2025年5月29日開業「コンフォートホテル紀伊田辺」観光と防災を両立した新拠点
ベストカレンダー編集部
2025年5月30日 15:08
コンフォートホテル紀伊田辺開業
開催日:5月29日

「コンフォートホテル紀伊田辺」が開業
株式会社グリーンズは、2025年5月29日(木)に「コンフォートホテル紀伊田辺」を開業しました。和歌山県田辺市に位置するこのホテルは、観光と地域防災への貢献を同時に実現する新たな拠点として注目されています。
開業に先立ち、5月27日(火)には田辺市と「災害等の発生時における宿泊施設の提供等に関する協定」を締結しました。この協定により、災害時にはホテルが地域の安心を守る拠点となることが明確にされました。

紀伊田辺の観光拠点としての魅力
「コンフォートホテル紀伊田辺」は、観光地としての魅力が豊富です。世界遺産・熊野古道や白浜温泉、アドベンチャーワールドなど、和歌山南部の主要観光地へのアクセスが良好です。このため、平日はビジネス利用、週末は観光や訪日外国人のニーズに応えることができます。
館内には、セルフチェックイン・アウト機が3台設置されており、スムーズな受付が可能です。客室には訪日旅行者のニーズに応えるための備品が充実しており、例えば、通常のコンフォートブランドオリジナル枕「チョイスピロー」に加え、高めのタイプの枕も用意されています。これにより、ゲストは自分の好みに応じた快適な眠りを選ぶことができます。

地域の魅力を伝える工夫
全客室には、田辺市発祥の特産品である「紀州備長炭」を使用したアートパネルが設置され、地域の魅力を伝えています。また、客室のデザインも紀伊田辺の自然や風土を感じられるように工夫されており、ツインルームは梅の花が咲く「花霞」、ダブルルームは木漏れ日をテーマにした「木漏れ日」、クイーンルームは熊野の山並みを表現した「雲海」というコンセプトで構成されています。
さらに、各フロアには隣接した2つの客室が内扉でつながっているコネクティングルームが設けられており、ファミリーやグループでの宿泊にも対応しています。

充実した朝食メニュー
朝食には、地元食材を活かしたメニューが豊富に用意されており、すべて無料で提供されます。地産地消メニューとして、紀州産梅を使用した「冷やし梅うどん」や旬の果物を使ったスムージーなど、多彩な選択肢が用意されています。これにより、宿泊客は地域の味を楽しむことができます。

コミュニケーションを促進する工夫
1階の「Comfort Library Cafe」には、プロのブックディレクターが選書した旅や紀伊の文化に関する本が300冊以上並んでおり、宿泊者は滞在前後のひとときに利用することができます。このような空間は、旅をより充実させるためのサポートを提供します。
また、ロビーには「思い出カード」を設置したコミュニケーションボードがあり、宿泊者が旅の思い出やおすすめ情報を自由に記載できます。これにより、次のお客様がそのメッセージを参考に観光先を選ぶことができるなど、旅人同士の交流が生まれる仕掛けが整っています。
さらに、SDGsの観点から環境に配慮した取り組みとして、マイボトルに給水できるウォーターサーバーが設置されており、プラスチックごみの削減にも寄与しています。

災害時の地域支援の取り組み
5月27日に実施された災害協定の締結式では、田辺市役所にて真砂市長と株式会社グリーンズの代表取締役社長である村木が協定書に署名しました。この協定は、地震や風水害などの発生時またはその恐れがある場合に、市の要請に基づき「コンフォートホテル紀伊田辺」の客室を要配慮者の一時避難先として提供するものです。
ホテルは24時間・365日稼働しているため、迅速かつ柔軟な地域支援が可能となります。この取り組みは、グリーンズのサステナビリティ活動「コミュニティ支援」の一環であり、SDGsの目標11(住み続けられるまちづくりを)および目標17(パートナーシップで目標を達成しよう)の達成にも貢献します。

コンフォートホテル紀伊田辺の概要
「コンフォートホテル紀伊田辺」の基本情報は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 〒646-0031 和歌山県田辺市湊47-31 |
TEL | 0739-22-6111 |
FAX | 0739-22-6112 |
構造 | 地上6階建/客室数123室(全室禁煙) |
開業日 | 2025年5月29日(木) |
公式サイト | こちら |
株式会社グリーンズは、46ヵ国以上に7,500軒以上のホテルチェーンのグローバルブランドを擁する「チョイスブランド」と、60年以上のホテル運営の実績をもつ「オリジナルブランド」とのシナジーを活かし、中間料金帯のグローバルブランドのホテルチェーンで唯一全国展開に成功しています。
「地域社会への奉仕と貢献」を企業目的の一つとし、地域に密着した社会貢献活動や環境活動を通じて、企業の社会的責任を果たすことに努めています。今後もサステナビリティ推進活動を続けていく方針です。
参考リンク: