2025年8月開催の大阪・関西万博でマークテックがリチウムイオンバッテリー資源循環技術を展示
ベストカレンダー編集部
2025年6月3日 12:24
大阪・関西万博TEAM EXPO参加
開催期間:8月15日〜8月17日

大阪・関西万博TEAM EXPO2025への参加について
マークテック株式会社は、リチウムイオンバッテリーの回収・資源循環の確立とサステナブルリサイクルの実現を目指し、他の企業と共に大阪・関西万博のTEAM EXPO2025に参加することを発表しました。このプロジェクトは、2025年6月3日に発表され、5社が協力して進める取り組みです。
参加企業は、以下の5社です:
- マークテック株式会社
- リーテックリニューアブル エナジーソリューションズ株式会社
- KDDI株式会社
- 株式会社エマルションフローテクノロジーズ
- 株式会社商船三井
これらの企業は、2025年8月15日から17日までの3日間、大阪・関西万博のTEAM EXPOパビリオンで、リチウムイオンバッテリーの安全回収と輸送ケースのプロトタイプ、溶媒抽出技術、資源粒子分析装置などを展示します。また、8月15日には本プロジェクトに関する講演も予定されています。

本プロジェクトの概要
本プロジェクトは、ポータブルバッテリーやスマートフォン、IoTスマート家電、ドローン製品などの市場拡大に伴い、リチウムイオンバッテリーの需要が急激に増加することを背景としています。特に、自動車や二輪車の電動化が進む中で、廃棄されるリチウムイオンバッテリーの増加が予想されています。
リチウムイオンバッテリーは、長期間使用することで劣化し、破損や変形、発煙・発火などの危険があるため、適切な処理が求められます。また、これらのバッテリーには希少なレアメタルが含まれており、リサイクルの促進が重要です。プロジェクトに参加する5社は、以下の取り組みを通じてリサイクル材の利活用を支援し、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。

プロジェクトの具体的な取り組み
本プロジェクトでは、次のような一連の体制構築に取り組みます:
- バッテリーの処理方法の周知
- 回収するバッテリーの適切な輸送
- バッテリーの適切な処理(高純度ブラックマスの抽出・生成)
- ブラックマス内のレアメタルの抽出
- 抽出したブラックマスやレアメタルの成分・組成分析等を通じた検査体制の構築
これにより、リチウムイオンバッテリーのリサイクルを促進し、持続可能な社会の実現を目指します。
各社の役割分担
本プロジェクトに参加する各社は、それぞれ異なる役割を担っています。具体的な役割は以下の通りです:
企業名 | 役割 |
---|---|
KDDI | スマートフォンやドローンのバッテリーの回収 |
リーテック RES | セルの再資源化分析・高純度ブラックマスの抽出・生成 |
EFT | 溶媒抽出によるブラックマスからのレアメタルの分離抽出 |
マークテック | 材料の成分・組成分析や検査 |
商船三井 | バッテリーやリサイクル材の輸送 |
このように、各社がそれぞれの強みを生かしながら、リチウムイオンバッテリーのリサイクルに向けた取り組みを進めています。
本展示の詳細情報
本プロジェクトの展示は、2025年8月15日から17日までの3日間にわたり、TEAM EXPOパビリオンで行われます。展示内容は以下の通りです:
- 輸送ケースのプロトタイプ
- 資源粒子分析装置
- 精練されたリサイクル材料
- 精錬プラントモデル
また、2025年8月15日には、15:00から16:30までの間に、各社の取り組み発表およびパネルディスカッションが予定されています。詳細については、TEAM EXPO2025の公式ウェブサイトを参照することができます。
まとめ
マークテック株式会社をはじめとする5社の参加による「リチウムイオンバッテリーの回収・資源循環の確立とサステナブルリサイクルの実現」プロジェクトは、リチウムイオンバッテリーのリサイクル促進を目指す重要な取り組みです。各社が役割分担をしながら、持続可能な社会の実現に向けた具体的なアクションを展開しています。
以下に、本記事で紹介した内容を整理した表を示します。
項目 | 内容 |
---|---|
プロジェクト名 | リチウムイオンバッテリーの回収・資源循環の確立とサステナブルリサイクルの実現 |
参加企業 | マークテック、リーテック RES、KDDI、EFT、商船三井 |
展示期間 | 2025年8月15日~2025年8月17日 |
ステージ講演 | 2025年8月15日 15:00~16:30 |
展示内容 | 輸送ケースのプロトタイプ、資源粒子分析装置、精練されたリサイクル材料、精錬プラントモデル |
このように、リチウムイオンバッテリーのリサイクル促進に向けた取り組みは、今後の持続可能な社会の実現に向けた重要なステップとなるでしょう。
参考リンク: