本代表理事が冒頭挨拶を行い、「みどりのゆび」の名称がモーリス・ドリュオン作のフランス児童文学『みどりのゆび』に由来していることを説明しました。この賞が演劇界に貢献し、指で触れると花を咲かせるような存在になってほしいという意気込みを述べました。
続いて、受賞した各劇団には賞状と副賞として賞金の目録が贈られ、受賞の喜びや今後の抱負が語られました。受賞者の中には、次の大賞を目指す意欲や、演劇の持つ力についての感想が寄せられました。
具体的には、以下のようなメッセージがありました:
- 「地方に目を向けてくれて嬉しい」
- 「演劇の歴史や幅を伝えていきたい」
- 「無視されてきたと感じていたが、受賞で励まされた」
- 「演劇は戦争などを経験しなくても思いを馳せることができる優しい力を持つ」

選考委員からの激励の言葉
授賞式では、選考委員からも心のこもったお祝いと激励の講評が届けられました。劇団の皆さんのエネルギーに圧倒されたとの声や、演劇が持つ力を称賛する言葉が並びました。特に、「賞金はぜひ思う存分好きなことに投じてください」というメッセージが印象的でした。
また、演劇は争いや暴力と対極にあるものであるため、今後もその活動を続けてほしいとの願いも表明されました。選考委員長の吉原氏は、自身の演劇観についても触れ、感謝の言葉を述べるとともに、受賞者たちに今後の活動を継続してほしいと期待を寄せました。

受賞劇団の紹介
受賞した劇団の詳細は以下の通りです。各劇団の公式サイトもリンクしていますので、ぜひ訪れてみてください。
賞 | 劇団名 | 公式サイト |
---|---|---|
HOPE賞 | 劇団野らぼう | https://norabou.net/ |
HOPE賞 | ホエイ | https://whey-theater.tumblr.com/ |
選考委員賞 | 弦巻楽団 | https://tsurumaki-gakudan.com/ |
選考委員賞 | あやめ⼗⼋番 | https://ayame-no18.com/ |
選考委員賞 | コンプソンズ | https://www.compsons.net/ |
選考委員賞 | PANCETTA | https://www.pancettapancetta.com/ |
選考委員賞 | 理性的な変⼈たち | https://r.goope.jp/henzinzin/ |
「日本みどりのゆび舞台芸術賞」は、公益財団法人日本フィランソロピック財団が設立した賞で、国内で優れた演劇活動を行う劇団を表彰し、劇団の知名度向上と財政的な支援を目的としています。
この賞は、2023年から始まり、演劇の発展に寄与することを目指しています。詳細については、以下のリンクから確認できます。
公益財団法人日本フィランソロピック財団は、2020年に設立され、社会貢献事業への資金提供を目的としています。寄附を募り、それを基に助成や奨学金、顕彰などの事業を行っています。
寄附者の「おもい」を大切にし、未来への投資としてより豊かな社会の創造を目指しているこの財団の活動は、今後も注目されることでしょう。
参考リンク: