5月31日開催のレオピン杯2025でFCアウボラーダが7連覇、高橋良和選手がMVPに輝く
ベストカレンダー編集部
2025年6月1日 21:46
レオピン杯2025大会
開催期間:5月31日〜6月1日

アンプティサッカー「レオピン杯2025」開催報告
2025年6月1日、株式会社エスエスケイおよびhummel(ヒュンメル)がサプライヤーを務めるアンプティサッカーの全国大会「第十回レオピン杯Copa Amputee」が、大阪市の鶴見緑地球技場で開催されました。この大会は特別協賛として湧永製薬株式会社が支援し、記念すべき10回目の開催を迎えました。
大会では、FCアウボラーダが見事優勝を果たし、7連覇を達成しました。アンプティサッカーは、主に上肢または下肢に切断障がいのある選手たちがプレーするスポーツであり、障がい者サッカー連盟(JIFF)に所属する7競技の一つとして、共生社会の実現を目指しています。

大会の特徴とルール
「レオピン杯」は、障がい者スポーツの普及を目的としており、特に親子での参加を奨励しています。昨年に続いて、健常者が片足を上げてプレーするノンアンプティ選手も出場できる独自のルールが適用され、障がい者と健常者が共に楽しむことができる環境が整えられています。
湧永製薬の社長である湧永寛仁氏は、「ノンアンプティで出られることで親子でプレーしているのもこの大会のいいところだと思います。試合を見るだけでなく、話をしたり、食事をしたりしていると、健常者と障がい者という境をつくること自体どうなのか、と思いますし、普通に接すればいいのだということ、またそういうことが感じられるいい機会だとも思っています」と語り、アンプティサッカーの魅力を強調しました。

試合結果とMVPの受賞
大会の結果は以下の通りです:
順位 | チーム名 |
---|---|
1位 | FCアウボラーダ(7大会連続8度目のV) |
2位 | 関西セッチエストレーラス |
3位 | FC TS ONE 2025 |
特に注目されたのは、FCアウボラーダの高橋良和選手です。彼は大会MVPを受賞し、「今までずっと苦しんできて、やっとMVPをもらえました」と喜びを語りました。高橋選手はディフェンダーとしての役割を果たしながら、MVPを狙っていたことも明かし、「密かに狙っていました」とのことです。
さらに、高橋選手は家族と共にプレーすることを大切にしており、「息子は前回大会も出ていて、今回娘も出さしていただきました。自分がサッカー好きで、妻も子どもたちもそうで、家族みんなで共有することを大事にしているなかで、今回、子どもたちと出場できたことはうれしかったですね」と語りました。

今後の展望と国際大会への出場
6月末には、アンプティサッカー日本代表がポーランドで行われる国際大会に出場します。この大会には、2022年W杯優勝のトルコや5位のモロッコなど、強豪国が参加し、5ヶ国による総当たり戦が行われます。この大会は、11月の東アジア予選や来夏のコスタリカW杯に向けた強化の場となります。
高橋選手は、「強豪国ばかりのなかで厳しい試合が続くとは思いますが、メダルを狙ってチャレンジしていきたい」と抱負を語り、今後の活躍に期待が寄せられます。

大会情報とヒュンメルについて
「第十回レオピン杯Copa Amputee」の詳細は以下の通りです:
- 日時:2025年5月31日(土)12:30~、6月1日(日)10:00~
- 会場:花博記念公園 鶴見緑地球技場
- 住所:大阪府鶴見区浜1-1-37
- 最寄駅:地下鉄長堀鶴見緑地線「鶴見緑地」下車南へ徒歩5分
また、ヒュンメルはデンマークのスポーツブランドで、1923年に設立されました。世界で初めてスタッド付きスパイクを開発し、サッカーのプレー環境を大きく変えました。現在も「Change the World Through Sport」をビジョンに掲げ、独自のブランドストーリーを展開しています。

まとめ
「第十回レオピン杯Copa Amputee」は、FCアウボラーダが7連覇を達成し、高橋良和選手がMVPを受賞したことが大きな話題となりました。大会を通じて、障がい者と健常者が共に楽しむ環境が整えられ、サッカーを通じた共生社会の実現に向けた一歩が踏み出されました。
今後、日本代表はポーランドでの国際大会に出場し、さらなる成長と成功を目指します。大会の詳細やヒュンメルのブランドについては、公式ウェブサイトもご参照ください。
項目 | 詳細 |
---|---|
大会名 | 第十回レオピン杯Copa Amputee |
優勝チーム | FCアウボラーダ |
MVP | 高橋良和選手 |
開催日 | 2025年5月31日(土)、6月1日(日) |
開催場所 | 花博記念公園 鶴見緑地球技場 |
このように、アンプティサッカーは障がい者スポーツとしての可能性を広げ、参加者や観客に感動を与えるイベントとなっています。
参考リンク: