2025年5月、福岡発スタートアップ・ソコナラが九州経済産業局のMid KYUSHU共創サポーターズに登録し地域企業と人材の新たな出会いを創出

「偶然の出会いで地域企業と人材をつなぐ」

株式会社ソコナラは、福岡市に本社を置く企業であり、2025年5月に九州経済産業局の「Mid KYUSHU共創サポーターズ」に登録されました。これは、全国初の省庁横断型・地域中堅企業向け支援機関ネットワークであり、ソコナラは創業1年未満の企業として名を連ねることになりました。この登録は、地域企業経営層と転職希望者との“魂が響き合う出会い”を意図的に設計する中途採用支援サービスを展開するソコナラにとって、事業推進に向けた新たな一歩と位置づけられています。

ソコナラは、地域企業と個人をつなぐ先進的なモデルを提供し、多様な出会いや気づきの機会を創出することで、企業の成長と人材のより有意義なキャリア構築に貢献しています。特に、同社が提供する「ソコナラMEET」イベントでは、参加者が自己分析や仮想転職ワークを通じて、企業との深い共感・共鳴を促進することを目指しています。

ソコナラのサービス概要

ソコナラは、30〜40代のキャリア人材と地域の成長志向企業の経営層が、偶然の出会いから始まる対話を通じて双方の新たな気づきや転職マッチングを創出する中途採用支援のサブスクリプションサービスです。具体的なサービス内容は以下の通りです：

• ソコナラMEET：地域企業とキャリア人材の出会いの場を提供するイベントで、参加者は自己分析や仮想転職ワークを通じて、企業との共感を深める機会を得ます。
• ソコナラWEB：各企業経営層の想いや価値観、ソコナラMEETのイベントレポートを紹介するプラットフォームです。

このように、ソコナラは福岡県内を中心に多くの地域企業とキャリア人材の出会いの場を提供し、創業間もない中で多くの採用事例を生み出しています。一般的な人材紹介サービスとは異なり、ソコナラは過去の経験に基づくマッチングではなく、偶然の出会いと対話を通じて新たな職場との出会いを支援しています。

フロー状態による地域経済の高揚

九州経済産業局が発表した「個を活かす組織経営レポート」によれば、企業における成長・変革を担う人材の育成・活用には、個人がフロー状態で働ける環境の整備が重要であるとされています。ソコナラはこの考えを基に、偶然の出会いを起点に多くの人々がフロー状態を見出すことで、一人ひとりが人生を彩り、地域社会を織り成す未来を創造することを目指しています。

フロー状態とは、集中・没頭して自律的に取り組む状態を指し、これを実現することで、働く人々の能力が最大限に発揮される環境を整えることが重要です。ソコナラは、地域企業と人材の新しい関係性を構築するために、個の意欲を引き出す場づくりに取り組んでいます。

創業ストーリーとビジョン

ソコナラの代表取締役、三宅庸介氏は、福岡でのバンド活動を通じて人との出会いの中で自身が成長してきた経験を持ち、関西電力に約18年間在籍した後、2017年には国家資格キャリアコンサルタントを取得しました。彼は、技術営業職としての経験を経て、人や組織がどのように働きがいを感じられるかに関心を持つようになり、最終的には2014年7月にソコナラを創業しました。

彼のビジョンは「人・企業・地域の転機を創造する会社」であり、偶然の出会いを通じて多様な転機を創出することにあります。地域企業と個人が“魂が響き合う場”を作ることで、より有意義なキャリアを模索する人々を支援しています。

今後は、主に福岡県内での展開を進め、地域金融機関や自治体との連携による採用支援プログラム化、さらに政令指定都市を中心とした全国への展開を目指しています。

まとめ

株式会社ソコナラは、地域企業と人材をつなぐ新たなモデルを提供し、偶然の出会いを通じてフロー状態を生み出す職場との出会いを支援する中途採用支援サービスを展開しています。九州経済産業局の「Mid KYUSHU共創サポーターズ」に登録されたことは、同社にとって新たな事業推進の一歩となり、地域企業と個人の新しい関係性を築くことに貢献することを目指しています。

このように、ソコナラは地域企業と人材をつなぐ新しい形のサービスを提供し、地域経済の活性化に寄与することを目指しています。今後の展開にも注目が集まります。