2025年5月27日開催、大阪・関西万博のパキスタンパビリオン交流ディナーで国際連携強化
ベストカレンダー編集部
2025年6月3日 15:06
パキスタン交流ディナー
開催日:5月27日

2025年大阪・関西万博におけるパキスタンパビリオンの重要なイベント
2025年5月27日、大阪・関西万博にて、パキスタン・イスラム共和国のジャム・カマル・カーン連邦商業大臣による交流ディナーが開催されました。このイベントは、貿易、投資、観光、文化外交を促進するための多国間交流を目的としており、各国の外交団、貿易代表、ビジネスリーダー、そして国際パビリオンの責任者が一堂に会しました。
ディナーには、サウジアラビア駐日大使、フランスのコミッショナー・ジェネラル、トルコやアゼルバイジャンなど25ヶ国以上のパビリオンディレクター、2025年日本国際博覧会協会の幹部職員が出席し、パキスタンが国際社会との経済・文化交流に積極的に取り組む姿を印象づける機会となりました。

多彩な参加者と文化の交流
この交流ディナーには、日本在住のパキスタン人コミュニティや学術関係者、著名な実業家、メディア関係者など、多彩な人々が参加しました。ジャム・カマル・カーン連邦商業大臣は挨拶の中で、パキスタンが持つ貿易の可能性や投資先としての魅力、そして多彩な文化遺産について語りました。
特に観光分野においては、風景や遺跡を紹介する臨場感ある映像を使い、観光地の美しさと多様性を伝えました。ディナーの席では、パキスタンを象徴するピンクソルトを用いた特製ギフトが振る舞われ、本格的なパキスタン料理を囲みながら、ゲストたちはその奥深い味わいやギフトを楽しんでいました。

宗教観光と文化交流の推進
さらに、ジャム・カマル・カーン連邦商業大臣は京都仏教会の事務総長であり、聖護院門跡第79世法主でもある高僧との会談を行いました。この会談では、宗教観光と異文化理解、そして日本とパキスタンのさらなる文化的な絆について意見を交わしました。
会談では、ガンダーラ文明に由来する仏教遺跡群など、パキスタンの精神文化と歴史遺産が紹介され、文化交流や巡礼の実現に向けた前向きな対話が行われました。高僧は深い関心と賛同を示し、自ら訪問団を率いてパキスタンを訪れる意志を表明しました。
- ガンダーラ遺跡への巡礼を呼びかける考えも示され、これらの交流は文化の架け橋となります。
- パキスタンパビリオンが目指すビジョンの確かな一歩となることが期待されます。

2025年大阪・関西万博の概要
2025年大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、各国や国際機関、個人が地球規模の課題に取り組み、その解決に向けた革新的なアイデアや技術を披露する世界的な博覧会です。この万博では、「いのちを守る」「いのちを支える」「いのちをつなぐ」という3つのサブテーマが設けられ、来場者に未来の社会の在り方を問いかけることを目的としています。
パキスタンパビリオンでは、「一粒の塩の中の宇宙(Universe in a Grain of Salt)」をテーマに、パキスタンが誇る豊かな文化遺産、創造性、そして哲学的な精神性を表現します。岩塩に着想を得た没入型の展示やインタラクティブな体験を通じて、訪れる人々に深い感動と気づきを提供し、国境を越えた対話と国際的な協力を促進することを目指しています。

パキスタン貿易開発庁(TDAP)の役割
パキスタン貿易開発庁(TDAP)は、同国の国際貿易の振興と強化を担う中核的な政府機関です。TDAPの使命は、パキスタンの輸出力を高め、国内企業を世界市場へとつなぐことにあります。
TDAPでは、市場調査、貿易促進、企業の能力強化、ビジネスマッチングの支援など、包括的なサービスを提供しています。企業が国際競争力を高め、経済成長と持続可能な発展につながるよう、ビジネスに適した環境づくりに力を注いでいます。

まとめ
イベント名 | 日付 | 主催者 | 目的 |
---|---|---|---|
交流ディナー | 2025年5月27日 | ジャム・カマル・カーン連邦商業大臣 | 貿易・投資・観光・文化外交の促進 |
万博テーマ | 2025年大阪・関西万博 | 各国、国際機関、個人 | 地球規模の課題への取り組み |
パビリオンテーマ | 未定 | パキスタン | 文化遺産、創造性、哲学的精神性の表現 |
このように、2025年大阪・関西万博におけるパキスタンパビリオンは、国際的な連携と文化交流を深める重要な役割を果たすことが期待されています。さまざまな国との交流を通じて、パキスタンの魅力を広め、国際社会との結びつきを強化していくことが求められるでしょう。
参考リンク: