2025年6月2日発表 売れるネット広告社グループが4.15億円資金調達しM&A加速へ
ベストカレンダー編集部
2025年6月2日 11:51
資金調達完了と成長戦略
開催日:6月2日
売れるネット広告社グループ、資金調達を完了
売れるネット広告社グループ株式会社(以下、売れるネット広告社グループ)は、2025年6月2日に第10回新株予約権の全行使を完了し、1.25億円の資金調達を実現しました。この資金調達により、2025年4月に完了した第9回新株予約権による2.9億円と合わせて、累計で4.15億円の資金を確保しました。
さらに、2024年11月8日に開示された新株予約権に関しても、すべての行使が完了しています。この資金調達は、同社の成長戦略を加速する重要なステップとなります。
資金調達の狙いと意義
売れるネット広告社グループは、上場からわずか1年6か月で、以下のような多岐にわたる成長戦略を実行してきました。
- 6社のM&A
- 2社のグループ会社設立
- 4つの新規事業
- 2社への出資
- 4社との業務提携契約
今回の資金調達を機に、同社は“本気のM&Aフェーズ”に突入します。具体的には、以下のような戦略を掲げています。
1. 積極的なM&Aによるグループ拡大
売れるネット広告社グループは、毎年複数件のM&Aを実施し、3年以内(2027年7月末)に10社以上の子会社化を目指します。4.15億円の調達資金は、売上規模が同等またはやや小規模な成長企業を複数買収できる水準です。
また、株式交換や段階取得、成功報酬型スキームなどを柔軟に組み合わせることで、戦略的な連続買収を実行可能な体制が整いました。これにより、数十億円規模の売上増加が現実のものとなる見込みです。
2. 連結売上・利益の飛躍的成長
現在、同社と同等以上の売上規模を持つ複数企業との交渉が進行中であり、M&Aを実行することでグループ全体の連結売上・連結営業利益の大幅な増加が期待されています。特に、D2C事業のクラウド・AI・集客ノウハウをグループ各社に展開することで、収益改善のスピードを加速させることができます。
このように、単なる足し算ではなく“掛け算型”のM&A連結効果が見込まれる構造となっています。さらに、上場企業としての信用力を活用した資金調達オプションも広がり、成長のサイクルが加速することが期待されています。
3. 株主価値の最大化
グループ全体の売上・利益の拡大は、時価総額や株価の上昇に直結します。同社は、連続M&A、新規事業、D2C黒字化ノウハウという三位一体のモデルによって、持続可能かつ再現性のある成長曲線を描くことを目指しています。
また、事業ポートフォリオの多様化によりキャッシュフローが安定し、株主還元(配当)を戦略的に検討するフェーズへと進化していきます。今後は、企業価値の向上と東証プライム市場への上場を視野に、株主価値の最大化に全力で取り組む方針です。
Ureru100構想:売上100億円の目標
売れるネット広告社グループは、今後の成長戦略として以下の三つの要素を融合させ、売上高100億円を目指す「Ureru100構想」を掲げています。
- 既存D2C事業による利益の深堀り
- M&Aによる規模の加速
- 新規事業による未来市場の創出
この構想を実現することで、2028年までに売上高100億円を達成することを目指しています。
まとめ
売れるネット広告社グループは、今回の資金調達を通じて、M&Aや新規事業の展開を加速し、企業価値向上と株主価値の最大化を目指しています。以下に、今回のプレスリリースで述べられた重要なポイントをまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 資金調達額 | 4.15億円 |
| M&A目標 | 3年以内に10社以上の子会社化 |
| 成長戦略 | 連続M&A、新規事業、D2C事業の展開 |
| 目標売上高 | 2028年までに100億円 |
今後の展開に注目が集まる中、売れるネット広告社グループは、さらなる成長を目指して邁進していくことが期待されます。
参考リンク: