2025年6月5日開催 大阪・関西万博でAI協働開発のクラフトビール「人生醸造craft」展示発表

コエドブルワリーとNECが協働したAIクラフトビール「人生醸造craft」の紹介

2025年6月2日、株式会社協同商事 コエドブルワリー（以下、コエドブルワリー）と日本電気株式会社（以下、NEC）は、NECのAgentic AIとビール職人が協働開発した4種のAIクラフトビール「人生醸造craft」を発表しました。このビールは、2025年に開催される日本国際博覧会（以下、大阪・関西万博）のTEAM EXPOパビリオン内で、6月5日に紹介されます。

大阪・関西万博の公式プログラム「TEAM EXPO 2025」は、企業や教育機関、国・自治体、各種団体が参加し、未来社会を共に作り上げることを目指しています。TEAM EXPOパビリオンは、来場者とプログラム参加者が「対話」し、新たな「共創」を生み出す場として設計されています。

「人生醸造craft」の開発背景と目的

コエドブルワリーは、NECとともに「AIと職人の共創で開発したクラフトビールを通じてCraftedでSustainableな明るい食の未来を創る」というテーマで本プログラムにエントリーしました。経済産業省 関東経済産業局が共創パートナーとして参加しており、両社は世代間コミュニケーションを促進することを目的としています。

NECのAgentic AIとビール職人は、20～50代の各世代の特徴や価値観を分析し、それを味や香りで表現した4種類のクラフトビール「人生醸造craft」を開発しました。開発経緯やプロセスは、ステージ発表と展示を通じて紹介されます。

展示および発表の詳細

大阪・関西万博でのステージ発表と展示は以下の通りです。

• 開催日: 6月5日(木)
• ステージ発表: 16時00分～16時30分
  場所: TEAM EXPOパビリオンステージ (TE STAGE)
• 展示: 10：00～21：00
  場所: TEAM EXPOパビリオン 展示エリア(TE1)

「人生醸造craft」の商品概要

「人生醸造craft」は全4種類から成り、それぞれが異なる世代をテーマにしています。以下に商品概要を示します。

これらの商品はコエドブルワリーの公式オンラインストアで販売され、出荷は2025年6月5日より順次開始されます。

世代間コミュニケーションを促進する小説の制作

NECは「人生醸造craft」の開発目的である世代間コミュニケーションを促進するために、生成AI「cotomi」を活用して3本の小説を執筆しました。これにより、現代日本人の各世代のペルソナを生成し、物語を構成しています。

小説の概要は以下の通りです。

• 親子編: クラフトビールの夏 ～親子で奏でる夢の共鳴～
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• 会社編: 絆のビアガーデン ～夕日とクラフトビールが運ぶ世代の架け橋～
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• 人生醸造craft誕生編: Agentic AIと醸す職人の物語 ～世代を繋ぐクラフトビールへの挑戦～
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NECは、社員向けに試飲会を開催し、20代から50代の参加者にアンケートを実施しました。その結果、約9割の参加者が「人生醸造craftを飲んだ本試飲会では会話が弾んだ」と回答しており、世代間コミュニケーション促進の効果が確認されています。

今後の展望と両社の取り組み

コエドブルワリーとNECは、「人生醸造craft」を通じて各世代の相互理解を深めるきっかけを作り、世代間コミュニケーションをアシストすることを目指しています。NECはAgentic AIを様々な業種での商品開発業務に展開し、コエドブルワリーはAI技術を活用した多様な商品開発による価値創出を進めていきます。

NECは、DXに関してビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3軸で、戦略構想コンサルティングから実装に導くEnd to Endのサービスを提供しています。これにより、社会課題と顧客の経営課題を解決し、持続可能な未来を目指します。

コエドブルワリーは「Beer Beautiful」をコンセプトに、埼玉川越発のクラフトビールブランドとして、農業の魅力をビールを通じて発信し、自社農園での大麦栽培からの一貫生産を目指しています。品質やブランドデザインは世界的に評価され、30か国に輸出されています。

まとめ

コエドブルワリーとNECが共同開発した「人生醸造craft」は、世代間コミュニケーションを促進する新しい試みです。大阪・関西万博での展示や発表を通じて、多くの人々にこのビールの魅力を伝えることが期待されています。以下に、本記事で紹介した内容を表にまとめました。

このように、コエドブルワリーとNECの取り組みは、未来の食文化を形成する重要な一歩となるでしょう。