2025年5月20日発表|InsureMOがマイクロソフトのAIサービス採用で保険業務を革新
ベストカレンダー編集部
2025年6月3日 13:12
InsureMOのAI連携発表
開催日:5月20日

保険業務の新たな形 – InsureMOとマイクロソフトの連携
2025年5月20日、保険業界向けのデジタルプラットフォーム「InsureMO(インシュアモ)」が、マイクロソフトの「Azure AI Foundry Agent Service」への技術採用を発表しました。この採用により、InsureMOは保険会社向けソリューションベンダーとして唯一の存在となります。AIチャットボットを活用することで、保険業務の効率化が図られることが期待されています。
この取り組みでは、ユーザーが自然な言葉でAIチャットボットに指示を出すことができ、生命保険や損害保険のサービス案内や請求処理を24時間365日、自動で行うことが可能になります。人間のオペレーターと同等以上の処理能力を持つAIエージェントが、保険業務を進化させるのです。
AIチャットエージェントの導入による業務効率化
InsureMOが提供するAPI群は、Azure AI FoundryのAIエージェントとワークフローに統合されることで、業務の自動化をさらに推進します。このシームレスな連携により、保険会社は業務効率化やデジタルトランスフォーメーションを加速させることができます。
具体的には、以下のような業務が自動化されることが期待されています:
- 保険商品の案内
- 請求処理
- 契約内容の確認
- 顧客からの問い合わせ対応
これにより、保険会社はより迅速かつ正確なサービスを提供できるようになります。
Azure AI Foundry Agent Serviceとは
マイクロソフトの「Azure AI Foundry Agent Service」は、業界特化型のAIワークフローを実現するための強力なエコシステムです。このサービスは、InsureMOのような業界トップクラスのツールと連携することで、複雑な業務プロセスをAIが柔軟にオーケストレーションできるようになります。
Foundry Agent Serviceは、以下のような特徴を持っています:
- 業界に特化したAI機能の提供
- 業務プロセスの自動化
- シームレスなシステム連携
- ユーザーインターフェースの向上
これらの機能により、保険業界のデジタルトランスフォーメーションが加速されることが期待されています。
InsureMOのビジョンと今後の展開
InsureMOの日本法人、河上社長は次のようにコメントしています。「保険に関する意思決定は、迅速で正確、かつ状況に即した情報に基づく必要があります。特に生命保険や損害保険の商品においては、その傾向が顕著です。今回、Azure AI Foundry Agent Service向けにアクションAPIを提供することで、保険におけるインテリジェンスをワークフローへ直接組み込むことが可能となりました。」
AIエージェントが複雑な業務を簡素化し、保険会社とその顧客双方に価値ある成果をもたらす未来に大きな期待が寄せられています。
InsureMOの企業概要
InsureMOは、シンガポール発の保険業界向けテクノロジープロバイダーで、2000年に創業されました。「保険を簡単に」をミッションに、グローバルにサービスを展開しています。モダンテクノロジーを通じて、保険業界の課題解決に取り組んでおり、約40の国・市場で500社を超える顧客基盤を築いています。また、国内金融機関でも20社以上に採用されています。
さらに、InsureMOはディープテクノロジーイノベーションを通じて、システムの柔軟性にボトルネックを抱える保険業界の課題解決に努めています。詳細については、InsureMOの公式ウェブサイトをご覧ください。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | InsureMO株式会社 |
所在地 | 東京都港区南青山2丁目2番15号 ウィン青山14階 |
代表者 | 代表取締役 河上 勝 |
設立年 | 2000年 |
顧客基盤 | 約500社(40の国・市場) |
国内金融機関の採用社数 | 20社以上 |
今回の発表を通じて、InsureMOが保険業界においてどのような変革をもたらすのか、今後の展開に注目が集まります。AIを活用した保険業務の進化は、業界全体に影響を与える可能性があるため、今後の動向が期待されます。