2025年5月24日開催、ブロンプトンが大阪・関西万博で描く未来のコミュニティとモビリティ
ベストカレンダー編集部
2025年5月30日 11:48
ブロンプトン万博イベント
開催日:5月24日

Brompton、2025年大阪・関西万博「英国パビリオン」で特別なコミュニティイベントを開催
2025年5月24日(土)、ロンドン発の折りたたみ自転車ブランド「Brompton(ブロンプトン)」は、大阪・関西万博の英国パビリオンにて、どのブランドの自転車ユーザーでも参加できるユニークなコミュニティイベント「The Brompton Experience」を開催しました。このイベントは、都市の移動手段として自転車が果たす役割や、街と人をつなぐ新しいモビリティの形を模索することを目的としており、万博のテーマウィーク「未来のコミュニティとモビリティ」に基づいて実施されました。
ブロンプトンの歴史と実績を活かし、このテーマをどのように語るのかが大きな見どころとなりました。イベントには40名の参加者が集まり、雨に見舞われながらも自転車の魅力を再確認する機会となりました。

雨を忘れるライド:大阪の街を楽しむ
あいにくの天候にもかかわらず、参加者たちは大阪城公園を出発し、約20kmのスタンプラリー形式のライドを楽しみました。このライドでは、大阪の多彩な街並みを堪能し、淀川沿いのサイクリングコースを経由して夢洲の万博会場に無事到着しました。参加者たちの笑顔は、雨模様でも自転車を使って都市を楽しむ新しい方法に対する共感を深め、イベントを盛り上げました。
このようなコミュニティイベントは、自転車を通じて人々がつながる機会を提供するだけでなく、都市の魅力を再発見する場ともなりました。参加者たちは、共にライドを楽しむことで、より強い絆を築くことができたのです。

トークセッションで「未来のコミュニティとモビリティ」を考える
ライド後には、英国パビリオンでのトークセッションが行われ、「自転車の自由な移動が、都市と人のつながりをどう変えていくか?」というテーマでディスカッションが展開されました。ここでは、各登壇者が自転車の重要性や未来の都市生活における役割について熱く語りました。
キャロリン・デービッドソン氏(2025年大阪関西万博英国政府代表)は、参加者を労いながら、「あいにくの天気ですが、これはとてもロンドンらしい天気です」と笑いを誘い、会場の雰囲気を和ませました。彼女は、「自転車は新しい自由な移動手段を提供し、都市生活をより豊かにする可能性を持っている」と語り、自転車の未来に対する期待を示しました。

登壇者の意見と視点
トークセッションでは、他にも以下のような意見が交わされました。
- クリス・ウィリンガム(Brompton Chief Marketing Officer): 「Bromptonという自転車は、都市生活をより自由で幸せにするというビジョンを掲げ、人々の人生の可能性を広げる存在でありたい」と述べ、ブロンプトンがもたらす自由な移動の重要性を強調しました。
- 矢野大介(BROMPTON JAPAN Country Manager): 「今後のインフラ整備の一つの要素として自転車を意識することで、都市がより豊かになり、移動の自由度が広がる可能性がある」とし、自転車の重要性を都市計画に取り入れるべきだと強調しました。
- 落合友樹氏(Radio Rueda MC): 自動運転のシステムエンジニアとしてのバックグラウンドを活かし、「移動を楽しむ」ツールとしての自転車の魅力を推奨しました。
また、今日の「Brompton Urban Challenge」に集まった参加者たちを新しいコミュニティとし、その重要性についても言及しました。

特別展示:ブロンプトンの世界観を体感
トークセッション後には、ブロンプトンの世界観をより深く体感できる特別展示が行われ、2日間にわたり一般公開されました。展示されたモデルには、通常モデルのC Line、P Line、T Lineに加え、日本ではまだ発売されていないG Lineやアジア限定モデルも含まれていました。
また、ブロンプトンのブランド哲学やプロダクトの革新性を紹介する映像コンテンツも展開され、来場者にその魅力を深く伝える体験を提供しました。映像は以下の4つのテーマに沿って構成されました:
- 自転車以上の存在
- 革新を込めた設計
- Bromptonと日本
- アジアのBromptonコミュニティ
これらのテーマを通じて、ブロンプトンの魅力が多角的に伝えられました。

特別展示「Brompton × Liberty C Line」
会場では、「Brompton × Liberty C Line」の特別展示も行われ、ロンドンの名門リバティ社のクラシックなプリントと、Bromptonの機能美が見事に融合したモデルが登場しました。このコラボモデルは、ロンドンを象徴するふたつの存在、アーサー・リバティの芸術とアンドリュー・リッチーの技術が一つになった特別な一台です。
クラシックなLibertyファブリックと、Bromptonならではの折りたたみ設計が織りなすこのモデルは、ロンドンの精神と50年にわたる革新を体現しています。来場者は実車を間近で見ることができ、その魅力を体感する機会が提供されました。
さらに、会場のブースではQRコードから応募することで、抽選でこの特別モデルが当たるチャンスもありました。応募は2025年10月13日(月)まで可能で、当選者にはメールで連絡される予定です。

今後のイベントとBromptonの展望
今後も「Brompton Urban Challenge」や、Bromptonが主催するその他のイベントが予定されており、都市での自由な移動体験を提供し続ける予定です。また、Bromptonは日本国内での活動をさらに強化し、持続可能な都市とコミュニティを目指すモビリティの普及に貢献していきます。
最新のライドイベント情報については、以下のリンクから確認できます。

Bromptonについて
都市のために作られたBromptonの自転車は、世界47か国で販売され、生産台数の70%以上が輸出されています。年間9万台以上の自転車を生産しており、1975年に発明者アンドリュー・リッチーによって最初の自転車が製造されてから、2022年には100万台の生産を達成しています。
Bromptonの自転車は、都市に住み、都市で働き、都市で遊ぶ人に最適な自転車です。折りたたむとそのサイズは3分の1になり、どこへでも持ち運ぶことができます。また、製造段階で自動車1台よりも6.2トンも少ない二酸化炭素で製造され、自動車1台分のスペースに42台のBromptonの自転車を折りたたんで駐車することが可能です。
Bromptonの製品は、公式サイトや世界1500の認定販売店、各国のオンラインストアで購入可能です。
イベント名 | 日付 | 場所 | 内容 |
---|---|---|---|
The Brompton Experience | 2025年5月24日 | 大阪・関西万博 英国パビリオン | コミュニティイベント、ライド、トークセッション、特別展示 |
ポッドキャスト公開 | 2025年5月30日 | オンライン | イベントの様子を収録した特別編 |
応募締切 | 2025年10月13日 | オンライン | 特別モデルの抽選応募 |
このイベントを通じて、Bromptonが提案する自転車の新たな可能性と、都市生活における役割が浮き彫りになりました。自転車を通じたコミュニティの形成と、持続可能な未来に向けた取り組みが、今後の都市の発展に寄与することが期待されます。
参考リンク: