5月30日開始の海ごみゼロウィーク2025、コスプレ×スポGOMIで海洋ごみ削減を目指す全国清掃キャンペーン
ベストカレンダー編集部
2025年6月2日 16:07
海ごみゼロウィーク2025開始
開催期間:5月30日〜6月8日

全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク2025」がスタート
2025年5月31日、東京都有明で開催された「海ごみゼロウィークキックオフイベント 〜海をキレイに!スポGOMI in有明〜」は、一般社団法人 世界コスプレ文化普及協会の主催のもと、日本財団と環境省の協力により実施されました。このイベントは、全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク2025」の一環として行われ、コスプレイヤーや一般参加者が集まり、海洋ごみ問題の啓発と清掃活動を行いました。
「海ごみゼロウィーク」は、2019年から実施されている全国規模の清掃活動であり、海洋ごみ削減を目指しています。本年度は、5月30日「ごみゼロの日」、6月5日「環境の日」、6月8日「世界海洋デー」を含む期間に設定されています。

イベントの概要と活動内容
本イベントは、コスプレイヤーが参加するごみ拾い活動「コスプレde海ごみゼロ大作戦」と、時間内に拾ったごみの量と質を競う「スポGOMI」を組み合わせた新しい形の取り組みです。親子連れやファミリー層も楽しめるよう、子ども用のコスプレ衣装を無料で貸し出し、ヒーローやヒロインに変身してごみ拾いを楽しむ「キッズコスプレ体験コーナー」が設けられました。
イベントは以下の4部構成で行われました:
- 開会式
- スポGOMI
- 海ごみゼロクイズ大会
- 閉会式・表彰式、コスプレランウェイと創作歌舞伎公演
約380名が参加し、雨天にも関わらず、98.1kgのごみが集まりました。

参加者の声と主催者の挨拶
開会式では、参加団体や企業、コスプレイヤーが「UMIGOMI-ZERO宣言」を行い、海洋ごみ削減の意気込みを表明しました。また、青森、石川、愛知、島根、広島、鹿児島の6箇所と中継をつなぎ、全国的な盛り上がりを見せました。
主催者である日本財団の会長、笹川陽平氏は、海洋ごみ問題の重要性を訴え、「ごみを拾って、海を守ろう!」と呼びかけました。彼は、日本には多くの環境観光客が訪れる一方で、見えない場所に多くのごみが存在している現実を指摘し、10年間の取り組みの成果として2000万人以上の参加者がいることを強調しました。
環境省の環境副大臣、中田宏氏も登壇し、陸上のプラスチックが海に流れ込むメカニズムを説明。プラスチック資源循環法に基づく取り組みの重要性を強調し、参加者に協力を呼びかけました。

楽しい競技と学びの場
「スポGOMI」は、参加者がチームに分かれ、制限時間内にごみを拾い集め、ポイントを獲得する新感覚のごみ拾い競技です。競技後には計量とポイント集計が行われ、上位チームには豪華賞品が贈られました。
また、海ごみゼロクイズ大会では、参加者が楽しく海の環境問題について学ぶ機会が提供され、元SKE48の山内鈴蘭氏や歌舞伎役者の中村橋吾氏がゲストとして参加しました。クイズ大会では、海ごみの原因や影響、日常生活での対策が解説され、参加者の理解を深める場となりました。

閉会式と特別な体験
閉会式では、日本財団の海野常務理事が参加者の熱意とチームワークを称賛し、環境省の代表者からは環境保護への継続的な取り組みの重要性が語られました。表彰式では、スポGOMIの競技結果に基づき、ポイントが最も高かった上位チームが表彰され、ユニークな賞や特別賞も授与されました。
また、キッズコスプレ体験では、子どもたちが人気キャラクターに変身し、楽しみながらごみ拾いやステージランウェイに参加しました。コスプレランウェイでは、ゲストコスプレイヤーも登場し、イベントを盛り上げました。
ステージでは、歌舞伎役者の中村橋吾氏による創作歌舞伎が披露され、伝統芸能と海洋ごみ問題が融合したパフォーマンスが行われました。参加者は、環境への思いを新たにし、心に響く時間を過ごしました。

まとめ
「海ごみゼロウィーク2025」のキックオフイベントは、コスプレイヤーや一般参加者が一体となり、海洋ごみ問題に対する意識を高める素晴らしい機会となりました。イベントの詳細は以下の通りです:
イベント名 | 日時 | 会場 | 主催 |
---|---|---|---|
海ごみゼロウィークキックオフイベント 〜海をキレイに!スポGOMI in有明〜 | 2025年5月31日(土)10:00〜17:00 | 有明ガーデン(東京都江東区) | 日本財団、環境省 |
今後も全国各地で「海ごみゼロウィーク」の関連イベントが開催され、海洋ごみ問題への取り組みが広がっていくことでしょう。このような活動が、未来の海を守るための第一歩となることが期待されます。
参考リンク: