2026年4月開始予定、FPパートナーが保険代理店向けシステム「hokan®」を導入し業務効率化へ
ベストカレンダー編集部
2025年6月2日 16:11
hokan導入決定
開催日:4月1日

「マネードクター」を運営する保険代理店FPパートナー、「hokan®」導入を決定
2025年6月2日、株式会社Hokanグループは、顧客本位の業務運営を深化させるため、保険代理店の株式会社FPパートナーがクラウド型保険代理店システム「hokan®」の導入を決定したことを発表しました。この取り組みは、2026年4月からの利用開始を目指しています。
FPパートナーは、ファイナンシャルプランナーの資格を持つ営業社員が個人および法人顧客に対して保険商品や金融商品を販売している大手保険代理店であり、「マネードクター」のブランド名で全国展開しています。契約管理や活動管理の体制を整備し、情報管理体制の強化を図るため、2023年から現行システムのリプレイスを検討していました。

「hokan®」導入の背景と目的
FPパートナーが「hokan®」を導入するに至った背景には、保険募集業務に関する情報を一元管理できること、業務の標準化や効率化を実現できる点があります。また、迅速なシステムアップデートや万全なサポート体制を通じて、最新の保険業法や保険会社向けの監督指針に即した運用体制を整備できることも重要な要素です。
導入により期待される具体的な効果は以下の通りです:
- 契約者情報や相談履歴の一元管理による募集プロセスの透明化
- 募集人の提案根拠をデータベース化することで、提案プロセスの定着
- 可視化された業務フローを全社で標準化し、顧客ニーズに対応
プロジェクトの進行と今後の展望
2026年4月の利用開始以降、両社は2027年8月に「hokan®」への完全移行を目指して、三段階に分けたプロジェクトを実施します。最初のステップでは、比較推奨や募集記録、高齢者対応、適合性原則対応、乗り換え契約対応など各業務において、システムを利用した業務の効率化と法令遵守の遂行を通じて、顧客本位の業務運営の質を向上させることを目指します。
このプロジェクトを通じて、以下の点を実現することが期待されています:
- 全営業社員がより顧客の意向に沿った商品提案を行えること
- 顧客との対応履歴を正確かつ網羅的に記録すること
- 業務運営の適切性を確保し、組織として継続的な業務統制を行うこと
次のステップでは営業フローのリプレイスが行われ、営業担当者が「hokan®」を効果的に活用できるよう実務面での支援と定着化を図ります。さらに、人事・労務管理システムである「hokan People」を活用した従業員管理の取り組みも並行して推進し、最終的には現行の独自開発した基幹システムから「hokan®」へのシステム移行を完了させる予定です。
株式会社FPパートナーと「マネードクター」について
株式会社FPパートナーは、無料のファイナンシャルプランナー(FP)相談サービス「マネードクター」を運営しています。このサービスでは、保険の見直しや資産形成、貯蓄方法、教育資金、住宅ローン、相続対策など、お金に関するさまざまな相談を、同社所属のFPが無料で何度でも承ることができます。
「マネードクター」は、お客様一人ひとりのライフプランに合わせて最適なアドバイスを提供し、全国47都道府県に拠点を展開して地域に寄り添ったサービスを実現しています。このサービスは、お客様の人生をより豊かにする“生涯のパートナー”としての役割を果たしています。
保険代理店向け顧客・契約管理サービス「hokan®」の概要
「hokan®」は、主に保険代理店を対象とする顧客・契約管理システムで、見込みから保全までの情報を一元管理し、情報の集計や分析までを可能にします。2018年のリリース以来、全国47都道府県の代理店・支店に導入されており、使いやすさ、カスタマイズの柔軟性、サポート力が特徴です。
このシステムは、生保・損保・企業内代理店、銀行系代理店など多様な代理店に利用されており、改正保険業法に伴い増加する事務処理を効率化することができます。
項目 | 内容 |
---|---|
導入企業 | 株式会社FPパートナー |
導入システム | 顧客・契約管理システム「hokan®」 |
導入目的 | 顧客本位の業務運営と管理体制の抜本的改革 |
利用開始予定 | 2026年4月 |
完全移行目標 | 2027年8月 |
このように、株式会社FPパートナーは「hokan®」の導入を通じて、業務の効率化と顧客満足度の向上を目指しています。今後の動向に注目が集まるところです。
参考リンク: